「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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真夏並みの暑さである。 炎天下を帰ってくる子どもたちはさぞ暑かろう。
ささ、帰ってくる時間に合わせて冷房をセットして 「ただいまー!すずしー!」という夢のようなお部屋に整えておいてあげよう!!
「ただいまー!わーすずしぃ〜!!いってきまーす!」
・・・冷房、意味なかった。ぴ。(←消した)
レーくんが地球博へ行ってきた。
夕方、おみやげを持ってやってきた。 モリゾーとキッコロのピンバッチ。
ところがモックン届いたばかりの「大人の科学」の「蒸気エンジン自動車」を組み立てるのに一生懸命で
「モックン、おみやげ!」と勢い込んで渡したレーくんに 「おう。」チラ。「ありがと。」
レーはモックンのそんなリアクションを期待してないのにー 抱きついてありがとー!と言われるのを期待してたのにー だってだってさんざん悩んで「ぼくとおそろいにしよ♪」ってお小遣いから買ったのにー
レーくん、袋からバッチを出すと 「ホラ。これ!」 モックン、手を休めず 「へぇ。バッチ。」
・・・かみあわないねぇ。きみたち。
でも長いつきあいでモックンが集中してるときに何を言ってもダメなのを知ってるレーくんは ミーやマルと適当に遊んで帰って行った。
机の上に転がったままのピンバッチを モックンの帽子に留めて 「これ明日かぶっていきなよ。」と見えるところにおく。 「えー、帽子暑いー。」と見ずに言うモックンに 「レーくんの買ってきてくれたバッチ、ここにつけたから。明日レーくんに見せてあげ。喜ぶから。」 「あー。」そゆことね。とモックンも気がついた。
こころあるおみやげにはこころあるあつかいを。
レーくんもきっとあさってには帽子につけてる。
マルがよく泣く。
なーんでもないことで すぐに 「うっ」と顔をゆがめて
「だって!ミーがっ!」とののしりながら きゅー と泣く。
「そんなコワイ声でボクのことゆわんとってよーーーっ!」 きゅー
「ここにおいてあったのに(食べかけのじゃがりこが)ないぃーーーーーっっ」 きゅー
きゅーきゅーたいそうやかましい。
なので最近みんなでマルがグズって泣き出すと 「きゅーきゅーいうてるでー。」 「きゅーきゅーいわしたらあかんていうてるやん!」 などと言うようになって
ついにはきゅーきゅーいってないときでも 「きゅーきゅ〜」と呼ぶようになってきました。
ついでにいうと ミーは「キーキー」です。
2週間に一度スイミングのあと帰り道に図書館へ行って 本を借りるのが習慣になっている。 ひとり10冊借りられるので 4人で40冊抱えて帰る。
いままでこどもたちは自分の好きな本を選んで借りていたのだけれど ここ3回ぐらい私が半分くらい本を選んでやっている。
自分の気に入った本を選べばいい、と思っていたのだが 本を選ぶ書架が決まってきてるなぁと気がついたのだ。 漫画風のイラストのはいったポプラ社のちいさな童話シリーズだとか いわゆる日本の作家の最近の少年少女向けミニ小説のようなものばかり。 読みやすいのだろうが、もっとほかに楽しい本があるのになぁ。
あ。 そうか。 薦めてやればいいんだ。私が。と気がついて選ぶことにした。
モックンはそうとう分厚くてむつかしい漢字があっても平気だが ミーはさらっと読みきれてなおかつ話が面白くてシンプルなものでないとダメだ。 マルは漢字にルビのふってあるものなら100ページ程度までは大丈夫。
モックンに先々週選んだ「ライオンボーイ」は面白かった。 その前に選んだ「怪盗ルパン」シリーズの復刻版にはすっかりはまり、 今日は自分で4、5、6巻を選んで抱えた。 ルパンの復刻版はお勧めだ。 昔々のルブランのルパン(南洋一郎:文)のワクワク感そのままで 古びた部分(表現とか外来語とか)が仕立て直されていてとても読みやすい。 SFやミステリーに興味が向いているので もうひとつぐいぐい引き込まれるような冒険小説モノがあればなぁ、と書架を巡る。 1ヶ月待ってるのに岩波少年少女文庫の「ナルニア国」シリーズは全然返ってきてない。 しょうがない。いくか。「ネシャンサーガ」。
ミーには「1年1組せんせいあのね」(鹿島和夫/灰谷健次郎)を選んだ。 この詩を書いたこどもたちとミーの視点は似ていると思う。 なにかミーは感じるかなぁ。
マルの本を選ぼうとしていたら もう10冊抱え終わっていたので今日はそれでよしとする。 おもしろそうな絵本借りてる。読ませてもらおうっと。
借りてきた本はリビングの「図書館で借りてきた本専用カゴ」に入れることになっている。 かごに入ってる本は自分が選んだ本でなくても自由に読んでよし、が、なんとなくルールなので、 夜、布団で転がりながら モックンと二人でミーに選んだ「1年1組せんせいあのね」を読んだ。
ふたりでかわるがわるに詩を読み上げながら ふふふふ、と笑って寝た。 これもおすすめ。
恒例の1年生保護者に 「学校給食を食べてもらおう!」企画。
子どもたちの給食を親が食べちゃうので この日子どもたちは弁当持ちである。 ヘンだ。
「子どもが自分たちで配膳して好き嫌い言わずにちゃんと食べてるの見る」 の会のほうがいいと思うんだけどなぁ・・・・。 モックン、ミー、マル、と3度目の給食をいただきながら なぜ母が食うのだろう。母が食う意味がなにかあるはずだ。とそればっかり考える。
給食にご理解を!ということらしいのだけれども 食べたあとの懇談会でも学校給食のねらいとかをうかがっても 「親が食べる」意味ってないように思った。
実は、マルのクラスにひとりおかあさんがお弁当を作ってやれない子がいた。
みんながお弁当の用意をする中で ひとりだけ様子がおかしいのに気がついて声をかけたら 「おなかすいてないからなんにもたべたくないからいいのっ」 「おべんとうはもってきてないし、おかあさんもこないっ」
う。 先生、気がついてない。
先生は教室に集まったお母さんたちの分の配膳をこどもたちにさせるのにいっぱいいっぱいである。
そんなことしとる場合かーーーーーっ 子どもを見たれ!子どもを!!(激怒)
結局その子はひきずられて体育館に給食を持って移動していった。
こどもたちはおかあさんたちに教室を明け渡して体育館でお弁当を食べる。 おかあさんたちは教室で給食を食べる。 こどもたちは給食を喜んで食べているのかはわからない。
なんのための試食なんだろう。
モックンが 「おかあちゃん、給食どうやった?おいしなかったやろ今日の。」 と気の毒そうに聞くから 「うん。」と正直に答えてしまった。
給食部の意図する結果にはまったくならなかった試食会かもしれないんですけど。どうよ?
体操服をきちんと分配。
110と120はマルに。 130と140はミーに。 150はモックンに。
110から150までフルセットだなぁ・・。 新しく買った体操服は縮んでないからか へたった体操服とサイズの大小がたいして変わらないものもある。 誘拐防止に、体操服に名前ゼッケンを縫い付けないきまりになったので たたんでおいてあるとどれが誰のかわからないまま着てしまいそうである。
むむ。目印つけるか。
お花の刺繍とかにしようかと悩んでだんごにした。 体操服の袖の2本ラインの間にフレンチノットでだんご。
モックンがだんごひとつ ミーがだんごふたつ マルがだんごみっつ。
ハーフパンツにも長ズボンにもみんな同じ印をつけた。 帰ってきた子どもたちは自分の印を確かめてタンスに自分の体操服をしまいこんだ。
ぽち とついた袖口の印は たったそれだけのことなのに明快に主を指す。 必要な人にしか意味のないさりげないマーキングというのはうれしくてたのしい。
メイがネズミのおみやげを持って帰ってきたことが とっても衝撃的だったらしく ミーが日記に書いていた。
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毛のもじゃもじゃしたネズミがねこにつかまえられてきました。 おかあちゃんはねこからのプレゼントだと言いました。 そのネズミは明日おとうちゃんにかわいそうなことに連れて行かれて放されるのです。 なぜならと言うとそのネズミはハツカネズミと言って家を食べるのです。 今日は一日だけケースに入れてそだてるのです。 チーズをあげたらモグモグと食べていました。 「さいこう。もっとちょーだーい。」と言っていたと思います。 私は一日だけネズミに 悟天 と名前をつけました。
かわいいねずみ。でも「ゆだんはきんもつ。」
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でもゆだんはきんもつ がブレイクの予感。
6月になるといよいよプールが始まるので スクール水着を買いに行く。
だって! 去年のがもう小さいんですよっ
しかも今年は去年と違って 男子用の水着に「ハーフパンツ」登場。 あのまた上の短いスクール水着とは別物じゃないですか。 どうするよモックン。 「150。」 無理して6年生まで今の水着に押し込んでおいてもらうわけにはいかないですかやはり。 ミーに新しいのを試着させ マルにはおさがりをまわすことにした。
体操服にしても水着にしても 学校でみんなおそろいで使うものって きちんと整えておいてやらないと なにかと不都合なものなのである。
破れを繕い 泥はねを地味にこすり洗い お下がりを着まわしているけれども 子どもは日に日にでかくなる。 汚れていなくても破れていなくても 「着てる姿格好がミョウチキリン」と思ったら 新しいのに買い換えてやらねば。それが成長と言うものだ。喜べ私。財布は見るな。
梅雨が来る。ああ今度は傘か。
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