彼らの笑顔の行方は - 2003年10月25日(土) 今週はG album-24/7発売でプロモ強化週間らしく、雑誌各種にご登場のKinKiさん。TV雑誌はもちろんのこと、ポポロとWOはファンには必須アイテムだろう。 今月のポポロはというと。 相変わらずライター嬢(女性でしょうきっと)の文章がドリーム満載で素晴らしい。惚れた。冬コミの新刊ですか?と聞きたくなるぐらいのポエマーぶりに赤面しつつグラビアを見れば、つよしさんはヤサグレ髭面でニコリともしていない。 ……OK。 OKだよつよしさん。 最近の私はあの口髭にモエモエである。 (しかしこの撮影日は、隣で王子が笑っているショットでも笑顔の欠片もないってことは、よほど彼の不快指数が高かったのか。) WOのポイントはというと。 ボクサー仕様の二人のグラビアが良くって良くって。アイドル誌より良いかもWOったら。タイのキックボクサー並に高く華麗に足蹴りする王子と、凶悪上目遣いでパンチポーズのつよしさん(口髭アリ)が楽しそうで嬉しい。ポポロとは大違いで笑み溢れる彼。ただインタビュアー&CD批評が市川氏じゃなかったのが残念かも。誉めてるようで毒も吐く彼のタメ口インタビューには、他の雑誌にはないWO独自の面白さがあったのに。 G album-24/7はまだ1回しか聴けてないのだけど。 私は「Bonnie Butterfly」と「黒い朝白い夜」が好きである。「黒い朝白い夜」は、つよしさんのVoにどこかしら見隠れしているリスペクトアーティスト某氏の色が消え、若かりし頃の素直な歌い方に戻っていて感涙。自作ソロ曲では魂のロックを切々と歌いあげたり、なんつーか彼は性格的には不器用らしいけど(と御本人が言うてるし)ミュージシャンとしてはとても器用な人だと思う。そんでもって白馬の王子が実は(ボーカリストとしては)不器用だったりするんだろうなこれが。スタジオに隠ってちまちま音作りをする方が楽しいのね…王子…。オタクですあなた。 そうしていつものごとく、つよしさんと王子の模索する音楽はもう笑うしかないってぐらい違ってて。(苦笑) 俺の心の悲鳴を聴いてくれ〜なつよしさんの孤高の曲があれば、急にビックリ!ゴージャスに作り込まれてプログレっすか?(違う違う)な王子の曲があり、本当に盛沢山な年に一度の彼らの成長アルバム。 ステキだKinKI Kids。 こんなに方向性が違うのに同じユニットだなんて。あははは。 ぶっちゃけた話、二人組ユニットでここまで音楽の方向性が違ってきたならば----------- 解散してもおかしくない。(いたたっ) もしも如何ともしがたい音楽的相違が生じたら、二人しかいないのだから揉めたらもう止める人間がいやしない。解散への決断もスピーディ。フリッパーズギターとか19とか全く袂を分かってしまった二人組も存在するし。 しかし彼らはこの相違がKinKiらしいと言う。 (今は)解散する気もないらしい。 そのKinKiらしさを大事にしてずーっと二人で活動してねと願わずにはいられない。←ポエマー 彼らも24歳。 ジャニーズ所属アイドルという旨味を生かすも殺すも自分達次第だと分っているだろう。 売れてなんぼの商業ロックの荒波に立ち向かってくれ!な〜んてこともたいして望んじゃいない。(^:)オタクと芸術家が共存する他に類をみないアイドルユニット。絶対オイシイってば。 ... Oh!ファンタ〜スティポ! その3 - 2003年10月22日(水) 日本映画で‘そこはかとなくアチラの世界の香り漂う映画’というと、ワタクシ的こだわりとしては。 誰がなんといっても「ピンポン」である。 「ピンポン」イチオシ。ありがとうクドカン。こんなスバラシイ脚本を書いてくれて。 先日「陰陽師2」を観てきたのだけども。 ストーリーは見事にエンターティメント映画で面白かったが…………色んな意味で微妙だった。(安倍清明様の女舞シーンがもっとも微妙だったかも…。←殴殺) アチラの世界は‘秘すれば花’なのだ。 秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず。 私ったら、あからさまにお耽美好きの婦女子狙いなシーンには、あまり食指が動かないらしい。てへ。 とは言うものの、去年の某仮面ライダーの、日曜朝8時にそぐわない弁護士と秘書とのホンモノ臭にはハマリまくってもう大変!!(><)という状態だったのだから人間勝手なものである。(爆) 先生好き好き大好きな髭面大男と余命幾ばくもないイケメンライダー(弁護士先生)………。その純愛の終りには(いや愛じゃないから)には泣いたっす。一生忘れないっす。オタクですんません。私は妹に「結婚祝いに何が欲しい?」と聞かれて「龍騎のDVDボックスv(マジ)」と答え彼女を呆れさせた姉です。 欲しいな…龍騎のDVD…。 話変わって、今日はG album-24/7の発売日。限定盤しか置いてなかったので1枚だけ購入。 通常盤はどうしようかな…。 そう言えばこのアイドル二人組も、そこはかとなく漂うアチラの世界というよりは、ジャニーズ屈指のホンモノ感漂う二人組。←おいっ たぶん私は。 ‘秘すれば花’でないのなら、中途半端に仄めかすよりも、他人なんてお構い無し!すべてを振り切りパラダイスな世界まで突き抜けたラブが好きなのだと思う。 ... Oh!ファンタ〜スティポ! その2 - 2003年10月09日(木) その1で挙げた3作品の映画の詳しい内容は、気になる方はネットで検索して頂くことにして。 「マイ・プライベート・アイダホ」は、発作的に睡眠に陥る病い持ちの青年と市長の息子なのだけども家出中の青年のロードムービー。 「マイ・ビューティフル・ランドレット」は、ロンドンの人種問題や失業問題を絡めつつ、パンク青年とパキスタン青年がコインランドリーを経営していくストーリー。 「バーディ」は、鳥が好きで繊細な心を持つバーディとその友人アルとの友情話。時はベトナム戦争の頃。兵役を終えアルが戻ると、病院には戦場の過酷さに耐え切れず精神を壊し自分を鳥だと思い込んで鳥になってしまったバーディがいて……。反戦映画かも。 ってなことで。 いつか二人揃って映画に出演してくれないかしら!!というのが夢なのだけども、つよしさんがソロ出演だったらジョニ−・デップ路線を希望する。 先週のテレビジョンの「正直しんどい(ゲスト眞鍋かおり)」のスポット記事を見て、つよしさんってジョニ−・デップに似てる…と再確認。口ヒゲ効果で今は特に似ている。 つよしさん本人も「シザーハンズ」(監督ティム・バートン:ジョニ−・デップ出演)が好きvって言ってるぐらいだし、どこかでティム・バートンの目にとまらないかしらと私は本気で願っている。(爆)ジョニー好き好きティム・バートン監督なら、つよしさんの強烈な目ビーム&複雑な精神構造もお気に召すんじゃないかと践んでいるのだ。←おいっ 新作映画に日本人役が必要な為、日本の俳優を物色中のある日の製作スタジオ 「監督。このJAPANの映画雑誌を見てくださいよ!彼、ジョニ−・デップに似てませんか?」 「はははは。(乾いた笑い)あ〜んなアジアのちっぽけな国にジョニ−がいるワケないじゃないか〜」 「でもよく似てますよ」と雑誌をさしだすスタッフA 「はっ!!!(に、似ている……)き、君、この彼とコンタクトを取ってくれ!」 ってなことが、「ファンタスティポ」が満員御礼の大ヒット映画になって、雑誌にざくざく載ったら実現するかもしれないじゃないの!…夢見過ぎですねアナタ。 (でも「猿の惑星パート2」とかには出してもらわなくてもいいです…監督……。) ティム・バートン&ジョニー・デップのコンビといえば、私の中では「シザーハンズ」の次に「スリーピー・ホロウ」だ。 事件が起こるとすぐに気絶する色白モヤシ男でかなり小心者な主人公。自分より年下の少女に守られている程気弱な男だけど、ジョニ−・デップだから許す!というキュートさ満載。 こんな役をやって欲しいな………つよしさん。 (ロマン・ポランスキーの)「ナインスゲート」のジョニ−もなかなかオススメ。(……エロちっく方面で) そう言えば現在のつよしさんのブームは「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジョニ−なのだろうか。アイラインに凝ってるし。 では王子には? というと。 あのオカケン様も演じた舞台「蜘蛛女のキス」をやってくれないかなーと、お耽美好きとしては思っている。(照) ... Oh!ファンタ〜スティポ! その1 - 2003年10月07日(火) つよしさんとTOKIOの太一にいさんが、映画「ファンタスティポ」(藪内省吾監督)でダブル主演することになった。『ファンキーでスタイリッシュな映像で綴るシュールでおばかな、ちょっぴり切ないファンタスティックコメディー』だとか。 ファンタスティポか。 そのタイトルを聞いた瞬間。 ファンタを一口飲み満面の笑みで「ファンタ〜スティポ!」とカメラ目線になるつよしさんと太一にいさんが頭に浮んだ。もちろんビーチで水着。青空も欠かせない。 若いお嬢さん達はご存知ないかもしれないが、その昔(コカ・コーラ社製造)ファンタのCMでは、ファンタ片手に「ファンタ〜スティック!」と微笑むのがお決まりのポーズだったのだ……。 なんて、今どきダンディ坂野も言わないアメリカンジョークから始まってみたおさかなの日記。日記サイト(ってゆーか毎日書いてないし)としては出遅れ感満載の「ファンタスティポ」ネタなんだけども。 ヒゲ面も結構らぶです私。 なんかこうイイ感じのホンモノ臭が。(どーゆーホンモノだよ)あのかんばせに、乳首丸見え透け透けTシャツ&ぴったり革ボトム&ピアスだったら、どう転んでもアチラの世界(どこだよ)の住人にしか見えない…。 サブカル世代のオバチャンとしては‘スタイリッシュな映像’というアオリに割と弱い。期待大で待ってます藪内監督。 ピチピチに若かった頃(遠い目)観た映画でいちばんナニガナンダカ〜(ミミセン風)奇妙だったのホドロフスキー監督の「ホーリーマウンテン」かも。「エル・トポ」も強烈。 カルトムービーなんて言葉が飛び交っていた80年代。 流行りの175Rを聴いても「これってジュンスカ?(その昔ジュン・スカイ・ウォーカーズというバンドがいて175Rとかなり似てるんですねこれが)」とトンチキな事を口走ってしまうぐらい私は80年代を知っている。←大バカ 「地球に落ちてきた男」と「時計仕掛けのオレンジ」が映画館では同時上映だったり。「ロッキーホラーショー」が上映されると、シーンに合わせて観客も皆、傘をさしたりコートを被ったりするのがお約束だったり。眠りへの誘いとしか思えないタルコフスキー映画をくじけず観ようとがんばってみたり。……若かった。(もっと遠い目) で、デレク・ジャーマン監督。 少女期に森茉莉、ヘッセ、萩尾望都を知ってしまい、アチラの世界に往ってしまった婦女子にはタマラナイ映像美ワールド。 今でも一見の価値ありお若いお嬢さんもぜひトライ。 ブライアン・イーノ音楽&リンゼイ・ケンプ振付「セバスチャン」は超有名。「カラヴァッジオ」「テンペスト」あたりはメジャー映画だからレンタルショップにも並んでいるかも。「エンジェリク・カンヴァセーション」「ザ・ガーデン」あたりは素晴らしい映像美と静かな音楽に誘われて、惑星ソラリス(←タルコフスキーの)並に心地よい眠りに引き込まれるので(おいっ)気合い充分で挑んで観るようにオススメ。 ……いつかKinKiもそこはかとなくアチラの世界の香り漂う映画に出演してくれないだろうか。 ダニエル・ディ・ルイスがパンク青年役だった「マイ・ビューティフル・ランドレット」とか。←かなり好き ガス・ヴァン・サント監督の「マイ・プライベート・アイダホ」とか。←マトリックス男キアヌ・リーブスと夭逝したリバー・フェニックス出演 「バーディ」とか。 (かなり偏っている選択で申し訳ないっす。) つづく ...
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