「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2004年10月27日(水) |
いっぱしな、ちいさいひとたち |
教育研究会とかいう公開授業にモックンのクラスが当たった。 市内各校から授業見学に先生方がやってくるらしい。
先生のための公開かと思っていたのに、 校長先生が、「別に誰が来てもかまへんよ。見に行ったらええ。」と太っ腹発言。
そうなの? なら行ってみようw
教室に妹ふたりを連れて入ると 先生たちからの「フツーのヒトがキター」視線を浴びる。 あわわわわ。まあいいやww
今日は「情報処理」の授業だそうで、 この学年の一年間の総合学習のテーマになってるゴミ問題について、 調べてきたことを「壁新聞」にする授業だった。
パソコンを班に分かれて使う。 手書き記事の合間に貼りこむ写真をプリントアウトしたり、 最終処分場の記事だけはパソコンでコメントを作って プリントアウトして貼り付けたり、というようなことをやっていた。
ローマ字表をみながらぐずぐずキーボードを打つ子や、 新聞のレイアウトを割り振ってる子や、 手書き記事を油性マジックでなぞる子や、 たいそう ご立派なもんだった。
壁新聞、というか、私たちはチャート、と呼んでいたけれど、 高校生のころ文化祭っちゅうと 研究発表のチャートを何十枚もひーひーゆって油性マジックで手書きしていたのが懐かしい。 グラフも図もみんな手書きで失敗は許されなかったのにのにのに。
10歳の子どもたちが さくさくと「saisyuusyobunnjou」などとパソコンに打ち込み、 カラーのデータを貼り付け、 それなりのコメントを書いている。
ぼやぼやしてる大人はばびゅーんと置いてかれる世の中だなぁと、 目に見えて面白かった。
いもうとちゃんが赤ちゃんを連れてうちに来る日だ。 というだけで、マルたんたら保育園を休んでみました。
朝ごはんのときに「今日はレンちゃんが来るよ。」と言っておいたので、 モックンもミーも走って学校から帰ってきました。
ガラガラ振ったり、いないいないばーをしてあやす小学生。 自分のお気に入りの絵本を読んであげるのに一生懸命な保育園児。
「あぐー、うくー。」 と、声を出して座ったばかりの首を動かして、 モックンやミーを見上げてお話しするレンちゃん。
いいな。この図。
誰か私に、「生みたいだけ生んでヨシ」と おっしゃってはくれないものか。(笑
学校から帰ってきたモックン
ゲームパンツに着替えて トレシュ履いて サッカーボール持って 公園に練習しにでかけていった。
む。 がんばれ。
リーグ戦の第三節。 今日は現在トップの2チームと当たります。 正念場です。
この日に向けて毎日毎日練習をしてきた子がいます。 4年生13人みんなが同じレベルであれば 誰がベンチでもいいでしょうが 子どものちからには目に見えて差があります。
勝ちたい試合のときは 優れている子で戦うのが当たり前だと思っています。 たとえ我が子が3試合ともベンチでも。
今日もベンチに座り続けるモックンです。 試合は3試合目。 緊張の中前半を折り返しました。 このまま行けば引き分けに持ち込めるかもしれない。
と、そこでコーチが 「今日出てない者は?」 と、後半ごっそりメンバーを入れ替えてしまいました。 モックンも左後ろにつきます。
出すなよ。 こんな大事な勝負でヘタレに替えるシーンじゃないだろっ。
ゲームを見ながら泣けてきます。
勝ちたい気持ちで今日に臨んだキャプテンのショーちゃんの毎日のがんばりを知ってます。 パパに特訓されて泣きながらそれでもがんばった話をリュウちゃんから聞いています。 おかあさんにごほうびでつられながらリフティングを500回やり遂げたトモくん。 夏休み中、お兄ちゃんに混じって学校で朝練を続けたカイくん。
チームを引っ張っていく本気の男の子たちの中に混じって、 ゲームの流れに乗れない「できない子」は、 今、この試合には出るべきじゃない。
走れない、撃てない、止められないヘタレの我が子に、 できない子の分まで仕事が増えてもまだあきらめない本気の我が子に、 どの親たちの胸も詰まっていた。
それでもショーちゃんは、 モックンがアウトするとき 「サンキュー!モックン!」と送り出してくれた。 もうダメだった。泣いた。
試合が終わって、 負けたからじゃなくて 子どもたちがやりきれなくて泣いている。
モックン、わかってるか。 チームのみんなの気持ちが。 本気でできないんだったら、これ以上は続けることがみんなに迷惑だよ。
モックン、帰って荷物を置いてそのまま家に入らずに、一人で練習を始めた。
そうか。 やめたくないんだな。 なら、がんばれ。
それってな、「生きる力」なんだと思う。 自分の中にやる気を育てて、我慢や努力を重ねていく強さだと思う。 その上に、自分の力を発揮できて、達成感や充実感て広がっていくと思う。
逃げるな。がんばれ。
夕方になって おかーちゃんが不機嫌になってきた。 だってーつかれたんだものとってもー。
大体が、疲れたのって私が気を遣いすぎるからだった り、ちょっとした言葉に引っかかってガクリとうなだ れたり、うなだれてるのを気がつかれないようにして るからだったり、そもそも面倒なことがキライなのに 断れない性格だからなんでもかんでも頼まれて割に合 わない思いをしてぐったりしたり、結局自分のいたら なさなのだからしょうがないじゃん!と思いはするものの、
「きー!おのれとおのれとおのれが悪いんじゃあいっ!」 と悪態をついていたわけです。 具体的に今日ワタクシを傷つけたおのれたちを思い浮かべながら。
すると、 後部座席に並んで座っていた我が子たちが、
モックン「(自分を指差して)おのれと、」
ミー 「(自分を指差して)おのれと、」
マル 「(自分を指差して)おのれ!」
3人声を合わせて「が、わるいんじゃあ〜〜〜〜っ♪」
ちょうど3人ですが、 あなたたちじゃありませんてば。
モックン「オノレ1号!」
ミー 「オノレ2号!」
マル 「オノレ3号!!」
・・・・・わけわからんが、和んだ。
2004年10月22日(金) |
ひまつぶしに練習しとけ |
モックンはサッカークラブに入っているけれど いつも試合はベンチだったりする。
それは、「できない」からだ。
できないのにはいろいろ理由はあるけれど 一番は練習してないからだ。 もともとサッカー大好き!なわけでなく 大好きな友達に誘われて、 一緒に遊べる!てのが彼の動機だから しかたないっちゃあしかたないのかもしれないけども。 彼なりにがんばってるといえばがんばってるんだけども。
昨日、母は、 「ひまつぶしにサッカーやってる子」 って言われちゃいましたよ。
ひまつぶしにやってない子のお母さんから。
アホ言えっ 人生なんか、ALLひまつぶしじゃっ!
と、ココロのなかで思ってはおりましたが、 まぁ、モックンがもっとサッカーの練習してうまくなれば モックン本人ももっとサッカーが楽しめるだろうし、 母だってベンチに座る息子よりゲームで活躍する息子のほうが 応援のしがいがあるというものですから、
学校から帰ってきたモックンに 「ハイ、練習練習!」 とボールを持たせてうちの外に追い出してみました。
ひとりで練習って、できるのかなぁ。 おかーちゃんがなにか相手してやらんといかんのかなぁ。 と思いながら観察していると
ひとりでリフティングして、 壁にシュート練習して、 壁パスして走って、 またリフティングして、 そこそこやってる。
でも、そこそこ。
ボールの音がしない、と思ってのぞくと
あ、見つかった。
て、顔してあわてる息子の姿。
・・・・・・・・まだまだじゃのう・・・・。
4年生の遠足。 昨日の台風で一時間遅れで出発していった。
行き先が 「伊賀忍者屋敷」 マニアック!
そんなところにこづかいも持たせず、 なんにも買わせずに見るだけ見せて、 無事で帰ってこれるのか先生。
忍者刀 忍者手裏剣 忍者さすまた
そんなものが欲しいお年頃のみなさんを連れて!
恐ろしいなぁ。 おかあちゃん絶対引率していきたくないなぁ。
帰りのバスは うちのすぐ近くで停まって子どもたちを降ろす予定なので お迎えに行ってみたら わーっとバスから降りた たくさんの男の子たちが駆け寄ってきて 「また今度、一緒に行こう!!」 と言われた。
キャー。絶対イヤでーす。
台風なので小学生ふたりが早起きです。
「警報出てる?」 「警報はっ?」 「いつ出る!」 「もういい加減出てよ!」
6時半ごろやっと出ました。 おめでとう。
一日、お勉強免除。 やりたいほうだいさせてみた。
案外、はっちゃけないもんだなぁ。
想像力や創造力ってものが 薄いんじゃなかろうなぁ・・・と心配してみたり・・。
マルさんが 「おかあちゃん、保育園からお手紙あるよ!」 というので見てみたら、
「明日は台風なので休園にします。」 と早々とお休みのお知らせ。
うむ!そのとおりだっ! も、はやいとこ決めといてくれると あしたのお昼ご飯の段取りがスムーズだ!
って、そういうとこまでちゃんと考えて 早めの警報をお願いしたいよ気象庁さん。
2004年10月08日(金) |
ヤツラ・スタンダード |
また台風が来ている。
ショータパパの車に拾ってもらってモックンが帰ってきた。 車に乗せてもらったのにもかかわらず、びしょぬれだ。 寒かったろう、と、 あわてて肉まんをふかし始める。
ふかしあがったところに 「ただいまー!」 「ただいまー!」 とうちに「帰ってきた」のは ショータとリュウちゃんだ。
「わーい!肉まん!」とおやつを食べて、 みんなで二階に上がってアイトーイプレイで遊び始めた。 どだだだん!!がたがたがたたん!!と二階がゆれている。 今地震が来てもやつらには感じるまいて。
なぜか、「台風のときはモックンちで遊ぶ!」のがフツーになってるらしい。 体を動かして遊びたいお年頃で 引きこもらないタイプのメンバーなので ドタンバタンのできる家が台風時にはチョイスされるらしい。
暗くなってきて雨が強くなってきた。 もう台風用に全部のシャッターを閉めておこう。 ちょうどいい。 「おおーい、二階の人たち〜、たくさんいてちょうどいいから、みんなでシャッター全部閉めて〜!」 と声をかけると、 「おお!!」といっせいに窓際に走る音が聞こえ、 ガガガガガと電動のシャッターを閉める音が聞こえてきた。
・・・・静かになった。
静かな二階からひそひそ声とうふふ笑いが聞こえて、
お化け屋敷が始まった。
やると思ってたよ・・真っ暗だもんね。
6時になったので片付けさせようと二階に上がったら 「もう、今日は泊っていく!」 と、キラキラしながら言われたけど、 台風だからダメっと断っといた。
台風のときは 「モックンち泊る!」が、ヤツラ・スタンダードになったら困るから。
PTAで用事があって学校に行って、 そのまま子どもたちを拾って帰ってきた。 車の中で 「今日のおやつはなあに?」 と聞かれたので、 「朝からチーズケーキが食べたくて、帰ってから焼こうかなぁと思ってる。」 と言ったら、 ショータがバンザイ。
好きだもんなぁ。ショータ。チーズケーキ。
オーブンに入れて焼き始めた頃、 ショータから電話が入った。 「おばちゃん?ボク。」声がすねている。 モックンに代わると、モックンが、 「わかった。うん。じゃあさ、ちゃんととっとくから!な。」
どした。 「ソッコーで硬筆行ったあとに来ようと思ったら、 おかあさんが学校に用事あって一緒にいかなあかんからダメ!って言われたって。」
ほんで、ショータさんの分とっとくんですね? 「たっぷりとっておいてあげてください。」
気前のいい息子だ。
私の分が減るじゃないか・・。しょぼん。
たまたまヤツは機嫌が悪かった。
そこにモックンがやってきたので 機嫌悪く突っかかってきた。
モックンヤツとはつきあいが長いので 「またいつものことだ。」とはじめは受け流していたり、 適当に相手をしたりしていたが だんだんヤツが近くに来て手を出し始めた。
小さなこづきあいが 取っ組み合いになった。
取っ組み合いになってるのに気がついて 親が割って入って引き離したのだけれども。
ヤツの親は ヤツの腕をつかむと階段の下へ引きずっていって放り出した。 そしてさっさとそのままにして戻っていった。
え。そりゃあ、ないだろ。
とばっちりを受けて泣いてるヤツの妹をなだめ、 モックンの様子を見て ヤツの様子も見て だいじょうぶね?うんだいじょうぶ。のやり取りをしてから戻ったけれど、
そのあとがいただけなかった。
機嫌の直ったあと6人の子どもと へそを曲げたままのヤツを つないであげるきっかけを作ってやらねば、 ヤツがかわいそうである。
だから、 モックン自身や、その親の私や、一緒に遊んでた子の親が 仲直りのチャンスや、 話のできるチャンスをいくつも作ってるのに、 ヤツはまたヤツの親に追い立てられてその場を外れてしまった。
か、感じ悪ぅ〜〜〜〜〜。
そのままさようならも言わずに消えてしまった。
ヤツの家の前を通ったらいたので、 「だいじょうぶだった?なんだかわからないけど、ごめんね。」 とあいまいに親に声をかけたら、 「両方悪いって言ってるし、またしゃべると思うし、今日は遅いから。」 とだけ言われた。
うわ。 か、感じ悪ぅ〜〜〜。
子どものケンカだから「ほうっておけばいい」とは思うが、 親がそれではあかんでしょ。と思う。 「ほうっておく」て言うのは 「見守る」ていうことであって、 子どものいたらなさを親がさりげなくフォローしてなんぼでしょう。 親がいたらないぞと思う、こんなとき。
まだ時々、ヌヌネネヌヌネノ♪が口をついて出てきてしまうモックンに、
「モックン、それ、あんまし人前で歌っちゃダメだよ。」と言ったら、
「なんで?」と聞かれたので、
「だって、オタクだと思われるから。」と答えたら、
ワタクシのかわいい息子は、しゃきんと、胸を張って、
「オタクのなにが悪いっ!って言えばいい。」
と、おっしゃいました。
まだ10歳なのに・・・。
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