なべて世はこともなし 日記アーカイブ(インデックス)へ|前日の日記はこちら|翌日の日記はこちら |アイルランド真実紀行へ
なぜかアイルランドに高校留学で来ている友人の知り合いにあたる女の子と道で立ち話をする機会がありました。この時私はコーンフレークを二つかかえてまして、それがこの会話のポイントになります。以下、二人の会話。
こんばんは。日記をひとつ書いたのですが、あまりの毒の強さにボツ。今日も軽く「写真一発勝負」で軽く流したいと思います。 世界でもあまり類を見ない(と思う)枝切りバス! このバス、二階の屋根がありません。と言っても観光客用のオープンデッカーバスなのではなく、なんとまあ、道路にはみ出た木の枝を切る枝切りバスなのです。 どう使うかというと、実に単純明快。このバスの前部はフツーの当然二階だてバスの高さがあるわけで。ゆえに、このバスの二階に乗って邪魔だなあと感じる木の枝をぱちぱち切ってしまえば、あーら不思議、二階だてバスが通過するのに困らないぴったしの高さの部分の木の枝が切られてしまうという。しかも、切った枝はそのまま二階部分にのっけて持って帰れるという誰が考えたかは知りませんけど、これはなかなかのアイディアだと思います。 …それにしては、私の乗ってるバスはいつも木の枝にぶつかる…とかいう冷静なツッコミは勘弁してあげてください。
某所で見つけた「迷彩色の郵便ポスト」 気づかねえよ。これ。植え込みと完全に一体化してる...。 ...このポストの存在に気がついたのは、実は地元民(と思われる人)がポストに投函していたからなのでした。考えてみると、赤いポストって目立って正解だと思います。 ...今日の更新これだけかいって...はい。これだけです。今、書こうかどうか悩んだネタがあったのですが、ビミョーな話なのでゆっくり書きたいので翌日以降に延期。では。
ダブリン郊外の空港をちょっとすぎたところにあるSwordsという町にThe Pavilionsというショッピングセンターがあります。このショッピングセンター、あまり有名ではないけど私の大のお気に入り。 よく分からん写真ですが、とっても無機質なエレベーター内の写真。 それがどーしたという方、この写真にズームイン。 こ、これは、数ヶ月前に日本で話題をさらったシンドラーのリフト!最近は、瞬間湯沸器にその座を奪われたものの、一時はニュースに出ない日はなかったシンドラーのリフト、今まで気がつかなかったけど、アイルランドにも進出してるんだ。 ちょっと気になったのでベルトコンベアも確認してみました。 これもまた、シンドラー社製!そして、新設されたエスカレーターも当然シンドラー社製。 かくして、SwordsのショッピングセンターThe Pavilionsは、シンドラーのリフトにベルトコンベア、エスカレーターというスリリングな体験をお届けします。おヒマな方は是非どうぞ。(ちなみに、未だにトラブルは起きていないようです…聞き及ぶ限りでは)。
会社での同僚との会話。 …というわけで、予約してしまいました。今回が人生初です。くされRyanairに1セントとか5ユーロとかじゃないまともな運賃を払うのは。 ただねえ、この路線、その昔くされRyanairがトイレにスッチーさんを閉じ込めて離陸したという伝説の路線なんですよね。ふ、不安だ。 さらに不安が募ることに、最初の同僚との会話の続き。 同僚:「もしかして、RyanairでGironaに飛ぶの?」 私:「そう。よくわかったね」 同僚:「ボク、Gironaの近所の出身なんだよね。だからよくRyanairを使うんだけど、このヒコーキ、遅れなかった試しがないよ。この前なんか2時間遅れたし」 Ryanairの夕方から夜にかけてのヒコーキ。各空港での折り返し時間を25分とか最低の最低に設定しているもんだから、早いうちのヒコーキが遅れたら、その遅れがそのままあとのヒコーキに影響するという罠。この罠にダブリン=Girona便は見事にはまるらしいのだ。…ふ、不安だ。ちゅうか、あの会社、何を基準にして、「定時運行率ナンバーワン」を僭称してるんだ? で、2泊3日という短い日程とさらには上に書いた通りくされRyanairは必ず遅れ、ひいては終バスに乗り遅れるという理由から、空港からの足を確保すべく、Quickparkという民間の駐車場を予約しようとすると、 オンライン予約はただいまダウンしてます。 …ってさ、あんたらのオンライン予約は今年の6月からずっとダウンしてるやんけ。「場所が空いてたら開いてます」って人をナメとんのか。こうしてさらに不安は募る。 さらにダメ押し。今バルセロナのホテルを探しているのだが、なぜか土曜日はことごとく満室。空いているのは、ユースのドミトリーとぼったくりホテルのみ。 「英語を話します」というホテルのサイト。Englishという単語すら綴れないこのホテル、絶対に英語を話さない思う(と、誤字脱字王Snigelが語る)。 そして、ちょっとこれ見てくださいよ。某ラストミニッツのウェブサイトをコピーしてきたんだけど、通常価格よりも高いラストミニッツって何よ?(左から通常価格。中央9/1、右は9/2の値段。通常価格がいちばん高いはずなのに...) さらに、私も年々再々時々刻々とトシをとってきまして、もはやユースホステルになど泊まりたくありません。その昔は「ユースのドミトリーこそ人との出会いのある場所だ!」なんてほざいてましたが、今じゃ自分用のバスルームがついた部屋じゃないと嫌です。 前途多難なバルセロナ行き、さてさてどーなりますやら。続く。 蛇足:題名は、某Fawlty Towerというコメディからパクったのですが...誰も気がつかんよね。
どこの国もそうなのかもしれませんが、交通に携わる警官は感じが悪いと思いませんか。アイルランドもそうです。もとい、ことアイルランドは態度が必要以上に悪いと思います。 で、渋滞のケツからならんで僅か数分で、事故現場が見えてきました。ちなみに、赤い柵は中央分離帯設置工事のためのもの。何を血迷ったか、ただでさえ狭いDorset Streetに中央分離帯を設けて、狭い道をさらに狭くしようというのだから恐れ入ります。 それから1分後に事故現場に到着。 すでに事故車両はレッカー車に積載済み。 ええっ! レッカー到着から数分で事故車両は撤去完了。 …そうですか。白バイ警官もいちおうちゃんと仕事をしているのね…ということを認めざるをえない朝でした。ちなみに、会社には5分チコクをしましたが、誰も気がついてませんでした(こらこら)。
ドイツ人ってのは質実剛健…ってイメージが私にはあります。おしゃれに関して言えば、どっか泥臭くて垢抜けないイメージがあります。 テレビのお天気おじさんの図。 ぱっと見私が今から何を言おうとしてるかわかりますか?見てくださいよ。このオッサンのピンクの半袖シャツ。しかも品のないいやーなピンク色です。そこに輪をかけてグレーのネクタイ。この色使いは服飾評論家のピーコを召喚せずとも打ち首ものです。 で、そこにダメ押しをするのがジーンズ。ちょいと、良く見てよ、このオッサン、ジーンズ履きでネクタイしてるよ。ある意味すごいね、日本のクールビズもここまで行けば本物だ。ネクタイさえしてりゃ、下はジャージでも短パンでもいいってね。 …こんなどうしようもない格好でテレビのお天気おじさんができるんだから、ドイツの一般ピープルが垢抜けないのもわかる気がする。 ちなみに。アイルランドでもたまに見るんですよね。ジーンズにネクタイ姿。ネクタイをすりゃあいいってもんじゃないっちゅううの。
みなさんこんばんは。40ユーロ(5,800円!)払って髪を切ったのに、誰も気づいてくれなくてひとりで恨み言日記を書いているSnigelです。 Bank of Idiotのクレジットカードと同じくらいアホタレです。Ticketmasterは。これ、見る人が見たら、中にコンサートチケットが入ってると思いますよ。でね、一部のアパート(私が前に住んでた家はそうでした)なんかは玄関を共用していて、郵便物は玄関先にまとめて放り投げられているのです。つまり、このあからさまにコンサートのチケットだとわかる郵便物は、玄関先に放り投げられているわけ。 盗まれるなってほうが無理があるよ。 無事に着いたのでいいですが、いい加減もここまで来ると言葉を失います。 Bank of Idiotといえば、私のクレジットカードの一枚が今月末に有効期限が切れますが、未だに新しいカードが着いてません。そこで、Bank of Idiotに電話しました。 係:「大丈夫よ。8月の最終週に送るから。31日までに着かなかったら電話ちょうだい」 …あのー、それじゃあ間に合わないんですけど。 ああ、十年一日のごとく進歩のないこのいい加減王国。私はこんなアイルランドが大好きです(←ボーヨミ)。
8/16は吉祥寺でみねまいコンサートです。東京近郊の方は是非どうぞ。 ダブリン市内に2ちゃんねらが店長の本屋さんをハケーンしますた。 …意味がわからんという方、値札に注目。それでもわからん方はスルーの方向で。それにわからないということは健全ということです。さらに、「なんてくだらない本を読んでいるんだ」というツッコミはなしの方向で。 以下、あまりにつまらないのでボツにしたのですが、せっかく書いたのを消すのもしゃくなので残しておきます。暇で死にそうな方のみ文字を反転させてお読み下さい。それ以外の方はスルーを強く推奨。 ちなみに(急に真顔になるのですが)、私は2ちゃんの言葉遊びは好きですが、顔の見えないコミュニケーションというのは気味が悪いですし、ありていに言って嫌いです。つい数日前だって、どっかのボクサーの試合が八百長だったとか騒ぎになっていたようで。怖いのは、ひとりひとりの顔が見えないのにそれでいて霧のようにつかみ所のない意見の総意ができているという怖さ。 以下、かなーり「しったか」をして書きます。間違いを突っ込まれそうで怖いのですが、ルサンチマンという言葉をご存知でしょうか。…私もつい最近知りましたが、「被支配者あるいは弱者が、支配者や強者への憎悪やねたみを内心にため込んでいること」だそうです(参考サイト)。 で、ひとりひとりは非力なはずなのに、2ちゃんねるという場所を与えられて、そこでのひとつひとつの非力な発言が、数百だとか数千だとか集まることで、ルサンチマンが何時の間にか力を持ってしまうという。2ちゃんがなければ権力者でもボクサーでもなんでもいいけど文句を言う機会を与えられなかったのに、2ちゃんという場所で文句を言うと、その文句が集まると信じられないような力になるという。ただ、それでもひとりひとりの力は未だに非力で、かつ、顔が見えないというのは気味が悪く、怖いです。かくして、私は2ちゃんが嫌いですし、当然書き込みなどもしないわけですが。 ただ、泡沫のように消えるであろう、2ちゃん用語って好きですね。思わず笑えるものとか、感じがこもっているのとかがあって。ただし、日記には使いませんよ。数年後に読み返したら赤面もので削除!ってことになりそうなので。卒業文集に書いた奴いませんでした?当時の流行語を書いて、今見たら大笑い…ってやつ。 …というわけで、すいませんでした。反転させてまで読む価値のない文章でした。
8/16は吉祥寺でみねまいコンサートです。東京近郊の方は是非どうぞ。 39.1ユーロ。日本円にして5,500円。 昨日は土曜日。かなり嫌々街に飲みに行きました。ほとんど強制参加。 もうトシですね。土曜の夜に街になど行きたくない。混んでるわ。うるわいわ。金は使うわロクなことがない。酒は家でホムペの更新でもしながらちびちび飲むのがいちばんです。安上がりだし、自分のベッドまで直線距離で1メートル。眠くなったらそのまま倒れ込めばいい。 午後9時に街に着いた私。向かったのは最近ダブリン中に出てきた「おしゃれ系」とでも言おうか伝統的なアイリッシュパブからは似ても似つかないようなモダンな感じのパブ。古き良きアイリッシュパブを愛する人は絶対に近寄りたくもないようなパブ。でも、これが受けているらしく、ダブリンの多くのパブが改装や、支配人の交代を機にこういうパブに変わりつつある。 半地下のそのパブは、私の全く知らない音楽がドアの外まで大音量で流れてきて、入口には喫煙者数名としかめっ面をしたセキュリティ。もうパブに入る前から嫌になっている私。 大体私はこのセキュリティの連中が大嫌い。これ、10年ほど前に数ヶ月語学留学していたときのトラウマ。やはりセキュリティは年の若いガイジンの集団というのを快く思わないらしく、「年が若いから(このパブは23歳以上じゃないとダメ)」をはじめとして果ては「靴下が白だから」までのありとあらゆる理由でグループの中の数人が入店を拒否されて、結局行き場所がなくなるという事態がしょっちゅうありまして。 あれから10年。いつからだろう私は年齢を聞かれることがなくなり、入店を拒否されることも全くなくなった(考えてみると、それはそれで悲しいことのような気もするけど)。だけど、まさにトラウマ、未だにセキュリティの横を通るときに、何か難癖をつけられるのではないかとどきどきするのだ。 かくして、セキュリティを通り抜けようとすると誰かが私の名前を呼ぶ。みると、私の友人たちは外におかれたテーブルで飲んでいる。確かに8月ですよ。だけどアイルランドの8月は秋。午後9時にもなると外は肌寒い。そんな中、外で飲んでるあんたらは何よ? で、面識のない私の友人の友人が自分の飲み物を買うついでに私のビールを買ってくれる。で、私の二杯目も別の友人が買ってくれる。こうなると、3杯目は私の番。というわけで、総勢7名の飲み物を買いました。それが一番上に書いた39.1ユーロという金額になるわけです。 私が飲んだのは、瓶ビール3杯。18ユーロ程度。なのに払った金額は40ユーロ。なんだか損した気分です。だいたいこのアイルランド的な買い方は好きじゃない。だって、自分が飲む間に他はその2倍とか3倍とかのスピードで飲んで、結局飲むペースの遅い私は今日のように結局損をすることになるのだ。だからといって、「私は自分のを買うよ」って言うのもあまりいい感じではないので結局こうせざるを得ないわけで。 さらに。悲しいかな日本人のご多分に漏れず私は酒に弱い。3杯も飲んだ日にゃ酔います。酔って楽しけりゃいいんだけど私の場合、寝てしまう。要は面白くないのだ。そんなわけで、上に書いた通り、「飲むのは自宅がいちばん」だと思うわけ。 午前1時、ナイトリンク(深夜バス)で帰宅。 私は数週間前にナイトリンクを使ったときに大ボケをかましてしまった。やはり4杯だかを飲んでバスに乗ったら、そう、見事に眠ってしまった。はっと気がつくと、そこは自分のバス停をはるかに過ぎ、もう終点に近いという森の中。慌ててバスを降りる。 以前、東北線で東京都心に通勤していた友人が面白いことを言っていたのを思い出す。 「もし東北線の最終電車で寝過ごしたら、慌てて降りちゃ駄目だよ。それこそ何にもない駅で降りたりしたら帰りの電車はない、泊まるところもなくて冬なんて凍死しかねないよ。そういう時は慌てず大きな駅まで行ってビジネスホテルででも健康センターででも泊まった方がいい」 凍死はちょっと大げさだなあとは思うものの、確かになにもない駅で降りたら大変なことになりそうな気がする。 …などと言いつつ、寝過ごしてしまい慌ててバスから降りた私。降りて気がついた。 そこは何もない森の中の墓地の前。 不気味でしたよ。夜の墓地。で、そこでタクシーを捕まえようとしても、どのタクシーも誰も乗っていないくせに回送のフリをしたり、ひどいのになると、今まで空車だったくせに私を見たとたんにルーフサインの電灯を消す(アイルランドでは天井のランプが点いていたら空車)。だからタクシーなんて嫌いなんだ!と思うが、タクシーの運転手の気持ちが分からんでもない。深夜に何もない墓地の前からガイジンがタクシーに乗ろうとしたらそりゃ不気味だわ。不気味じゃなくても不自然で怪しい。 20分後、5台くらいのタクシーがダンゴ状態になってやって来て、そのうちの1台が止まった。話してみると、なんだか人のことは言えないが英語がヘタ。聞けば、ロシア人らしい。 運転手:「オレはロシアのマフィアとつながりがあるんだぜ」 私:「オレは、日本のヤクザとつながりがあるけど、何か?」 私とヤクザのつながり。私の友人の実家の隣りの家にヤクザの事務所があった。無論行ったことなどない。…全然つながりじゃないやんけ。 このロシアンマフィア、50キロ制限の道をいくら夜だからとはいえ100キロ近い猛スピードで突っ走る。あっという間に自宅着。気がつくと街を出てからすでに1時間以上が経っている。しかも、街からタクシーに乗ったほうが安かったというオチつき。 そんなアホな経験をほんの数週間前にしていたので私はがらがらのバスの中だったけど、寝ないように立ったままバスに乗ってました。おかげで寝過ごしたりはしなかったものの、やっぱり楽しくなかったです。寒かったしね。
時系列的にはワイマール旅行記その3になるんですが、内容的には旅行記じゃないのでタイトル変えました。
何だかんだで結果オーライでハノーバーに到着した翌朝、私はMausi(久々の登場ですが、私の物好きな彼女の名前(仮名)らしい)とワイマールに向けて出発。 B&Bの窓からの風景。 おおっ、ワイマールの町が一望できるよ。 かくして、歩いて15分ほどの距離にあるワイマールの町へ。 以下、写真にてワイマールの町を紹介。いちいち書くのがかったるいので詳しく知りたい人はどっか別のページを当たってくれ(いいのか、そんなことで)。ちなみに、カーソルをあてると説明らしきものが出てきます。 ワイマール観光のキーワードのゲーテさんとシラーさん。劇場前にあるゲーテさんとシラーさんの銅像。二人の身長はかなり違ったのになぜか銅像では同じ身長になったというのは、旧DDRの秘密らしい(ウソ)。 追記:数名の読者さんから「DDRって何?」と聞かれました。Deutsche Demokratische Republik-英語で書けばGerman Democratic Republic、つまり、旧東ドイツのことです。ドイツ人と会話してると「でーでーあー」という感じでフツーに出てくるのでついと使ってしまいました。失礼しました。 観光地ならどこにでもいる馬。ダブリンにもいたりしますが。ちなみに、糞はどっかと違ってちゃんと処分されています。道に落ちていたりしません。 彼女が強く勧めるので買ったのは「ワイマールカード」。72時間有効で10ユーロで、市内の公共交通機関が無料になり、市内の美術館が割引または無料になるという代物…なのだが、究極に使えない。確かに市内の美術館は割引になった…1割ほど。5ユーロの入場券が50セント割引になるって勢いだと、10ユーロの元を取るのはいつのことか。無料になる美術館は交通の便がとことん不便な場所にあるという罠。 かくして、少しでも元を取ろうとたったバス停4つの場所にあるB&Bまでバス利用。 おおっ、各バス停に(該当バス停通過予定時刻の)時刻表があるよ。おおっ、バスが時刻表どおりに来たよ。 …と、あまりに当たり前のことに感動している自分が情けない。ただし、終バスは午後8時台と冗談としか思えませんでしたが。 続く。
ドイツに行ってきました。例の「時間半分・運賃倍」のルフトハンザ利用のフランクフルト経由ハノーバー行き。今回はネタをいろいろ拾ってきましたので、数回に分けてご報告させていただきます。 今まで2種類はいっていたサンドイッチの中身が1種類になりました。 呆れましたね。レタス一枚をけちってどーなるのかとも思うのですが、今回のサンドイッチはパストラミだけ! 反面、この平日のフライトはがらがら、すかすか。私も3人分の席を独占していい感じ。スッチーさんもおヒマなのか、ドリンクのおかわりまで持って来てくれまして、調子こいてスパークリングワインを3杯飲んで私はいい加減ほろ酔いぎみ。ちなみに、ダブリン空港のパブででもすでに1パイント飲んでいたことは秘密です。 そんなわけで、遅れながらもさすが(私にとっては)大枚をはたいたフライトはいい感じで着陸体勢に。スッチーさんが乗換え案内をはじめる。 「21時45分発ミュンヘン行きLH986便ご予約の方は、翌朝6時35分発LH960便に再予約、21時55分発ハンブルグ行きLH032便ご予約の方は、翌朝6時55分発LH002便に予約変更…」 こんな感じでほとんど永遠に終わらないんじゃないかと思われるアナウンスが続きまして、22時発までのすべての乗換え便は再予約された模様。ただし、22時5分発の私の乗るハノーバー行きはアナウンスなし。つまり、乗換えができると思っていいらしい。 うん、このままいけば、21時40分には着陸。着く場所にもよるけど、歩く距離が短ければ十分間に合う。最悪荷物は間に合わないかもしれないけど、荷物なんか知ったことじゃないわい。あとで送ってもらえばいい。 で、21時40分、ヒコーキは40分遅れで着陸。ところがヒコーキは、なぜかあさっての方向にタキシングをはじめまして、どこへ行くかと思いきや、ヒコーキはボーディングブリッジのほうへは行かず、沖どめ。 で、再び機内アナウンス。 「22時5分発、ハノーバー行きLH1012便ご利用の方は、翌朝7時55分発のLH1000便に…」 だ、脱力。乗り遅れたんですかい。 で、ヒコーキは空港のはしっこに停止。バス輸送。 ありえねー。なんで今日に限ってバス輸送なのよ? まだ、走れば間に合うんじゃないかと淡い期待を寄せてバスに乗った私が連れて行かれたのはエリアBのバス停。ハノーバー行きは、長い地下道を経由したエリアA発。時刻は21時45分。フツーに歩けば20分は余裕でかかる距離。状況は絶望的。 入国審査官は幸か不幸か私のパスポートの表紙を見ただけでチェックなし(今までこんないい加減な体験をドイツでしたことがない)。保安検査では5分ロス。で、できれば乗換えのヒコーキに間に合いたい私はとりあえず走ることに。 地下道までのエレベーターを待つ時間すら惜しく、階段を駆け降りる。 で、地下道はこーんな感じでほとんど反対側の終わりが見えないほど長い。 ちなみに、ごくごく一部のマニアな読者さんは、「どっかで読んだ覚えのある話だなあ」とお思いかと思います。はい2001年暮れにロンドンヒースローでほとんど同じ体験をしてます。歴史は繰り返すのか。 このピンボケ写真、ひでかすに「感じが出ている」と言われたのでごみ箱から再利用。 日ごろの運動不足はもちろんのこと、いい加減体中にアルコールが回っている私、かなり気持ち悪くなったがそれでも走る。よほど血相を変えていたのか、地下道からターミナルへ上がるエレベーターでは降りた人が30メートルは離れたところを走る私のためにドアを押さえて待っていてくれた(感謝)。 で、記録的な速さで息を切らせてハノーバー行きのいつもの搭乗口に着いたのは22時ちょうど(今書いてて思い出したけど、搭乗口の番号も確認せずに走ってきた。何せ、いつも同じバスでの搭乗口なんだもん)。なんと、未だに搭乗中。数人の人が搭乗口に並んでいる。 さて。問題は私の予約。もし、明日の朝の便に再予約されたのなら、このヒコーキの搭乗券は無効になっている可能性がある。疑いつつわざと係のいない自動の改札口に搭乗券を突っ込んでみると問題なし。そのままバスに乗る。 バスの中で一息ついて気がついた。 まじ気持ち悪い。吐きそう。 ヒコーキの中でコーラを2杯飲んで落ち着きましたが、かなり吐きそうでした。 教訓:酒を飲んで走るのは良くない。 ネタ的には乗り遅れた方が面白かったのでしょうが、間に合ってしまいました。絶対荷物は間に合わないと思っていたのに、荷物もしっかりハノーバーの空港の到着口に出てきました。さすがというか何というか。 ちなみに。すべての写真は帰りに撮りました。写真を撮ってる余裕なんてあるもんかい!
ステキな色使いのHarristownにお住まいのAndrew君の作品でした。220というマイナーなバスを使うところが素敵です。 では、お次(流すんかい!)。Ballymunにお住まいの(こら、そこ、何笑ってる)11歳のNiamhちゃんの作品です。皆様、涙を拭うためのハンカチのご用意をお忘れなく。例により、Snigelによるかなりいい加減なホホホ訳がついてます。 It's your Bus みんなのバス。 Dublin bus was really clean. ダブリンバスは本当にきれいだった。 The drivers they were never mean. 運転手さんたちは決して意地悪じゃなかった。 People rode right into town, laughing, smiling all around. みんな、笑いながら、ほほ笑みながら街まで乗っていた。 But now the smiles have started failing. でもその笑みは消えそうになっている。 Boys and girls have started raiding 子供たちはバスを襲いはじめた The buses that we now see are all destroyed with graffiti (ママgraffitiが正しい) バスはみんな落書きで汚されている。 But they are stupid 奴等は愚かだ。 Can’t they see Dublin Bus is for you and me! バスは私やあなたのためにあるということがどうしてわからないの! It's your bus so respect it, これは、みんなのバス。だから、大事にしよう。 Don't vandalise it!!! 壊さないで!!! まずこれを見て思ったこと。その昔、私が中学生だった頃、カセットテープに流行の音楽なんかを録音して集めていた頃がありました。そんなときに、「レタリング」とかいうのが流行ってまして、要は、アルファベットを一文字一文字熱で剥離紙からカセットテープのケースの紙に写すという気の遠くなるような作業をしてました。で、この作品の文字を見て、それをふと思い出したわけ。明らかに自分で書いた字じゃないですね。別にそれはそれでいいんだけど。 それにしても、衝撃の書き出しです。 Dublin bus was really clean. ダブリンバスは本当にきれいだった。 …ってことは今は汚いんですね。 The drivers they were never mean. 運転手さんたちは決して意地悪じゃなかった。 …ってことは運転手さんは今は意地悪なんですね。 私、いちばん最初にアイルランドに来たのは、忘れもしない1996年、今から10年前、つまり、Niamhちゃんの生まれた直後です。その頃と現在を比べると、確かに、人口が増え、バスが増え、ガイジンの運転手さんが増えたりして、バスも車椅子対応の超低床車が中心になったとか、いろんな細かな違いを否定したりしないけど、基本的には何も変わっちゃいない。つまり、バスのきれいさ(汚さ)も、運転手さんの質もさほど変わっていないと思うのだが。一体、Niamhちゃんの思い出す過去とは一体いつのことなんだ? Boys and girls have started raiding 子供たちはバスを襲いはじめた どう訳すか30秒ほど悩みました(それだけかい)。バスに投石をしたりとか、イースターの頃になると卵を投げたりとか、バス停を破壊したりとか一部にロクでもないクソガキどもがいるのは事実。そういう意味で「襲う」という言葉を使ったんだけど、でも、この事件の回数はたぶん昔と変わってないような気がするのだが。 それにしても、バス停のシェルター(雨よけ)を破壊したら、自分が今度バスを待つときに雨に濡れることになるとか、結局は運賃に撥ね返ってくるということは少し考えればわかりそうなものなのだが、それがわからないアホタレが確かにいる。それをNiamhちゃんは言いたいんだろうなあ。 昔と比べてどうかというのには疑問が残るけど、バスを破壊する連中はstupidというのは激しく賛成。…と思わず、茶化すつもりがマジレスをして路線がずれてきたので今日のところは終了。
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