私は失うことの痛みを知らない
大切な人たちを亡くしたこともないし 運命を受け入れて死に立ち向かう人々の強さも知らない
かけがえのない人を永遠に失う怖さ それはニュースの中 映画のワンシーン ブラウン管の向こう側 シンクロして泣くことはあってもそれは私自身のものじゃない この涙は私の痛みじゃない
だから 私にはきっとわからない 本当の喪失感というものが
それは絶望だろうか 出口の見えない虚無だろうか
痛みがわからない 失う怖さを私は知らない
それは・・・人として未熟な証だろうか
遠い日に大切な大切な人を亡くしたあの人が 穏やかに微笑む 強さと風化した寂しさをたたえた瞳で
いつかかけがえのない人を失ったとき 私もあなたのようにまっすぐに生きていけるだろうか
それとも痛みに耐えかねて今よりももっと弱くなってしまうのだろうか
あなたを永遠に失うなんて 考えただけで 心がひどく軋むのに。
ああ、ほら
君に言おうと思った言葉を さっきの角のところに落としてきてしまったよ。
はっぴいばあすでぃ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・それだけ言いたかったの。
中学の時大好きだったCDを久しぶりに聴いてみたら 気付くと一緒になって腹の底から歌ってる自分がいて 昔と同じ気持ちに戻る自分に苦笑したり楽しくなったり
昔からの友達は「変わらないね」って笑うけど 自分に都合良く受け取るクセもそういえば変わってないかも
大げさに言えばあの頃すでに私の「核」はできてたんだろうって思うけど そんなに大仰に言うものでもない気もするから、やっぱり言わないでおく
「恋をすれば変わるよ」って言う人も多いね 今の私はまだ半信半疑より「疑」が強いかな
誰かといることで優しくなったり綺麗になったり 確かにそういうことはあるんだろうけど
スタート地点はいつだって自分で 陽光の中で育つ花のように 芽は最初からあるんだろうって思う 誰の中にも
とりあえず二人じゃなきゃ解らない問題は今はまだ保留にしておくよ 今の私は 一人で出来ることを楽しみながら頑張っている
いつか出会うあなたも今この瞬間幸せでありますように
|