なべて世はこともなし
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2003年01月29日(水) アイルランドのかわいい赤ちゃんの写真

はい。「アイルランド真実紀行」お葉書大紹介のお時間です。司会は私、Snigelです。いやー、今朝(1/30)は少し寒いですねえ。天気予報によると3度とか。


今朝の道はなぜか空いてましたね。いつもより所用時間がだいぶ短かったです。


えー、まー、そんなことは置いておきまして、さっそくお葉書を紹介させて頂きます。


ええと、ダブリン市はBallymunにお住まいのペンネームヤンママさん。いらっしゃーい。


Snigelさんはじめまして。いつも楽しく聞かせてもらってます。


それはそうと私、ついに一児のママになりました。とってもかわいい生まれたばかりの娘の写真を送りますのでどうか紹介してください。



はい。ヤンママさんお葉書ありがとうございます。で、葉書の裏に写真が載ってるようですね。では、写真を早速紹介しましょう。












ええと、はい、すいません。ちょっと一瞬言葉に詰まってしまいましたが、いやー、かわいい赤ちゃんですねえ。この、両方の手の中指が立っているところなど、この赤ちゃんの将来が有望なことをとってもよく表していると思います。


それから、このネックレスとさらにはお母さんとおそろいとも思われるピアス、日本人の私には新鮮な驚きを持って迎えられますねえ。


いやー、ヤンママさん素敵な写真をありがとうございました。これからもアイルランド真実紀行をよろしくお願いします。


それではコマーシャルです。


(この日記、諸般の事情により過去ログには残さないかもしれませんのでご了承ください)

オフ会のくわしいご案内は1/28の日記をご覧ください。
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アイルランドよしなごと掲示板


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2003年01月28日(火) オフ会のご案内

「アイルランドよしなごと掲示板」、とりあえずぐちぐち言っても仕方ないと言うわけで、作ってみました。「売ります買います情報もいいですか」というお問い合わせもありましたが、むしろそういう情報のために作ったページですので、どんどん使ってください。


で、あの掲示板、シンプルな作りで余計なアイコンなどの機能もなければ背景すらない…さぞかしSnigelは手を抜いたんだろうなあ…とお思いの方、あなたは間違ってます。


とりあえず、軽い、シンプルな掲示板にしようと思ったことは事実ですが、一方、無料で、広告が無駄に大きくなくて…という条件を満たすサーバーがなかなか見つかりませんでした。見つかっても「現在新規掲示板の開設受付は停止してます」とか「ホットメールなどのフリーメールからの申込はお断りします」とか。強烈だったのは、広告が全部「出会い系サイト」のうさん臭い掲示板。


あの掲示板を作るまでにいろんなサーバーを試して、結果、広告が小さく、かつ無料ということであのサーバーを選びました。さあ、信頼性などはまったく未知数ですが。ま、ダメそうなら移転します。将来的には、誰か信頼できる方に管理を委託しようかとも思ってます。


オフ会、かれこれ10日後に迫ってますね。いろいろ考えたのですが、シティセンターのパブはうるさそうで話がゆっくりできない恐れがありますので前にご案内したパブ、Yachtですることにします。決定です。というわけで、これがオフ会の確定案内です。


第四回オフ会
「ダブリン湾を見ながらギネスを飲む会」(←ひねりなし)

日時:2003年2月8日(土曜日)午後2時から
会場:Clontarf RoadぞいのパブThe Yacht
会費:飲み物食べ物を勝手に払ってください。Snigelへの寸志も歓迎します(←冗談です)。
会場へのアクセス:
(1)車の方。City CentreよりNorth Strand、Fairviewを経由し、DARTのガードからおよろ1キロ左側。Clontarf Villageの外れにあります。駐車場があり目立つパブですのでまず見逃すことはないでしょう。
(2)バスの方。とりあえずCity Centreまで来てください。で、Lower Abbey Streetから出るMIDIバス130番に乗りたぶん14個めのバス停下車。目の前がパブです。運転手さんかお客に聞けばまず間違いなく知ってます。所要10分。
(3)DARTの方。Clontarf Road StationからClontarf Roadを右に出ます(ガードをくぐらない方)。10分くらい真っ直ぐ歩けばよほど地面ばかり見つめている人でない限りパブは左がわに簡単に見つけられます。なお、駅から出る103・104のバスではバス停3つです。



これが最終案内につき、個別にメールは差し上げません。ご了承ください。ドタ参も歓迎です。またこの説明でよく分からないという方は作者までメールをください。


まあ、City Centreの方がいい!とおっしゃる方も多いとは思いますが、このパブは私なりに考えた結果です。City Centreだと混んでたり、わかりにくかったりしそうだし、何より真っ昼間から薄暗いパブで飲むのは良くない!このYachtのいいところは海に面していてかつ採光がいいので明るいこと。まあバスで10分ですのでご足労ですがよろしくです。


以上、今日もネタなしでした。明日こそはネタを出しますね。



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2003年01月27日(月) ふっとアイルランドの情報掲示板を作ろうかと思ったのですが、どう思われます?

脈略がないのは相変わらずのことですが、昨夜夢の中に神様が顕れました。…というのはウソですが(しかも面白くも無いウソ)、でも寝る直前にふっと思ったのです。


「掲示板増設しようかな」


あ、別に現在の掲示板に不満があるわけじゃあありません。不満といえば、例の訳のわからんキーワードに勝手にリンクが張られるくらいで。


そんなことを思いたった理由は、実は(…と秘密めかして書くほどのことじゃあないですが)某アイルランド在住の日本人の間で売ります買いますやフラット探してますといった生活に密着した情報板があるのですが、ここ数ヶ月どうやら管理人不在らしく、荒れ地になっています。現状は単なるSo-Ho掲示板。一昔前はコンサート情報などや日本の映画の情報などもあって使えたのですが。


別にそのページの管理人さんを責めるつもりはありません。ホームページや掲示板の管理は大変ですし、ましてや一銭の金にもならないまさにボランティア状態だったわけでして。


かくしてそこに取って代わる…とか書くと僭越ですし「何様のつもりじゃ」と怒られそうですが、でもそういう掲示板があってもいいかなあ…と思ったわけ。


現状の掲示板との違いは私は管理に徹すること。つまりつまらん広告などをせっせと消す以外は私はいちいち投稿に対してお返事を書きません。しかも、そちらの掲示板の需要はきっと書き込みが週に3-4程度になろうかと思います。まあ物静かな役に立つ地元情報板ということで。


現状そういう掲示板がないんですよね。アングラ掲示板ではメールアドレスの開示もはばかられますし。


ただ。私はアイルランド在住の方がいったいどのくらいこのページをご覧になっているか自信がありません。もし見ている方が少ないなら掲示板を作るだけ無駄ですし。


よろしければ(特にアイルランドにご在住の)皆様のご意見をお聞かせください。


で、昨日ですが、あの後システムは全く動かなければいいものを中途半端に動きクラッシュし、私はしまいにゃマウスをディスプレイに放り投げました。反省。



追記:掲示板、作ってしまいました。ぜひ盛り上げてやってください。盛り上がらない場合は削除します。はい。
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2003年01月26日(日) 月曜日の朝(超簡単更新)

金曜日の夕方


「週末にシステムのアップグレードをするからね(はあと)

ITチーム」



というメールが来た。で、ただいま月曜日の朝会社の机にて…


当然、システムは動いていません。


ITの皆様、週末いったい雁首揃えて残業手当もらっていったい何をしていたのよ?まあ、かなり私の予想通りでしたが。


とりあえずメールのお返事でもかいてますわ。はあぁぁぁぁ…。


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2003年01月25日(土) 驚愕。私の美容師は実はカリスマ美容師だった???

Temple Barの行きつけの美容室に行ってきました。この方、昨年赤ちゃんができてそれ以来週に1度、土曜日にしかサロンにやってきません。で、彼女に髪を切ってもらいたい人は土曜日にしかチャンスがない。かくして彼女の予約を取るのは結構大変だったりします。まるでカリスマ美容師です。


で、土曜日の朝11時に予約を取った私。「町まで乗っけていって」というダイエットバトルの相手を乗せてJavis Shopping Centreの駐車場に車を停めて私は一路Temple Barの美容室へ。車を持っている人はご存知でしょうが、Javis Centreの駐車場、Tescoで13ユーロ以上買い物すると駐車料金を1時間サービスしてくれます。たかが2.1ユーロ。されど2.1ユーロです。


で、私の「カリスマ美容師」は客観的に見て、赤ちゃんが生まれて以来体重増加の一途をたどっている。いや、どうも自分がダイエットをしているものだからどうしてもそういう方面に目がいってしまうのだ。まあアイリッシュの女性の皆様はそういう事実は意にも界さず寒い冬でもへそだしルックで歩いていらっしゃいますが。


で、彼女と雑談。彼女には自分の髪をどうしたいこうしたいと言わなくていいのが何よりいい。だって日本語ですらどう表現していいか分からない。未だに美容室で「テキトーに」以外のことを言ったことはないような気がする。何せ、何をどうしていいのか皆目見当がつかない。彼女は私が紅茶にミルクを入れないことまで全部知っている。だからこそ私は彼女の常連なわけですが。


私:「で、土曜日以外は何してるの?」
彼女:「最近ずっとテレビの仕事をしてるのよ」
私:「は?」
彼女:「XXやOO(番組名)のスタイリストをしてるのよ」



ちなみに番組名がXXやOOなのは秘密だからではなく、テレビを見ない私にはアイルランドのローカルの番組名などまったく知識の外だからです。


私:「あっそう」(←テレビを見ないのでそれ以外の返事のしようがない)
彼女:「おとといはBrown Thomasのファッションショーでスタイリストしてたわ」


…え?あの「スーパーモデル」Naomi Campbell(だっけ?テレビを見ない私にはスペルも定かではない。しかも彼女は私のタイプからは程遠いし)もやってきたBrown Thomasのファッションショーにスタッフとして参加してたの?


ってあんた、冗談でなくホントにアイルランドのカリスマ美容師なの?


まあ、テレビやファッションショーがなんぼのもんじゃという気もしますが、少なくとも、ひでかすの4倍のお金を払って髪を切ってるんだから、ひでかすの髪より4倍マシではないと元を取ったことにはならないわけで。


で、カリスマ美容師に髪を切ってもらいJavisに戻り、ダイエット食のサラダ用の野菜を買おうとしたが、Tescoの野菜はひどい。最近Superquinnのファンになってまともなものが買いたい時はSuperquinn、安いものが欲しい時はLIDLとスーパーを使い分けるようになったのだが、とにかくTescoの野菜は多くの人が認めるように「Little Sh*t」です。急に買う気を無くしたので、缶詰とかどうでもいいものを13ユーロ分買い退散。


そのあと天気が良かったのでひでかすとダイエットのライバルの3人でBrayへ。私はBray Head(Brayにある丘。てっぺんからの景色はとても良い)にでも登ろうと思っていたのだが、他の二人に反対され却下。代わりに丘の下にあるゲーセンでスロットマシーンをして遊ぶ。ひでかすおよびダイエットのライバルは勝つが、典型的カモ男の私は当然負ける。と言っても、日本と違って、このゲーセンでのメダルは一枚5セント(メダルというか5セントそのものを使います)。というわけで負けても金額としてはまったくたかが知れてます。


…というのが私の土曜日でした。オチ?うーん、考えていないなあ。すみません。



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2003年01月24日(金) アイルランドに来られる方必見。どのガイドブックより詳しいロンドンヒースローでの乗換え方法(2)

ええと、昨日の日記ですが、ヒースローでの乗換え方法を詳しく書こうとして話が思いっきり脱線してしまいました。昨日の話、脱線する前の部分まで以下再録します。脱線した話もまあおもしろいと思うので、全文を読みたい方は下にある昨日の日記をお読みくださいませ。

(ここから昨日の再録)
まず、イギリスからアイルランドに入国した場合。入国審査があるのかないのか。… 実はあります。


一部ガイドブックには「入国審査はイギリスで行われる」と書いてますが、これ、決して間違っていません。が、説明が足りないのです。


具体的にはこうなります。ロンドンヒースローに日本やヨーロッパの大陸部などから到着した場合。ターミナルの1-4のどこに着こうと、どの航空会社を使おうと、ダブリン行きに乗り換えるには二つの道しかありません。


(1)FCCへ行く。
(2)到着客に紛れて一度外に出て、あらためてターミナル1から搭乗手続きをする。



…ええと、よほどのマニアや、航空会社関連でスタンバイで旅行しているとかいうわけでない限り、フツーの人は(1)になります。(2)を選ぶような人はオブザーバーデッキがどこにあるかを知っているくらいヒースローを知り尽くしている人に違いないので説明は割愛(ちなみにオブザーバーデッキはT2のビルを外に出てT1方向に少し歩いたところにあるやたらと薄暗い階段を上り詰めたところにあります←知ってんじゃねえか)


で、(1)のFCCとはFried Chicken Cookingの略ではなく(…やっちゃった?)Flight Connection Centreの略でして、早い話が乗換えのための建物。セキュリティコントロールなどを一括してこの建物でやってしまいます。T1(ターミナル1=以下同じ)T2からの到着なら徒歩で、T3-4からの到着ならバスで「Flight Connections」という看板に従っていると自然とここに向かうようになってます。
(再録ここまで)

Flight Connectionsという黄色のカバンを持った人と二つのヒコーキが描かれている看板にしたがっていくと、徒歩であれバスであれ、T1とT2の間にあるFCCフライトコネクションセンターに到着します。ここであらためて手荷物検査を受けます。


ここからが問題。ここからエスカレーターで1階下に降りるとそこはT1のラウンジ、早い話がお土産屋やレストランがあります。T1のダブリン行きの周辺にはまともなお土産屋やレストランはないので、もし次の便まで1時間以上の余裕があり、かつ、お腹が空いていたりお土産が買いたいならこのエスカレーターを下ってラウンジに行くことができます。


さもなければ、そのエスカレーター脇にある「Domestic Channel Islands and Republic of Ireland」と書かれた方向、すなわち左に進むと、そこにはイミグレーションがあります。そう、このイミグレーションをくぐった瞬間に、イギリスに入国したことになるわけです。ここで例により何だかんだ結構いろいろ聞かれます。


もうお分かりでしょうが、これが「イギリスで入国審査が行われるためにアイルランドでは入国審査がない」と言われるゆえん。ホントのところはどうなのか…はのちほど。


で、イミグレを抜け左手に進むと、長い長い廊下があります。ここを数百メートル進むとエスカレーターで階下におります。で、ここが十字路になってます。右に行くとイギリスの国内線。真っ直ぐ行くとアイルランド行きのヒコーキが待ってます。間違っても左に行ってはダメ。到着ロビーに出てここには戻ってこれません。


とりあえず「ほんとにこっちでいいのかな」と思わせる通路を真っ直ぐ進むと、ガラス張りの向こうに到着の荷物受取所が見えてきます。ここ、よーく注意して見ていないと間違える分岐があります。道なりは右ですが、右に行くとハズレ、ダブリン行きは左です。ちなみにここ、私が2度も間違えたところですので御用心(私がアホタレなだけとかいう説はなしね)。なんとなくおかしな感じですが、左に進みます。


で、さらに長い廊下を進むと、なんだか小汚い長いロビーに出ます。そこには数軒の店とくたびれ果てた一軒のパブというかコーヒーショップというかがありますが、よほど時間を持て余していない限りここは放置。本当に何かを買う気になったり食べたりする気にはなりません。保証します。


されに通路を進むと、またもやくたびれ果てた長いロビーに出ます。そここそがダブリン行きの乗り場。フライトコネクションセンターから歩くとたぶん15分はかかります。遠いです。しかもすすめば進むほど寂れた感じになるので心配になりますが、そここそがダブリン行きの乗り場だったりするわけです。はっきり言うと、ダブリン行きの乗り場はT1の離れ島。もろに冷遇されています。


で、ここでようやくヒコーキに乗るわけですが、実は航空会社にちょっとした違いが出てきます。すなわち、エアリンガスだとダブリン空港ではたいがいターミナルAもしくはBに、ブリティッシュミッドランドだとたいがいターミナルCに着きます。


ここが誤解の原因になっているところなのですが、昔はイギリスからの到着だとダブリンでのイミグレーションはそのまま通過でした。ところがここ数年、イギリスからでも「Non EU」の方に並ぶとパスポートコントロールがあります。…と言っても軽くパスポートを見る程度です。どれくらいいるかなども聞かれますが、ほかのヨーロッパ各地から到着するよりもパスポートコントロールは簡単に済んでしまいます。


まさにここは運次第なのですが、入国審査官によってはここでパスポートにスタンプを押しますが、人によっては押しません。つまり、アイルランドのスタンプが欲しければイギリスから入国しない方がいい…というのは正しいです。


ちなみに、とある人からの報告によると、この人がコペンハーゲンからダブリンに着いた時、イミグレーションには誰もおらずそのまま通り抜けしてしまったそうです。うーん、さすがはアイルランドとうならされる話ですが。



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2003年01月23日(木) アイルランドに来られる方必見。どのガイドブックより詳しいロンドンヒースローでの乗換え方法(1)

今週はなんだか仕事が忙しいわ、遅番で生活のリズムがかき回されてるわで、更新がおろそかになってます。更新されていなくて無駄足を運ばれた方、申し訳ありません。


まずは業務連絡から。


オフ会ですが、皆様からのご意見を聞き、多数決で決めました。日曜日でないと都合がつかないという方、申し訳ありません。多数決およびもろもろの理由により土曜日とさせていただきます。


場所と時間ですが、現在私の頭の中にあるのは、Clontarfにあるパブ、Yacht、シティセンターからバスで10分程度です。ここ、海が見えて、天気が良ければ日当たりもいい。うーん、アイルランドでいい天気を期待する私はかなりおめでたい人間ですが、ともあれ、ここにお昼過ぎというのはどうですかね。


ダブリン以外から来られて、かつ、その日のうちに戻られるという方、最終のバス・電車がたぶん午後6時とかいう答えになろうかと思いますので、当然の帰結としてお昼過ぎ集合ということになろうかと思います。この件、最終的に確定次第、メールにてもお知らせいたします。






さてさて。掲示板で、アイルランドへの入国審査がちょっとした話題になっております。これ、私の経験をもとにちょっとお話させていただきます。アイルランドご在住の皆様、渡愛経験豊富な皆様、ツッコミ所満載でお届けしますのでどんどん掲示板で突っ込んでください。書いてみて気がつきましたが、長くなったのでシリーズものになります。


まず、イギリスからアイルランドに入国した場合。入国審査があるのかないのか。… 実はあります。


一部ガイドブックには「入国審査はイギリスで行われる」と書いてますが、これ、決して間違っていません。が、説明が足りないのです。


具体的にはこうなります。ロンドンヒースローに日本やヨーロッパの大陸部などから到着した場合。ターミナルの1-4のどこに着こうと、どの航空会社を使おうと、ダブリン行きに乗り換えるには二つの道しかありません。


(1)FCCへ行く。
(2)到着客に紛れて一度外に出て、あらためてターミナル1から搭乗手続きをする。



…ええと、よほどのマニアや、航空会社関連でスタンバイで旅行しているとかいうわけでない限り、フツーの人は(1)になります。(2)を選ぶような人はオブザーバーデッキがどこにあるかを知っているくらいヒースローを知り尽くしている人に違いないので説明は割愛(ちなみにオブザーバーデッキはT2のビルを外に出てT1方向に少し歩いたところにあるやたらと薄暗い階段を上り詰めたところにあります←知ってんじゃねえか)


で、(1)のFCCとはFried Chicken Cookingの略ではなく(…やっちゃった?)Flight Connection Centreの略でして、早い話が乗換えのための建物。セキュリティコントロールなどを一括してこの建物でやってしまいます。T1(ターミナル1=以下同じ)T2からの到着なら徒歩で、T3-4からの到着ならバスで「Flight Connections」という看板に従っていると自然とここに向かうようになってます。


あ、そうだ。書いてて思い出した。「海外初めてなんだけどアイルランドに行く」という方、「老いた両親を一度アイルランドに招待したい」という孝行息子(娘)の皆様にこのお話を捧げます。


日本の空港で、「スペシャルサービス」の一環として、「ヒースローでのエスコートサービス」というのがあるそうです。なんでも特に追加料金等なしで、ヒコーキが到着したそのブリッジのところまで、日本人係員が迎えに来てくれるそうな。


で、これに目をつけたアイルランドに長期滞在中の日本人、仮にQさんとでもしましょうか。Qさんはかれこれ還暦を過ぎ悠々自適のご両親をアイルランドに招待することにしたそうな。


で、彼らはなんと海外初めて。で困ったことには、ご存知の通りアイルランドには日本からの直行便が無い。自然、ロンドンかどこかでの乗換えとなる。相談を受けた私は、「そりゃコペンハーゲンかアムステルダム経由かなんかの方がいいよ」と言ったのですが、何だかんだででロンドン経由にしたそうな。


それでも心配なQさん、悩んだ挙げ句に(自分の金じゃないもんで)両親を説得してエコノミー10万のところ25万円出させてアッパーエコノミーを予約させたそうな。ほら、アッパーエコノミーの方がスッチーさんたちが気にしてくれて、ついでにロンドンでもVIP待遇が受けれて地上でも誰かが助けてくれるかもしれないというふうに読んだわけ。Qさんは何度も航空会社に電話をして万全の体制を敷いたそうな。


で、当のご両親も日本国内である成田空港でも「心配だから」と娘から聞いた「ヒースローでのエスコートサービス」を再確認。で、どうやらこの情報は、Qさんからおよび成田空港にて当のご両親から機内に伝わったようで、なんでも機内では何度となく日本人のスッチーさんが「大丈夫ですか」と聞きに来てくれ、挙げ句の果てにはシャンパン1本お土産にもらったそうな。


というわけで、12時間の長旅を経てロンドンヒースロー着。T4に着いたQさんのご両親はバスに乗りFCCへ行き、さらにはT1のダブリン行きに乗り換えなくてはならない。なかなか難儀な仕事です。特に海外初めての人には。


(1)Qさんからの重ねての依頼、(2)当のご両親の依頼、(3)おまけ(?)、というわけでヒコーキから降りてブリッジを渡った場所にはなんと総勢3名の日本人職員が迎えに来ていたそうな。まさに鬼に金棒状態、ヒースローでの乗換えどんと来い!という感じですね。


さすがに3人はいらんだろうということでその中のひとりがQさんのご両親をエスコートすることに。もう一度手順をおさらいすると、まずバスに乗る。→FCCへ行く→徒歩でT1へ。とおおざっぱに3段階のステップを踏むわけですが、この日本人のエスコート係氏、なんとFCCへのバス乗り場まで来たところで


「私のご案内はここまでとなりまーす」


と宣言しとっとと消えてしまったそうな。


はい。もう一度おさらい。まずバスに乗る。→FCCへ行く→徒歩でT1へ。この3つの手順の一つ目も完了しない段階でQさんのご両親は大英帝国の訳のわからん空港の真ん中に放り出されてしまったわけ。あのー、ここまでならたぶんエスコート無しでも余裕でたどり着けたと思うのですがねえ。


この後どうなったか。大笑いです。内弁慶のダンナさんはまさに借りてきた猫状態になり、さすが母は強し、ニョーボさんの方はずんずんずんずん進み、迷ってはどこの航空会社の職員かなど気にもせずに、自分の搭乗券を指差し


「ディスディス」


と聞いてまわり、身振り手振りでなんと無事にT1の果てのダブリン行きのヒコーキまでたどり着いたそうな。その間、ダンナさんはニョーボさんの小さい背中の後ろに隠れていたそうな。…言うまでもなく、この事件はQ家の語り種になってしまいました。


そう、人間やればできるんです。


ちなみにこれにはさらにもう一段のオチがあり、帰りの便、ダブリンからのヒコーキが見事に遅れ、ご両親はヒースロー近くの空港で1泊する羽目に。詳細は知りませんが、このご両親、ちゃんと元気に日本に到着しております。


そう、人間やればできるんです。


話が訳のわからん方向にそれてしまい長くなったので、この話、後半、あるいはその2に続く。


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2003年01月22日(水) 前途多難な日本行き

さあ、いよいよ明日日本に向けて出発です。今回の滞在期間は実質1週間。その限られた期間の中でいかに多くの人に会えるかというのが今回の課題。つまらないヒコーキの遅れなどで時間を無駄にすることだけはないようにしなければなりません。


今回の往路の旅程の確認です。


ダブリン→フランクフルト→成田→福岡


フランクフルトでの接続は90分。成田では120分。ちょっと短いけど逆に言えば無駄のないカンペキな接続です。


ところで...。


ダブリン空港で時限ストライキ決行?


フランクフルト空港の天候は雪。キャンセル便が出ている模様。


九州は大雪。九州のほぼ全域の高速道路は現在通行止め。

……………

…………

………

……




なんかの冗談でしょ?


私はネタを拾いに日本に行くのではないのだぞ!


ひとつひとつ状況を確認しましょう。


まずダブリン空港のスト。


ダブリン空港の運営社のAer Rianta、ここをですね政府が民営化しようとしてます。で、それに反対している組合が明日、EUのお偉いさんが飛んで来る時間を狙って2時間の時限ストを予定。これ、午前中で私のフライトは午後だから関係なさそうだけど、万が一にも遅れが尾をひいてフランクフルトに到着が1時間とか遅れると私はフランクフルトで翌日まで足止め確定。


お次。フランクフルトの雪。久々の雪でヒコーキに遅れ等が出ている模様ながら、雪に慣れっこのフランクフルト、この影響はあまりなさそうです。


そして福岡空港。


現状ここがいちばん怪しい。現在九州北部の高速道路はほぼ全面通行止め。つまり高速バスは運休。最悪の事態なのは中途半端な雪で、JRはアウトだけど空港は閉鎖されてなかったという状態。そうなると私は福岡で完全に足止めを食らってしまう。いっそのこと思いきり雪が降って福岡空港まで閉鎖されれば私は東京で模様眺めができるのだが。


それにしても10センチとかの積雪で通行止めにするなよ。九州の高速道路。アイルランドといっしょですね。備えがないもんだからちょっとした雪でパニクってしまう。


あ、それから。今回はオフ会等は一切企画しておりません。というか仲のいい友達にもほとんど声をかけていません。ゆえに「私には連絡がなかった」と怒ったり悲しんだりしないでください。


とりあえず、今月最後の更新です。次回更新は2/2の予定です。あ、万が一明日更新があったらヒコーキに乗れな…だあ、こういうことを書くとほんとにそうなるからやめよう。


追記:ダブリン空港でのストは回避された模様。つまりこけるとすればアイルランドからの距離を考えると自宅と目と鼻の先といえる福岡空港だと思われます。



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2003年01月21日(火) 世界各国のパトカー比較。アイルランドの誇るパトカーとは?

今日の日記、はっきり言って半盗作です。会社内のイントラネットでまわってきた写真にコメントをつけてそのまま流用しています。まあ誰も著作権を主張していなかったし、このホムペの表紙写真に現在使っている私の撮った「Car was 5Euro」の写真も現在インターネットの大海原に流出したようだし、ま、いっか。


この先を読み進める前に、よろしければ数日前の日記で紹介した超越産婦人科のホムペを開いてください。例のブラウザ最小化→元に戻すで半音ずらしの罠が仕掛けられているあの、「太陽にほえろ」のMIDIをバックに今日の日記を読んでいただけるとさらに楽しんでいただけると思います。なお、私は個人的にはMIDI反対派です。大概うるさいだけというのが私の意見。あ、MIDIを使ってるホムペをお持ちの皆様、別にあなたのことを言っているんじゃありませんよ。


はい。ハイテク王国日本からこのくされページをご覧の皆様、ISDNだかブロードバンドだか知りませんが、そろそろ「太陽にほえろ」のテーマソングが流れてきた頃だと思います。早いですね。私の今更電話回線を使ってる家のコンピュータでは「太陽にほえろ」が流れはじめるまでに数分余裕でかかります。


…はい、これ以上引っ張ると殴られるので、ここからネタに入ります。


現在地球上には200か国近い国や地域があるようですが(もうネタに入ってます)、どこに行っても間違いなくケーサツがあります。で、ケーサツがある以上当然パトカーもあるわけで。で、今日のネタは各国のパトカーを比較しようというわけ。


まずは良い悪いは別の問題として、「世界のケーサツ」としてイラクを攻撃しようとしているアメリカのパトカー。




私は車には詳しくないですが、これ、GMのポンティアックですよね?(間違ってたら突っ込んでね)白黒のボディが日本のパトカーを彷彿とさせますが、半面アルミホイールが決まってます。ジョージブッシュの功罪は別にしてこのパトカーは素朴にかっこいいと思います。


続いて、アメリカのお隣り、カナダに行きましょう。カナダ、行ったことはないですが、なんとなくアメリカ同様広大な土地を持ち、雄大な自然を持った国のような気がしますが。そんな国のパトカーは…。




これ、ローバーですか?アメ車じゃないのがちょっと以外といえば以外ですが(違う?とにかく私には車はタイヤが4つあれば同じにみえてしまうのです)とはいえ高速での安定性などが期待できそうな車です。


さてさて、テンポよく次にいきましょう。ヨーロッパ大陸に場所を移し、次はイタリア。陽気なイタリアにももちろん犯罪者はおり(当たり前)、イタリアでもパトカーは大活躍しているはず。そんなイタリアのパトカーは…




おお、さすがイタリア、自国産のアルファロメオですねえ。個人的にはランチアの方が早そうな気もしますが。あれ、良く見ると、「ミリタリーポリス」と書いているような気もしますが、まあ細かいことは気にしない。ちなみに、この車、どこに後部座席のドアノブがあるかわかります?これ、窓枠のところに一体化してるんですよ。私は最初どこにドアノブがあるかわからなかった。


で、お次は北上してドイツ。ドイツといえばビーエムとベンツ(オペルやフォルクスワーゲンはこの際無視)。なんとなくパトカーにはビーエムが似合うような。関係ないけど、私がいつも聞いているダブリンのローカルFM、Lite FMのリスナーによると、ビーエムのオーナーがいちばん運転マナーが悪いそうな。




おお、期待に違わず、パトカーはビーエム。これは5シリーズのビーエムでしょうか?ボディに書かれた「ケーサツ」の文字が鮮やかです。このビーエムならアウトバーンで200キロ超のカーチェイスにも十分対応できるような気がします。


お次はお隣り大英帝国。イギリスはいったいどんなパトカーを使っているのでしょうか。




これ、ローバーですか??まったく自信がありません。が、信頼性の高そうなパトカーですね。


最後に。


そう、アイルランド。我らがアイルランド。確かにアイルランドは自国で車を生産していませんので、パトカーはどこかの国産のになります。とはいえ、犯罪多発、治安の悪化が言われているアイルランド、パトカーも立派なものを使っていることは疑う余地もありません。


結構カーチェイスのニュースも聞くんですよね。つい先日も厨房10代の少年数人が盗難車を乗り回し、タクシーに激突して2人が亡くなるという事故が起こったばかり。凶悪化する犯罪に対応するため、アイルランドもなかなかのパトカーを導入していることは議論の余地のないところ。


そんなアイルランドのパトカー。D’Olier Streetのケーサツ署の前で撮影されたアイルランドのパトカー。さあ、ご覧いただきましょう。



























作者のコメントはもはや無意味なので割愛します。


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2003年01月20日(月) Brayの歯医者さんに再びかかる。

はい。ただいま火曜日の午後2時30分。お昼休みです。なんだか知りませんが、忙しい!で、今日は、やることなすこと全部裏目に回り、お客さんは私の言うことを誤解して暴走しクレームになるわ…


あー、やっちゃおれん!


…というわけでやっちゃおれんので仕事のことはしばらく忘れて日記の更新です。


今週は遅番。朝11時から夜の7時までの勤務。このシフト、大嫌いです。何せ家に帰るともう一日が終わってる。ジムには行きづらい、朝はなんとなくぼーっと過ごしているうちに時間を無駄にする…とまあ、ろくなもんじゃない。強いて一ついいところを挙げれば、「オフピーク通勤」ができるくらいで。


しかも私の場合、月曜日と水曜日はドイツ語のコース。これに参加するために私は会社に話をつけて午後5時に帰らせてもらっている。ま、当然その分早くきてますが。で、来週は金曜日の午後早退の予定。理由:ドイツに行くから。


とまあ、なんとなくこれ以上の早引けとかは言いづらい状況。が、年に一度の歯の検診には行きたい。というわけで、12月の中頃、今日の朝8時という狂気の時間にアポを取り、行ってきました。歯医者。


私の行きつけの(…と言っても2年程度のおつきあい)歯医者さんはなぜかBrayにいる。これ、その昔私の友人がオススメというからいてみたといういきさつがある(このへんはエッセイを参照してくださいませ)。で、「1年に一度は検査においで」という彼の言葉を信じて歯は痛くも痒くもなかったが行くことにしたわけ。転ばぬ先の杖。


で、「会社を早退したくない」という理由で朝の8時に予約したのだが、これ、私は今日になって爆裂に後悔した。何せ、うちからBrayまではダブリンの大渋滞のシティセンターを抜けて20キロ超。確かに朝のラッシュとは逆方向だけどいったいどのくらいの時間がかかるか皆目見当がつかない。まあ、所要1時間としても朝7時には家を出ないとだめ。ということは朝6時に起きねばならない。


はい。ちゃんと起きましたよ。朝6時に。で、予定通り朝7時に家を出る。で、ダブリン港の有料の橋(Eastlink)を1.2ユーロ出して渡り、Blackrockを抜けN11を経由してBrayへ。


Brayの町中にあるこの歯医者さんには予定通り8時10分前に到着。


で、歯医者さん、私を見るなり、


「Snigel!もうあれから1年経ったの?信じられないよ!」


…うーん、確かに。


と一通りの雑談の後、治療開始。


本日、お掃除のみ。治療の必要性なし。


おおー、リステリンのおかげか何かは知らんが嬉しい。治療の必要なし。で、歯医者さんは私の歯を丁寧にきれいにしてくれました。今もつるつるしてます。


で、所要15分のクリーニングに70ユーロ払って(高いよねえ)歯医者さんを出る。この後私は本気で後悔した。


この時間にダブリンに向かう私ってただのバカ?


そう、大渋滞に巻き込まれてしまった。まあ、毎日BrayだのWicklowだのから通勤している皆様…ご苦労様です。で、会社に着いたのは10時。所要1時間30分。これが毎朝のことなら私は発狂してるな…と本気で思った。


ともあれ、このBrayの歯医者さん、非常にていねいで誠実な方です(アイリッシュの歯医者さんにしてはという前提の上でですが)。もしダブリンで歯医者に行かねばならず、しかもどこに行っていいか分からないというかた、作者までメールをください。紹介します。



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2003年01月19日(日) 5年という月日が残酷に変えたもの

私が大学生だった頃…かれこれ5年以上昔の話になるのですが、私はついに自分が通った大学が好きになれませんでした。自分が努力しなかったことを棚に上げてこういうことを言うのも気が引けますが、行きたくもない大学で学びたくもない学部に通っていたのだから当然の帰結とも言えますが。


実際、在学中、確かに授業には出ていましたが、大概寝ているか友人とおしゃべりしているか。まあ、ああいう状態で卒業させてくれる日本の大学というのにも問題があるような気がしますが。ともあれ、大学ではクラブにも入らずただひたすらにひとつのことをしていました。


そのひとつのこととは…言わずもがな、アルバイト


大学2年の時に降って湧いて出てきた「留学したい」という希望。で、その希望を叶えるためというのもありますが、とにもかくにも時間が余っていたのでアルバイトを始めました。多い時には3つのアルバイトを掛け持ったり、あるいはひとつの会社で週60時間超勤務というすごいことをしていたこともあります。


で、私が最初に始めたアルバイト…これには一方ならぬ思い入れがあります。なぜならそのアルバイトこそが一番長く続いた仕事だったから。


その仕事は前にも書いたような気がしますが、某総合ディスカウントストアーの店員。京王線の某駅前にあるこのディスカウントストアーの家庭雑貨売場で働いていました。アイルランドに留学する前の1年半の間。で、そののちも同じ店の他の支店で働いていたので合わせると私の一番長い職歴になります。


この2年超の時期のことはよく覚えています。社員の人と仲良くなり、夜な夜な食事をしたり遊びに行ったり、MR(マーケティングリサーチ)だと言っては他の店を偵察に行ったり、果ては新潟は上越市で当時話題になっていた「パワーセンター」(大型店舗が集まった町)まで高速を使わずに徹夜で運転して出かけたり、いろんなことをしました。これこそが私の大学での「クラブ活動」であり、たくさんの人と知り合い、多くのことを学んだ場です。特に大学を卒業後そのままアイルランドに来てしまった、つまりまともに就職をしたことのない私にとってはおおいに社会勉強をした場でもあります。


…なぜこんなことを話しはじめたかというと、今日ネットサーフィンをしていてとんでもない事実を発見したからです。


お世話になったこの会社が、もう存在しない。


こういう書き方をするとわかる人にはわかってしまうと思いますが(もっともばれたところでいっこうに差し支えないですが)、この総合ディスカウントストアー、実は親会社の大手スーパーマーケットから再建途中に身売りされ、某大手家電会社に買い叩かれてしまったらしいのです。で、三十店近くあった支店のほとんどはその某大手家電会社の支店に変わってしまったらしいのです。


うーん、何と言ったら良いのかうまく表現できないのですが、そこにあるべきものがなくなってしまったという虚脱感、というかいつまでもあると思っていたものがなくなってしまった驚きというか…。


確かに私がアルバイトをしていた時から減収減益であまり良くない状態なのは知っていました。が、半面借入金のないきれいな経営をしてまして。いや、そういう問題じゃないんです。自分の親はいつまでも元気でいると信じているような、自分にとっての当たり前の感覚。まさかその店が無くなるとは夢にも思わなかったのです。


確かに、私は現状アイルランドにいるのですから何にも関係のない話です。でもそうと簡単には割り切れない部分が確かにあります。正直に言って、自分の卒業した大学が潰れたとかなくなったとか聞いてもたぶんこんな気持ちにはならないと思います。「あっそう」で終わり。なのに、この会社がなくなったということにはそう簡単に割り切れない思いがあります。


当時、頑張っている人がたくさんいました。自分の売場をよくするにはそうすればいいか真剣に考えて試行錯誤を繰り返し、パートさんから社員に抜擢された人。こつこつ頑張って、これまたバイヤーさんに抜擢された人。その他。そんな小さな努力が会社の身売りという大きな波の前に全部無になって、ついでによくは知りませんが、たぶん多くの人が解雇された…あるいは自分の望まない部署に配属されたのかと思うと何ともいえない気分になります。


もっとも、不景気ニッポンのお話。こんな話は掃いて捨てるほどあるのでしょうが。何せ、新店スタッフとして働きはじめた東八道路沿いの新店で共同出店した家具屋も潰れてしまったという話ですし。ともあれ、「永遠に続くものなんて何もないんだなあ」と考えさせられた日でした。


あの当時のみんなはどうしてるのでしょうか。アイルランドに来て5年。いつの間にか途切れてしまった音信。今では、彼らがどうしているのか知る由もありません。そう、時の流れの残酷さにも思いが及んだ日でした。



オフ会ですが、多数の参加希望ありがとうございます。はっきり言って驚いてます。参加希望の方の多さに。(と言っても50人も100人も来るわけじゃないので安心してください)で、アイルランド時間で水曜日の朝9時返信必着で参加希望者の方に緊急アンケートを実施します。

オフ会(1)土曜日の昼(2)日曜日の昼どっちがいいですか?

(1)か(2)だけでいいので単純にメールでお答えください。どっちでもいい方はレス不要です。実はあっちが立つとこっちが立たずな状況になったので単純に多数決で決めます。うん。単純な発想だ。

で、場所ですが、ほぼパブで確定。昼飯食べたい人は食べて。食べたくない人は食べない。(食べない人は食べてる人にもの欲しそうな目をしない!!)でいきましょう。場所に関しては追ってお知らせします。シティセンターかバスで10分以内のエリアにします。


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2003年01月18日(土) ♪ダダダダダイエット...一月で6キロ。同時進行日記(5)

さてさて、目標達成後もちゃっかり続いている私のダイエット。読者の皆様、ご記憶でしょうか?このダイエットは私の家の同居人との競争であることを。そう、もう一度ルールを書くと


1/2に決定したルール
1/30までに6キロお互い6キロ痩せる
1/30の時点で6キロ痩せていない者は痩せたものに50ユーロ払う



あ、最初は1/31でしたが諸般の事情により変わりました。諸般の事情とは…1/31私はドイツに行っておりましてダブリンにはいないんですわ。わっはっはっ。


で、昨日の日記でお知らせしたとおり、私は目標を達成しました。最新の体重では6.8キロ減です(自慢)。…ちゅうわけで気を緩めて思いきりリバウンドしたとかいう笑うに笑えない事態でも起こらない限り、私が負けることなはい訳です。あとは、相手方が6キロ痩せることができるかどうか。


この相手方、実は女性だったりします。実は私より重かったりします(読者の皆様、私の命がキケンが危ないのでここだけの話にしといてね)。というわけで彼女の方に分があるのです。で、彼女も、日ごろは居間のソファーでごろごろしながらオレンジジュースにチョコレート …という生活だったのですが、心を入れ替えたのか今では居間のソファーでごろごろしながらもオレンジジュースだけを飲んでいます。


また食べる量もかなり制限している模様です。…とはいえ私の見たところひがな果物を食べているような感じですが。


そんな彼女が数日前にダイエットのためのとんでもない兵器を買ってきました。私が竹槍でダイエットに挑戦しているところにバズーカー砲を持ってきたようなものです。その隠し兵器とは…





ホットパンツ


あなたのB.L.Tから1ストーン(確か6.3キロだと思う…自信なし)落とす!



私はツボにはまって爆笑。


B.L.T


これ、私の知る限りではサンドイッチの定番なんです。つまり


Bacon
Lettuce
Tomato



が、このビデオでは(ある意は私が知らなかっただけでダイエットの世界では)


Bum (しり)
Legs (当然太もものことでしょうな)
Tum (tummy=おなか)



なんだそうな。


こんなもんに15ユーロだかを出す彼女には敬服する限り。…などと、首都高速都心環状線の渋滞をヘリから見ながら、「庶民は大変だね」などとほざくどっかの大企業の社長のように鷹揚に構えているわけにもいかない。彼女が本気で


ワンツーワンツー


始めたらもしかすると6キロくらい平気で痩せてしまうかもしれない。まあ、それはそれで慶賀に絶えないけど、せっかく自分が6キロ痩せたんだからこの際50ユーロくらいご褒美にもらいたい(←それが本音かい!)。


で、彼女がその日から


ワンツーワンツー


始めたかと言うと…


相変わらずオレンジジュースを飲みながらソファーの上に寝転がってこのビデオを見てました。


あのー、このビデオ、見るだけで痩せるんですか?


勝利を確信した瞬間でした。


が!疑心暗鬼になると、実は彼女、私がドイツ語のコースやジムに行っている間にこっそりマジメに


ワンツーワンツー


してるかもしれない。そういえば彼女、どことなく痩せてきたような気もしなくてもない。


ま、結果は1/30にわかります。50ユーロうんぬんではなく、自分が6キロ痩せたことは事実なんだし。と、ふたたびヘリから地上を見下ろす社長になって今日の日記はおしまい。


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2003年01月17日(金) ♪ダダダダダイエット...一月で6キロ。同時進行日記(4)

はい。そこの通行人のお兄さん。はいそこの常連さんのお昼のお嬢さん。よーく聞いてください。いい、一回しか言わないよ。












(このホムペ始まって以来初です。こういう無意味な空間を作るフォント遊びは。あんま好きじゃないんですよね。というわけで今回だけということで)











実は



















6キロ痩せました。








目標達成です!








はい、フォント遊びはここまでにしましていつもの状態に戻します。


自分でも信じられないのですが、苦節2週間半、本日1/17。目標を達成致しました。


半月ちょっとで6キロです。今日だけは自慢させてください。すごいでしょ?こんだけ苦労してるんだから嘘でもすごいと言ってくれ!


今上の行で「こんだけ苦労してる」と書きましたがこれ、実はウソです。確かに最初の数日間は大変でしたがあとは別に食べなくても平気。むしろ体重が減り始めたので、減るのを見てるのが楽しくなった。実は1/2から朝夕二回体重を測っているのですが、これを見ると体重がつぶさに減っていくのが見えて楽しい。


そう、ダイエットは要はやる気なのです。


だーかーらー、今日くらいは自慢させてよ。


で、こうなると人間には欲が出てきます。今ここでやめるとリバウンドしそうだし、自分の理想の体重よりまだ4キロほど重いので、このダイエット1/31まできっかし続けます。で、1/1に書いた「年間の目標8キロ」まで何とか漕ぎ着けたいと思っています。


掲示板・メールで助言をしてくださった皆様、本当にありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。



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2003年01月16日(木) 昇給?それとも実質減給?恐怖のインフレ王国アイルランド

本日、会社内は蜂の巣をつついたような大騒ぎでした。…と言っても火事でも事故でもなんでもなかったのですが。


問題は、総マネージャーから来た一通の手紙。私を含めたヒラ社員全員にいっせいに配られた。


Snigel様

ここに、あなたの年収がXユーロに昇給することを通知します。これは5.16%の昇給です。この昇給はあなた個人の昨年の働きぶりを反映しています。

会社を代表し、ここに私はあなたの今日までの働きに感謝し、2003年もXX社とともに成長してゆくことを期待しています。

マネージャー



そうなのよ。「昇給の通知」がいっせいに配られたのだ。で、「個人の給与は他の社員に暴露してはならない」というのが契約書の中に明記されてますがそんなことはどこ吹く風。みんな口には出さないものの社内メールであーだこーだとやり取りを始めました。


もう、そのほとんどすべては失望・絶望・文句のオンパレード。


例の9・11のあと、グループの親会社は減収減益で去年は株価が思いっきり下がった…とかいう状況の中、私は昇給があったこと自体に感謝しているのだが…


「なんでこれくらいしか昇給しないのよ!」
「俺は去年頑張って仕事をしたのにこれは何だ!」



…という強烈な文句の前に私は自分の意見を誰にも言うことができず。ましてや、「おまえらジョークメールばっかり送り、ネットサーフィンばかりやってんじゃねえか」とは自分もそうなのでとても言えず。


まあ彼(女)の言っていることもある意味理にかなっているのです。アイルランドの公式のインフレ率は3%以下ですが、私たちが日ごろの生活から感じるインフレ率はとても3%なんかじゃありません。


例えばバスの運賃。うちから町まで2001年末で1.08ユーロ(アイリッシュプントより換算)これが現在1.2ユーロ。10%の値上げ。缶コーラ。同じく2001年末でたいがいの店では70セント(同じくアイリッシュプントより換算) これが今では80セント。12.5%の値上げ。Snigel家の家賃。11%の値上げ


こうやって列挙すると、アイルランド政府は何をもって3%のインフレなどとほざいているのだ?くされTesco(スーパーマーケット)も「Forever Cutting Price」とかかっこいいことを言いながら実はすべての商品の値段をじりじり値上げしているし。


ともあれ、消費者の実感としてのアイルランドのインフレ率は10%前後と言っていいと思う。それでいて5%の昇給では実際は減給であると言っても間違いはない。


しかも、みんながみんな横並びで5%したわけではなく、実は5%は最大の昇給幅で、多くのヒラ社員は3%の昇給だったという事実も判明。


うーん。みんなが怒るのもわかるような…。


で、5%昇給したからといって私の生活が楽になるとは思えない。月々の給料に換算するとそりゃあもうスズメの涙以外の何者でもありません。よくは知りませんが、聞いたところでは日本で同じことを同じようにしている人の給料は私のもらっている給料の軽く1.5倍はあるそうな。


ん?


ここまで書いてふっと思いついた。


日本の消費者金融は私に金を貸してくれるのだろうか?


…というわけでとある消費者金融会社(お姉ちゃんが一心不乱に踊るだけのコマーシャルを数年続けているあそこ)のホムペに行って私の情報を入力してみた。…と言っても住所も名前も聞かれなかった。ただ、職種や年収などの簡単な質問が5-6個あっただけ。


結果。





50万円まで貸します。


あれ、私の予定では、「あなたにはお金を貸せません」という審査結果が出て


カナーリ(´・ω・`)ショボーン。


と言う予定だったのに。


というわけで、気になった私は、別の消費者金融のホムペに行ってみた。


結果。




…これは、誰が入力してもこういう結果が出るようになっているに違いない!という結論に達した。


そういえば去年、アイルランドの銀行から「100万貸します」とか言ってきたことがあったなあ。今でも給料が手元に残らず毎月銀行口座が赤字になる生活だからとても返済のメドが立たないので借りませんでしたが(それ以外にも理由はあるのでお暇な方はこちらをお読みください)。


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2003年01月15日(水) 国際電話での超越客

昼下がり。私の電話が鳴る。電話機のディスプレイには


「英語ヘルプライン」


の表示。


まあオフィスの電話だから当然だけど、会社の電話機にはディスプレイが着いていて、内線か、直通の外線か、はたまたヘルプラインでさばき切れなかった電話が転送されてきたかはすぐに分かる。で、この場合は私がいちばん歓迎しないヘルプライン。このヘルプラインの電話がかかってくると私は仕事を中断しなければいけないし、厄介な爆弾を抱え込む可能性も大。特に仕事が忙しい時には電話線をハサミで切りたくなる。…とはいえ出ないわけにはいけないので例によって空元気な声で


私:「XX社でーす」


と答える。


で、たいがいの場合は機械的に


お客:「…ちょっとお伺いしたいんですが…」
私:「お客様番号をいただけますか?」
お客:「12345678です」



12345678とコンピュータに打ち込むと、ぽんとお客さんの個人情報が現れる。


私:「Smithさんですね。はい、どのようなご要件でしょう」


…と会話が流れる。私も慣れたものでほとんど頭は空白のままで会話を進めることができる。


で、ほとんど百回に一回以下の確率だが、お客様番号を打ち込むと日本人の名前が出てきたりする。当然私はその瞬間から日本語に切り替える。当たり前。なんで日本人同士で英語を話さねばならんねん。するとたいがいのお客さんは驚いて


お客:「あれ、日本人の方ですか?」


と言ってくる。そりゃそうだ。この会社、日本では知名度ほぼ0。とても日本人が勤めているとは思えない会社。実際、日本人、というかヨーロッパ人以外の人間は私だけだし。お客さんの電話が私にあたる確率と、同時にお客さんが日本人である確率はかなり低いと思う。


ところが一度…


お客:「なーんだー、やっぱ日本人の方だったんですね。そうじゃないかと思ってたんですよ」


…悪かったな。発音が悪くて。


このお客様には私は愛をこめて…


私:「私もそう思いました」


と言わせていただきました。


まあ実際のところ日本人の英語はわかりやすいですね。なんとなくそうじゃないかなと思う。母国語が同じだから仕方ないといえばそうなのだが。


そうかと思うと、内線が鳴り…


同僚:「Snigel、お願いだから電話に出て。日本人のお客さんなんだけどまるで要領を得なくて」


なんて泣き付かれたこともある。で私が電話に出ると


お客:「私はChan Won Liです」


…中国人やんけ… なんてことも何度かありましたが。なんだか知りませんが、私は「訳のわからん言語担当」になっているようです。


で、私の書きたいことはこれじゃあないのです。電話が鳴り、いつも通りお客様番号を聞き、「どのようなご要件でしょう?」まで話が進んだ。そこでお客さんは…


お客:「あなたの名前は?」


うーん。これ、私が一番嫌うパターン。まず名前を聞かれる。実はこれ、コールセンターに電話をかける時に実は有効なテクだと思います。名前を覚えられていると思うといい加減な対応ができなくなります。まあ、過去日記にも書いた通り、適当なことをほざいて電話の最後に名前を聞かれ、日本人のくせに「クリスティーンでーす」なんて言ったツワモノの女の子のことも私は知ってますが。


私:「Snigelですが…」
お客:「ああ、Snigelさんね。で、XXがOOした件なんだけど、あ…書類を用意してないわ。持ってくるから待ってて」
私:「ああそうですか。じゃあ同時に私もお客様の顧客情報を確認しますね」



…実はこの一言が大きな間違いだった。


1分経過。

2分経過。

3分経過。

4分経過。


相手はずっと無言。私は5分が経過した時点で電話を切る。そりゃそうだ。私だって忙しいんだから5分もボーっとしてられない。


ほどなくして内線が鳴る。


同僚:「今まで話をしていたという人から電話が入ってるよ」
私:「…つないで…」

私:「ええと、どういったお話でしたっけ?」
お客:「あなたが調べものをするからって言ったからずっと待ってたのに突然電話が切れたわ」



…おわかりいただけたでしょうか。実はお互いに「何か調べものをしている」と思ってぼーっと待っていたのです。5分以上も国際電話で。5分もぼーっと待つ私は超越したアホタレと思いましたが、お客もそれに勝らずとも劣らないアホタレだったようです。


PS: 某サイトでこんなホムペが紹介されており、私は会社で笑い死にしそうになりました。まずはこちらをクリックして一通り閲覧した後こちらをクリックすると私と同様笑い転げることになるでしょう。ただし、電話回線の方は重過ぎるので諦めてください。



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2003年01月14日(火) プレゼントにおける三段論法

とある情報筋からのタレコミによると、Mausiは現在、私のためにマフラーを編んでくれているそうです。はいはいはい。そこで「けっ」というあなたの気持ちはよく分かる。私だって、人から手編みのマフラーをもらったことは人生で一度しかない。しかもその一度は私がまだガキンチョの頃。私だって、つい最近までクリスマスやバレンタインが来るたびに「けっ」と言っていたクチだからその気持ちはよく分かる。だから最後まで読んでちょ。


いかんせん、私とタメを張るほど不器用なMausi。さぞかし時間がかかるに違いない。だからこそありがたみも増そうというものですが、でもある意味手編みのマフラーほど恐いプレゼントはないと思う。


だって、こう言ったらどうなりますか?


私:「えへっ、酔っ払って、マフラーパブに置いてきちゃった」


怒られればまだいい方で、彼女、相当落ち込んでしまうと思うんですよね。そしてそれ以上に自分も落ち込む。そうなることは分かっているからあまり使いたくない。でも使わなければ使わないでやはり彼女は「嬉しくないんだ」と落ち込む。…つまりどっちに転んでも難しいプレゼントだと思うのです。


その点、例え手編みでもセーターなら(洗濯して縮むという恐怖がありますが)、少なくともどこか愛人宅で脱いで忘れてきたとかいうフォロー不能な大ボケでもかまさない限りなくすことはなさそうだし、ましてや指輪とかなら「つけっぱなし」になるからなくす恐れもない。


また買ったものなら、言い方は悪いけど手作りに比べてお金で解決できると思う。極端な話、仮にプレゼントでもらったバーバリーのマフラー(一昔前にはやったあれ、今使っている人はいるのだろうか)を無くしたなら、デパートに走れば同じ物を売ってるからごまかすこともできる。でも手作りとなると…。かくいうわけで、私は昔から手作りのプレゼントが苦手です。今まで特に問題にならなかったのは、そういうものをもらう機会が無かったからに他ならないわけですが。


うん、手作りで一番いいのは、クッキーとかチョコレートかもしれない。何せ、その場で「おいしいおいしい」と食べればお互いに満足なわけで。ダイエットの敵ですが。


とまあ自虐ネタはこのくらいにしまして。


日曜日に同僚宅に夕飯に招かれた話はおとといしました。で、友人宅に招かれて手ぶらで行くわけにはいかないので私はイタリアンワインを持参。でも考えてみると妊婦さんが酒をガバガバ飲めるはずはなく。というわけで、「あげる」→「いらん」→「じゃあもらう」というすばらしい三段論法で、ワイン1本ほとんど自分で開けてしまいました(ダイエットへの悪影響はここでは忘れましょう)。


で、自分で持参したワインを自分で飲むかどうかはともかく、どうやら酒を飲みそうだったので私は「飲んだら吐くな。吐くなら飲むな」 …じゃなかった「飲んだら乗るな。飲むなら乗るな」の大原則に従い珍しくバスで町へ行くことにする。前にも書いたけど、あまり感心できた運転をしていない私も飲酒運転に関してだけはまじめに考えています。


で、久しぶりにバスに乗ったわけですが、…うーん、さすがバス。「公共交通機関」と言うだけのことはあります。まさにネタの宝庫。小ネタをゲット。


考えてみると、「自宅」という自分のスペースと「会社」というスペースを自分の車で往復していると、「公共」との接点があからさまに減ります。そういう意味では「乗合」バスはまさに公共との接点。ただ乗るだけでいいネタになります。


自宅近所のバス停。バスの通過時刻に合わせてバス停に行ったところ、バス停には老婦人が待っているだけ。老婦人、私を見るなり


婦人:「寒いわねえ」


この日も風は強く、冷たかった。バスで町に行こうと決めたことを後悔しはじめていた。と言うわけで私も


私:「ほんとだねえ。このままだと今年の7月あたりは恐ろしい寒さになるね」(←Snigel流のジョークのつもりです)


…と答える。この寒いジョークでますます寒くなったという予測が十分に可能なオチは当然使わずに、この会話は進む。


婦人:「今時期、中国もこのくらい寒いの?」

ぴくっ。


私:「あのー、私、中国人じゃないんですけど」


婦人:「あら、ごめんなさい。でも私たちには中国人も日本人も見分けがつかなくて」


で、彼女いわく、なんでも以前自宅に中国人をホームステイさせていたとかで、彼女の話をあれこれと始める。彼女、市内某所のスーパーマーケットで働いているそうな。給料は冗談のように安い。


婦人:「あなたも、レストランかどこかで働いているの?」


ぴくぴくっ。


私:「はあ、しがないサラリーマンをしております」


このご婦人に何の悪意もないんだろうけど、アジア人=中国人=賃金の安い仕事をしているという三段論法が頭の中に染み付いているのがあからさまに分かった。私は別にいつものことなので気にもとめなかったけれど、まあ、これが平均的なアイルランド人が描くアジア人像なんだろうなあと思う。


ま、話しかけてくるだけマシ...という気もしますが。



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2003年01月13日(月) ダブリンバスの秀逸広告ギャラリー

ここ数日特に会社では多忙な日々が続いています。ちゅうわけでちょっと更新する暇がありません。お茶を濁すという意味で、ダブリンバスのちょっと秀逸な広告集をご紹介します。「ナイトリンク」はダブリンの中心から郊外に運行される深夜バス。個人的にはヨッパーとべたべたカップルの巣窟なので好きではありませんが。




うーん、アイリッシュだと妙に実感がこもってますねえ。



当たり前じゃい。



違うものに乗ってしまう...と考えるのは私がアホだからですかねえ...。はい以下自粛です。



個人的にはこれがいちばんだと思うなあ。そういう間違い、この国なら本当に起こりそうだ。

はい、次はすぐ更新します。今日はこの辺で。


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2003年01月12日(日) もう驚かない?アイルランド恐怖の産婦人科医

O'Connell Bridgeから徒歩1分というとんでもなく便利な場所にアパートを借りている私の同僚の女性。実は私の元主任さんで、年齢不詳ながら推定30代後半。アイリッシュの彼氏がいる。この方他のどの主任さんに比べて話が分かるので私は好き。何か間違っても「いいよ、いいよ」と言ってくれる。でもしっかりポイントをついて教えてくれる。彼女のおかげで今の会社でのスタートがうまくいったといってもいいだろう。


で、彼女のアパートに、ドイツ人の同僚ともどもディナーに呼ばれる。数日前に…


彼女:「うちでディナーをするけど来る?」
私:「遠慮しとく」
彼女:「なんで?」
私:「今、おダイエット中なのだ」
彼女:「じゃあ、ダイエットメニューにする」
私:「行く」



…というわけ。で、彼女いわく、もうすぐこのアパートから引っ越すんだそうな。その理由とは…


妊娠


…うん、今年になってからなんだか出てきたお腹が気になっていたけどやっぱり妊娠していたのね。だって女性に聞けないでしょ?「あなた妊娠してますか」って。こんなことになったらどうなるのだろう。


私:「あれ、もしかして妊娠してる?」
女性:「……………してないわよ



…ああ、引っぱたかれるか、二度と口をきいてくれないかのどちらかだな。


とはいえ、妊娠5ヶ月にしてはお腹の出っ張り具合が目立つ。彼女は爆弾発言をする。


彼女:「実はねえ、双子なのよ」










双子っすか?まじっすか?


双子…これ、全くシャレにならないと思います。当たり前ですが、養育費2倍。誕生日プレゼントには同じ物をふた使う必要があるし、子供が大学にふたりとも行くとか、下手したら留学するとかいわれた日にゃまさに金がいくらあっても足りない。…他人事ながら心配になる。


で、彼女の話を聞いていると、いろいろ驚愕の事実が判明。


アイルランドでの産休は18週間


18ヶ月じゃあありません。18週間です。つまり、出産予定日前に1ヶ月産休を取ると、残りは3.5ヶ月。そんな短期間でお母さんが会社に戻ってこれるとは思えません。


というわけで、他は知りませんがうちの会社、2ヶ月間なら「給料を払わない」という前提で産休を延長することができます。それでも半年。彼女の場合、両方の両親が他界および、アイルランドにいないので頼りにすることすらできません。


私:「で、どうするの?」


まあ、私でなくてもだれしもがこう聞くと思うのですが、これがまたとんでもない話でして。いわゆるベビーシッターさんを雇うと、ひとりにつき月800ユーロ。双子で1600ユーロになるか、割引があるかは知りません。が、大金には違いありません。


で、今いるアパートが手狭なので郊外に新しいものを借りるそうですが、当然金がかかります。で、出産費用等も考えると…前途多難どころの騒ぎじゃないですよね。前途真っ暗です。


しかも私が前に聞いたところでは、例えばドイツ。双子のお産と分かっていれば医者は最初から、9ヶ月目くらいに帝王切開で赤ちゃんを取り出してしまうそうです。その方が母子ともに安全。


理にかなってます。私の知り合いの女性に双子の女性がいるのですが、彼女、左半身に障害を持ってます。これが信じられない話でして、なんと、彼女のやぶ医者、出産直前まで双子であることに気がつかずに、彼女を危険な状態に晒してしまったらしい。死産すら免れたものの、彼女には障害が残ってしまった。ちなみにアイルランドでの話じゃありません。ただ、某先進国で30年前とはいえこんなことが起こったというのが信じられない。


ともあれ、そんな不測の事態を事前に防ぐという意味でも帝王切開は理にかなっている。多くの国では、母親が自然分娩を希望しても有無を言わさず帝王切開してしまうそうな。


翻ってアイルランド。彼女が産婦人科医に言われたこと


医者:「うーん、やってみないと分からんね」


というわけで、現状だと、自然分娩に挑戦するそうです。あのー、正しい年齢は知りませんが、彼女、立派に「高齢出産」の部類に入ると思うのですが。ついでに言うと初産。はっきり言って私の方が心配になっています。


で、ディナーですが、前菜サラダ、メインはナスと完全ベジタリアンメニュー。控えめに食べましたので、体重には影響ないと信じてます。



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2003年01月11日(土) 投稿編:アイルランドでの歯科体験

歯医者についての投稿をいただきました。笑わせていただきました。ちなみに私、来週歯医者に行きます。というわけで笑ってばかりもいれないのですが。皆様の投稿もお待ち致しております。


暇なので、「私のアイルランドでの歯医者エピソード」を投稿します。


こっちに来る前に、日本で歯医者に行き、ある程度治療して、厳しいイヤミな歯医者に「まだまだ治療の場所は残ってるけど、6ヶ月後に日本に戻ってくるなら、それまでは痛みをともなうことはないでしょう。」と言われ、アイルランドにやってきて、今、11ヶ月・・・・日本にまだ戻ってません。


案の定、3ヶ月ぐらい前、歯が痛み出しました。こっちの歯医者になんて死んでも行きたくないと本気で思っていたので(アイリッシュのいい加減さを知ってるので)、痛くても、自分で気付かないふりをしてました。が、とうとう、歩くたび、動くたびに激しい頭痛を伴うほどの痛みに・・・・。それでも、アイルランドの歯医者には絶対に行きたくなく、バファリン(日本の痛み止め)を飲んでましたが、それも効かなくなるぐらいに・・・・・あきらめて、会社の社員お世話係りみたいな仕事をしてる人に、頼んで歯医者を予約してもらい、連れてってもらいました。私のときは、翌日に予約が取れましたよ。(これは奇跡だったんでしょうか?)


連れてってくれたのは、会社の社長の子供たちの家庭教師をしてる35歳ぐらいのおじさん。会社内にある私の住んでる社宅にかなりの高級車でお迎えにきてくれたのはいいものの、運転が・・・・・すっごく・・・・・あらい。ご存知だと思いますが、アイルランドの道路は最悪、そんななか、すごいスピードで歯医者まで。ずっと、座席の横のドアのつかむとこを握ってました。このとき、おじさんは、私がどれだけ歯が痛いか知らなかったようです。


英語があまりしゃべれない私のために、そのおじさんは、歯医者のなかまで付き添ってくれ、いったん、待合室へ。名前を間違って呼ばれたものの、いつものことなので、べつに訂正もせず、診察室へ。診察台1台、医者1人、看護婦1人、That’s allでした。お医者さんは50歳ぐらいのおじいさん、陽気に「どこの国の出身だい?」と聞きながら、診療台の上で恐怖に怯えてる私の口のなかを診察。「日本です。」というと、「おー、日本かい、だったら隣のレストランの人たちとしゃべれるね。」と。緊張してるなか、私は「それは、チャイニーズレストランだよ、じーさん・・・・、中国と日本は違うんですよ・・・・。」と思ったものです。


フレンドリーな先生は、診断を終え、「親知らずが原因だね。これを抜かなくっちゃね。なーに、すぐ終わるさ。はっはっは。」と私に告げ、麻酔注射をされて、いったん、待合室へ戻され、待っていたおじさんに歯を抜くことになったと告げると、かなり驚いたらしく(おじさんは、歯をちょちょっと削って終わるくらいの程度だと思ってたらしい)、真剣な顔で「歯を抜くとき、側にいて、手を握ってってあげましょうか?」と・・・・・丁寧にお断りしました。看護婦に再び名前を呼ばれ、待合室にいた他の患者たちに「Good luck!!」と言われ、診察室へ。


先生は、私のおでこを片手でおさえ、片手にペンチみたいなのを持って、プルプルしながら引っ張り、幸い麻酔がよく効いていて、痛みもなく、たぶん10秒で終了。消毒して、この日で治療も終了。他にも、絶対、虫歯があるはずなのに・・・・・(知ってか知らずか)


アイリッシュを信用してない私は、麻酔が切れてからすごい痛みに襲われるのではと心配しましたが、その後、無事に何事も起こってません。


ちなみに、診察代は50ユーロでしたよ。


P.S 私の知り合いの日本人の人が歯医者に行った時は、歯を削られてから、「歯に詰めるものが、今、ないので次回、詰めます。」と言われ、かなりの痛みに襲われたようです。恐るべし、アイリッシュ!



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2003年01月10日(金) ♪ダダダダダイエット...一月で6キロ。同時進行日記(3)

ここ数日、ダイエットネタで掲示板が盛り上がっております。ありがたいことです。私も日記に書き始める前に、「絶対掲示板での食いつきがいいだろうな」(…とかいう言い方は失礼か)と思っていたら、案の定でした。一言で言えば、ダイエットはみんなが興味を持っている問題…というがみんなが悩んでいる問題なんでしょうね。


いや、みんながみんなというのは間違ってますね。身近なところではひでかす。ひでかす、日本人にしてはかなり長身です。が、体重は私より軽い。はたからみるとほとんど栄養失調のかいわれ大根です。


彼、フィッシュアンドチップスを食べれば、家では「片づけ食い」の第一人者。昨日も、例のドイツ人が残していたチャイニーズテイクアウェイを「もったいない」という理由で食べ…さらには今朝は、デーニッシュクッキーを朝ご飯がわりに缶半分食べて気持ちが悪くなるという治療が必要なあほなことをして…とにかく、食べます。が


「食べても食べても太らない」


そうです。


ほとんど今の私には殺意を抱かせる発言ですがこれ事実。食べても太らない人っているんですよね。


で、彼いわく、


「ご飯は太らない」


そうな。なんでも昔ビンボーだった頃、納豆だけでご飯を何杯も食べていたそうな。彼いわく、「ご飯は炭水化物だから太らない」そうな。そういえば私は日本ではご飯は少しだけどおかずはたっぷり食べてたからこれがもともとの間違いなのかな…と思った。ところが、掲示板には


食べなきゃ! 食べるものを選べばいいのよ。(小麦の)パンと米とビール(スタウトを除く)はやめる。(Mariaさん)


え?米、パンだめなの?ほとんど食べてないからいいのですが、パンと米って考えてみたら食事の基本じゃないですか?(何も知らない)


というわけで、ダイエットに対する基礎知識の全くない私ですが、現在は私なりの自己流のダイエット方に挑戦しています。


食べる量を減らす。


はい、異論反論多数あるのは承知しています。


食べないダイエット=短期間ダイエットはもれなく、リバウンドします。1ヶ月以内に体重の5%以上を落とすと、体の方で、普段より多めの脂肪を蓄積しようとします。そういうカラダのシステムがあるのです。(Mariaさん)


…だそうで。非常に理にかなったご指摘です。と言うわけで…でもないのですが、いちおう、食べてますよ。ここ数日は。


掲示板にカキコしてくださった皆様


朝と昼は普通に食べる。で、毎日ジムに通い、夜は食べない(ビール一杯程度はよし)。お腹がすいたら水を飲む(もしくは紅茶とか)。(ラファさん)


朝しっかり食う。おやつに軽く食う、でもって夕飯を食う。っていうのがいいって聞きました (*^_^*) (紫色のさくらさん)



とまあ、朝ご飯の重要性について指摘されています。ただ、私の生活習慣からして朝しっかり食べるのは難しいんですよね。起きてから1時間くらいは何も食べようとは思いませんし、食べたくない時に食べるとよくない気がする。


…ちゅうわけで、会社についてから、99.9% Fat freeのヨーグルトか、99%Fat freeのライスプディング、最低限牛乳をチンして1杯飲んでます。うん、牛乳(成分無調整のフツーのやつ)にも異論反論があろうかとは思いますが。


で、お昼、これは昨晩のうちに用意しておいた特製サラダ…レタスを中心にして、テキトーな野菜、トマトとかきゅうりとかブロッコリーとかを適当に切って適当にぶちこんだやつ。どうしても野菜だけだと味気ないので、このサバの薫製、一切れを3回くらいに分けて食べてます。写真は2切れ入ったパック、つまりこれで6回分くらいかな。


このサバが、今回のスーパーヒットでして。というのも、魚が近海で豊富に獲れているにも拘らず国内での値段がアホのように高いアイルランドにあって、このサバの薫製の値段はこのパックで2ユーロと大変にお買い得。スモークサーモンの半額以下。へたしたら1/4とかの値段。それでいておいしい。もともとスシ屋でもヒカリもの大好きだった私のこと。サバも当然好き。


で、会社内でみんながチョコレートやクロワッサン、クッキーをつまんでいるのをあえて無視して一切の間食を避け、どうしてもお腹が空いたらりんごか何かを食べ、夕飯は昼ご飯とほぼ同じサラダ。


そう、一言で言ってこの1週間はサラダばかりアホのように食べ続けています。


私にとって幸いだったのはもとからサラダが好きだったということ。牡蠣とかバナナとかひじきとか一部例外がありますが、私はほとんど好き嫌いがありません。ゆえに野菜も好きです。今までも野菜を好んで食べてましたが、今までとの違いは、必ずマヨネーズもの(ジャガイモをマヨネーズであえたポテトサラダ)とかコールスローとかが混ざっていたのを一切排除。ゆでタマゴもあまり良くないようなので排除。


かくして自分としてはしっかり食べていると思います。確かに、いらん間食や食べる量そのものが減ったおかげで胃に入る食べ物の量は半分以下になったと思いますが。


で、途中経過を報告すると、現状1/1に比べて4.6キロ減ってます。と言っても、この1週間はたった1キロ減と減り方はとても緩やかです。このまま緩やかに減ってくれれば1月末までの6キロ減は決して不可能ではないと自分では思っていますがどうなりますやら。


リバウンドについてですが、これ、心配しつつ、心配してません。というのも、今回のダイエット、実は人生で2回目なのです。あれは、ええと、確か94年のこと(うわっ、8年も前やんけ)当時、実は今以上に重かったんですよね。


で、ある日突然思い立ってダイエットを始めました。やりかたは実はあまりよく覚えていませんが、もっと過激に「食べない」ダイエットだったと思います。あわせて(安易な方法と笑われそうですが)ジョギングなどもやりまして。見事に3ヶ月で15キロ近く減りました。で、そののちもリバウンド、ほとんどなかったんですよね。もっとも立ち仕事のアルバイトなどをしていたせいもあるかと思いますが。まあ、8年という長期的な目で見ると見事にリバウンドしてますが。


体重が増えたのはアイルランドに来てから、しかも最近ですね。もとから食べる量が増え、かつ脂っこいとか、マヨネーズまみれとかの>「良くない」食べ物を食べ、そこに自動車での通勤が運動不足という形で追いうちをかけた…というのが本当のところと思います。


はい、異論反論多数あろうと思います。大歓迎ですのでぜひとも掲示板にお願いします。





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2003年01月09日(木) つなぎ更新

自宅での更新は極力しないようにしています。理由は簡単、インターネットが遅すぎていらつくから。日本の常識からは信じられないでしょうが、私の自宅からのインターネットへの接続は未だかつて電話回線。しかもつなぎ放題ではありません。基本料金無しで夜間1分1セント。つまり金額としては大したことはないですが、半面、遅い遅い。ホットメールのアカウントを開くのにも1分以上かかります。というわけで、イライラするだけあほらしいのでなるべく更新はしないようにしているわけです。

ダイエット、どうやら負けないことはほぼ間違いないようです。挑戦相手の女の子、家に帰ってくると友人の男(推定ゲイ)とチャイニーズテイクアウェイをばくばく食ってました。「今日だけ」と言いながら。うん。これは確率としては

(1)どっちも失敗する 60%
(2)私だけが成功する 20%
(3)私だけが失敗する 15%
(4)どっちも成功する 5%

…って感じですね。

ええと、ダイエットに関する話はリバウンドの話などしたいことがいっぱいあるのですがまた今度に譲るとしまして、ええとですね、オフ会ですが、開催決定です。で、ありがたいことにもダブリン以外の場所からも足を運ばれる方もいらっしゃるようなので、私も考えました。

2/9のお昼なんてどうですかね?

昼食をつまみながらでもよし、飲むだけでもよし、考えてみたら夜やらなければいけない必然性ってないですよね。もし土曜出勤というかわいそうな方がいらっしゃれば翌日の日曜日でもいいし。どうでしょ?参加ご希望の方、ご意見をお聞かせください。私は、お昼にやるってのはなかなかにして名案だと思うのですが。



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2003年01月08日(水) 日本の常識では図れないアイルランドの交通事情

クリスマス前は比較的余裕があったのに、年が明けて仕事が鬼のように忙しくなりました。おかげで昨日は日記の更新ができませんでした。


ここ数日、ケーサツ当局が日本に遅れること30年、ようやくアイルランドでも最近始まった「交通違反の点数制度」。これを盾に、速度取締を強化する旨を散々喧伝しています。で、まあアイルランドの法定速度は96キロ。町中での規制速度も48キロと日本に比べるとはるかに高めなのですが、この規制速度はっきり言って守られてません。


で、ケーサツも言うことが極端でして、スポークスマンは


「1キロでも違反してたらばしばし取り締まるでー」


とのこと。特に、ダブリン市内の48キロ規制圏で取締を強化する方針だそうな。どうもやることが極端というか。


で、まあ、これ自体はいいでしょう。実際昨日も会社帰りにLong Mile Roadという道を運転していると、クソガキが二匹10歳くらいの男の子と女の子が保険金狙いとしか思えないタイミングで人の目の前に飛び出してきまして、私が規制速度以下で走っていたから良かったものの、そうでなければ一匹はねてました。まあ人の目の前にいきなり飛び出してきて、人のせいにされたらたまったもんじゃないというのが私の正直な意見ですが。ともあれ、確かにダブリンの住宅密集地で48キロ以上で運転するのは危ないと思う。


閑話休題。で、このニュースを聞いていて、次の一言が妙に引っかかったのです。


「…合わせて、免許証の携帯が義務づけられました」


へ?


え?


じゃあ、今まで、免許証の携帯は義務づけられてなかったの?


裏付け取材したところによると、どうもつい最近までアイルランドでは免許証の携帯は義務づけられていなかったらしい。なんでももしケーサツに求められたら、数日のうちに最寄りの警察署に提示すればそれで良かったらしい。


身代わりとか多かったろうなあ。


そういえば去年物損事故をおこしたときも最寄りの警察署に保険証を提示するように言われたけどそのまま放ってあるけどお咎めなしだなあ。


どうも日本の常識では図れないアイルランドの交通事情です。



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2003年01月06日(月) ♪ダダダダダイエット...一月で6キロ。同時進行日記(2)

1/1から50ユーロという私にとっての大金を賭けて始まった「1ヶ月で6キロダイエット競争」。最初の3日間は体重計に乗るたびに体重が減っていましたが、1/3に元日と比較して3.5キロ痩せたのを境にして、まったく体重が減らなくなりました。頭打ちというやつです。


まあ、3日で3.5キロの割で減っていき、1/31には35キロ痩せている…なんてことはありっこないので当然といえば当然ですが。でも、毎日こんなにお腹が空いているのに体重が減らないのは納得が行かない。どうせ体重が同じならおいしいものを食べた方が得ではないか…という「ギブアップへの誘惑」が頭をもたげております。ある意味50ユーロを賭けて本当によかったと思います。これがなければもう今日当たりでギブアップしてました。


うちの会社。ちょっとした「習わし」として旅行に行った人が、お土産にチョコレートなどの甘いものを買ってきます。で、クリスマス休暇明け、会社は「チョコレート・ビスケットざんまい」です。みんながおいしそうにバターたっぷりのビスケット、ナッツが香ばしいミルクチョコレートを食べているのを、私は泣きそうな思いで見ています。


今、おととしくらいにベストセラーになった"Man and Boy"という本を読んでます。まだアイリッシュプントが流通してた頃に買ってそのまま机の上に「積ん読」になっていた本。この中で、主人公の男がたった一回同僚の女性と一夜を共にします(ちなみに英語ではOne Night Standといいますが)。で、その女性が彼に「昨日のことは忘れていいのよ」という主旨のSMS(ケータイへのショートメッセージ)を送るのですが、それを男の妻が偶然見つけてしまいます。


速攻別居。


で、彼女が言うのです。


「あなたにとってはたった一度の過ちのつもりかもしれない。でも一度やってしまえば、2回目はもっと簡単になり、3回4回とするうちに罪の意識もなくなるのよ」


とかいうくだり(読み返してません。記憶で書いてますのでちょっと違うかもしれません)があります。


これ以上は読む価値のある本なのでぜひ読んでもらいたく内容には触れませんが、これ、そのままダイエットにも当てはまるような気がするんですよね。


たった一枚のビスケット。ダイエットにはあまり影響はないかもしれない。でも一枚食べたら2枚目には罪の意識は一枚目より薄れそのうち3枚4枚と食べてしまうかもしれない。…というわけで、何とか食べないで乗り切りました。


で、こうやってやせ我慢をして初めて気がついたのですが、会社でコンピュータの前に一日座り、チョコレートをつまんでいた日にゃ、そりゃ太ります。私のとなりの席のプロサッカー選手Andrewは、チョコレートのみならず、Sparで買ってきたスナック菓子をばりぼり。…そのいい匂いが私の席まで届き…。私は泣きそうでした。


かくして現在も空腹な私。当然寝ている時もお腹が空いています。そのせいかどうか知りませんが、ここ数日毎晩夢を見ます。人間は寝ている時に夢を見るそうですが、私はその夢をほとんどと言っていいほど覚えていないのです。夢を覚えているのは風邪などを引いて熱があった時などの特殊な時ばかり。通常時には夢を見ない(まったく覚えていない)のです。


そんな私なのに、ここ数日毎日夢を見ます。それも食べ物の夢ばかり。こんな夢を見ました。あ、夢なので当然まったくナンセンスです。


風邪だかなんだかの病気で私は医者を訪れる。医者との会話。


医者:「君の病気は、この薬を飲めばすぐに直るよ」


…と渡されたのは、使い捨ての目薬のような液状の薬。


私:「じゃあ飲みます」
医者:「でもこの薬は効き目が強いから、一緒にポテトチップスひと袋食べないといけないんだよ」



…ネタと思ってるでしょ。ホントに見たんだから。そんなアホな夢を。他にも夢を見ましたが、そんなのばかり。


ダイエット道はなかなかにして厳しいです。こんなことに成功したことのある方には心から敬意を表します。



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2003年01月05日(日) 車ごとアイススケートを楽しむ

昨日の日記…ちゅうか業務連絡ちゅうかで「これからジムに行ってきます」と書き、そのまま本当にジムに行きました。


まずは車のウィンドウグラスの氷を引っぺがし、そして、車を数分暖めてから出発。


話は去年の暮れ…たった10日ほど前の話なんですが…にさかのぼります。ドイツのハノーバー近郊のイナカのMausi宅から町外れの友人宅まで夜、車で出かけることになりました。この日は冷たい冷たい雨が一日中降ってまして、これが日没と同時に
きれいに凍ってしまいました。


Mausiの家の前の道。完全に凍結。


雪よりも氷の方が怖いということに初めて気がつきました。厚さにしてたった数ミリの氷が、道路を完全にアイススケート場にしてしまっています。


で、つるつるの道を歩いてガレージへ。ガレージの外に止めてあったMausiの車は完全に氷結。ガラスだけじゃないんですよ。ボディまで凍ってました。で、まずはドアが凍っていて開かない。


とりあえずお湯を用意して、ウィンドグラスにぶっかけます。お湯はぶっかけた端から再び凍っていきます。それを繰り返し、なんとかドアも開き、エンジン始動。


そのまま放置すること10分。私は意を決して出発。


言うまでもなく、寒いドイツのMausiの車。タイヤは冬用のタイヤを履いています。とはいえ昔あったラジアルタイヤとかに比べるとつるつる滑るでしょう。…ちゅうか、私はこの日が氷の上での運転初体験でした。


注意深く、家の前の裏通りに車をバックで下げ、そして注意深く発車。


もうすぐ表通りというところで軽くブレーキをかけると…


おー車が滑っているよ。


回りに他の車や標識などの障害物が何もなかったので心配はしませんでしたが、車がつるーっと滑っているのがシートを通じて伝わってきます。すべてはスローモーションで進んでいます。車は滑っているのになす術もなし。


幸い表通りはエンカルだかなんだか知りませんが、凍結防止の薬剤が撒かれているらしく凍結はなし。それでも(人の車だし)私はゆっくりと表通りの下り坂を友人宅に向けて進みました。


で、友人宅への裏通り。私は文字どおり凍りました。


下り坂…完全に氷結。


大した急坂じゃあありません。が、坂の途中で友人宅のガレージへ左折で進入しなければいけません。もし滑ったらえらいことになりそうです。


相当注意しながら車を勧めたので何も起こりませんでしたが。まあ、人生初の氷上での運転、いい経験になりました。


で、昨日の話。前日は-4度まで冷え込んだという話だったので、私も注意していましたが、ただ路上は乾いており、凍っている気配はありません。


で、私はPhoenix Parkを突っ切ってショートカットすることに。ちなみにヨーロッパ一広いPhoenix Parkは車で突っ切ることができます。東西方向に突っ切る人は多いですが、南北方向に突っ切る人はほとんどいません。東西方向には広い真っ直ぐの道が整備されているのに対し、南北方向には狭いカーブの多い道があるだけ。で、私はその狭い南北方向に突っ切ろうというわけ。


森の入り口当たりで前を行く車に追いつきました。フォードのフィエスタはゆっくりと進んでいきます。通勤途中で急いでいたりしたらいらいらしそうなものですが、急ぐ旅じゃなしと私はゆっくり後から続きます。


で、左方向へのブラインドカーブ(見通しの聞かないカーブ)を抜けると


あら、道路が河になってる


しかも完全に凍ってる。


前の車、速度はゆっくりだったにもかかわらず氷の河に入る前にスピードを落とすことができず、そのままゆっくりと氷の河へ。慌てたフィエスタの運転手はブレーキをかけます。これがよくなかった。車はゆっくりとスローモーションで、対向車線へ滑りはじめます。で、対向車線には新車のBMWが…。


このBMW。事態をよ見切っていました。フィエスタの数メートル手前で止まります。フィエスタも道路の反対側の車線でようやくななめになりつつ止まります。


で、いったい私は何をしていたかというと、とりあえず、一緒に対向車線に滑っていくのだけは避けようと右に滑りめた車をなんとか左に向けて止まりました。私の方が後続でスピードも遅かったこともあってか私はちょっと滑っただけで問題なく止まりましたが。


教訓:カーブの向こうに凍結路あり。冬は注意しよう。



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2003年01月04日(土) 業務連絡:オフ会やりますか?やりませんか?

掲示板・メールで、「次のオフ会はいつですか」というご質問が、ちらほら来るようになりました。んじゃあ、


2/7(金曜日)か2/8(土曜日)あたりに
ダブリンのレストランかパブあたり



…でやりますか。ええと、「そういう条件なら参加してもいいよ」という方、今日から1週間以内を目安に作者にメールまたは掲示板にてご連絡ください。参加(予定)者が5名を超えたら皆様のご希望を踏まえながら具体的な予定をご案内しようと思います。ただし5名以下の反応しかない場合は企画倒れ


皆様のご希望は最大限に尊重しますので、


(1)こういうのがいい!ここがいい!というご希望
(2)この日だったら行けない、ここだったら行かないという避けてほしいというご希望



をお書き添えの上、作者までメールまたは掲示板にてご連絡くださいませ。たぶん日付は2/7か2/8で確定です。なぜなら、翌週はバレンタインですし、前の週は作者はドイツに行っておりますので。


皆様のご参加をお待ち致しております。


Q州は雪だそうで、なるほど、うちの近所の人がやっているサイト、さっそく写真をアップしてましたが、確かに雪がかすかに積もってます。ダブリン、今朝(1/5)は快晴ですが、寒いです。昨晩は-4度とかまで冷え込んだとか。今からジムに行くのですが、車のウィンドグラスは完全に凍ってました。


ちゅうわけで、業務連絡でした



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2003年01月03日(金) ドイツ国鉄も実はアホタレだった...

ドイツ国鉄。時間に正確とか、特急列車(ICE)は日本の新幹線以上に快適…となんとなくいいイメージが先行しがちです。私も最初はそうでした。が、どうも最近化けの皮がはがれつつあるような気がします。


ドイツにお住まいの方にはお馴染みのBahn Card。一年有効で、140ユーロ。これ一枚で運賃が一律半額になる優れもの。…だったのですが、去年の12月の半ばから、ドイツ国鉄は運賃体系の大改革に乗り出しまして、このBahn Cardも60ユーロと半額に値下がりした代わりに、運賃の割引も半分、つまり一律25%引きになったわけです。


ちなみにドイツ国鉄の運賃は高いです。正確には比較していませんが、おそらく日本のJR並の運賃だと思います。たとえば私が良く利用するデュッセルドルフ=ハノーバー間、距離は知りませんがたぶん300キロ程度。特急で約2時間30分かかります。この区間を正規の運賃で往復すると90ユーロ(高!)でもBahn Card を使うと68ユーロ。…とはいえ、以前はカードでは半額、つまり45ユーロだったのですから、これはかなりの値上げです。そういうもっともな批判をかわすために「でも事前に予約してBahn Cardを使えば約4割引」という割引も始めました。これで51ユーロ。


鉄道のいいところは、都合のいい時間に駅に行き都合のいい列車に飛び乗れることだと思うのですが、ドイツ国鉄はそうは思わないようで、事前に予約をさせようという魂胆。


問題は私、今月末の金曜日にドイツに行き、日曜日に帰ってきます(何たる「凶」行スケジュール)。で、このドイツ行きが、ドイツ国鉄が運賃体系を改訂した後初の旅行となるわけ。


マニアックになりすぎるので詳細は省きますが、Surf & Railという割引もなくなったので、どうやら期限の切れたBahn Cardも更新しなければいけない模様。


と言うわけで、ドイツ国鉄のウェブサイトに行き、デュッセルドルフ空港=ハノーバー間のチケットを予約しようとする。すると、


サイトユーザーに登録しないとチケットは買えません



…おーい、こんなの昔なかったぞ。


で、クレジットカード番号などを登録して、サイトユーザーになろうとすると


Bahn Cardがないとサイトユーザーにはなれません


…ナメた会社。


文句を言っても仕方ないので、Bahn Cardをオンラインで作るべく、Bahn Card作成のページへ。


で、住所、氏名などを登録すると、次に出てきたのは


銀行名・口座番号を登録してください


ハァ?


そこを空白にして登録したが、ダメ。


そう、Bahn Cardがなければチケットは買えない。銀行口座がなければBahn Cardも作れない…という素晴らしい展開。


だいたい、チケットはクレジットカードで買えるのに、なんでまたBahn Cardは銀行口座がないと買えないの?私にはその理由がさっぱり分からない。で、チケットは早く買わないと割引が受けられないので今のうちになんとか問題を解決したいところ。


…と言うわけで、ドイツ国鉄のヘルプラインに電話。


「しばらくお待ちください」


というメッセージが数分流れたあと、


「ただいま係は忙しくて電話に出れません。ファクス番号は…メアドは…です」


というメッセージの後、電話は一方的に切られる。


なめとんのか。こら。


もう一度チャレンジ。何せ電話代は会社持ちですから、知ったことか。


すると今度はすぐに


係:「ドイツ国鉄Bahn CardサービスのXXです」(言わずもがなドイツ語)


と誰かが電話に出る。


私:「英語話すでしょ?」
係:「はあ、少し」



苦節10分。この係の兄ちゃんに事情を説明するが、さすがドイツ国鉄


係:「このケースでは私どもはお役に立てません」


という素晴らしいひとことで会話は終了。


で、頭に来た私は、私のすでに期限切れとなったBahn Cardの番号をやけくそになって入力。


切符を買えた。


…ああ、なんたる大マヌケなドイツ国鉄。


今日の体重、1/1より2.4キロ減。体重現象は頭打ちの感があります。あと3.6キロ、どうやって痩せよう。掲示板へのご提案をお待ち致しております。


そうそう、掲示板といえば、ここ数日、「なんで私の投稿にリンクが勝手に貼られるの」というご質問が相次いでおります。これ、この掲示板の運営会社OTLだかOTDだか忘れましたがこの会社が、広告収入を上げるために800ほどのキーワードをあらかじめ設定しておいて、そのキーワードを誰かがカキコするとそこに勝手にリンクが貼られるという非常にウザい仕組みです。クリックしても何のメリットもないので放置でお願いします。あまりに評判が悪いようでしたら、掲示板移転も検討します。いい無料掲示板があればぜひ教えてくださいませ。



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2003年01月02日(木) ♪ダダダダダイエット...一月で6キロ。同時進行日記(1)

こんばんわ。Snigel@ダイエット3日目です。

腹へった。

腹へった。

腹へった。



このまま100回くらい書いてもいいのですが、読者さんに見放されるのでこれくらいで。


ダイエットの方法、いろいろありますよね。パイナップルのみを食べ続けるダイエットとか。カロリーや食べ物の種類を徹底的に管理する方法。ひたすら食べない方法。はたまた、怪しげな薬を飲む方法。


以下は会社の同僚が行ったことがあるといっていたダイエット。ちなみにドイツ人(←と言いつつここポイント)です。


一日目:朝昼晩3本づつ。計9本のソーセージを食べる。ソーセージなんてカロリーの高いもの…と思いますが、ドイツ人ならいいんでしょうなあ。


二日目:朝昼晩3個づつ、計9個の玉子を食べる。…タマゴなんてコレステロールの高いものを3個づつ…。その感覚がすでに信じられませんが。


3日目:朝昼晩計3個づつ、計9個のバナナを食べる。うん、バナナならまだ分かる。



ちなみにこの方法で彼女は3日で3キロの減量に成功したそうな。どうも胡散臭いですが。


で、私の話に戻ります。なんでまたダイエットしようとしたかというと、話は12/30にさかのぼります。ドイツの友人宅に行った私とMausi(私の彼女=仮名)。トイレに行くと、タニタのデジタル体重計。ほうほう、ドイツにもタニタは進出しているのかと感心しつつ体重計に乗ってみた。


ハァ?


なんとクリスマス前後のドイツでのソーセージの食べ過ぎ、チョコレートのつまみ食いのし過ぎ、さらにはビールの飲みすぎでなんとわずか10日間で3キロの増量。その瞬間に、新年の目標(New year’s resolution)としてダイエットが急浮上したわけです。


まあ友人宅だけなら体重計が狂っていた…なんて可能性(人は「希望」とも言うが)も捨て切れないわけで。で、ダブリンに帰ってきた私は、久しぶりに同じくタニタの脂肪計つき体重計に乗ってみた。ちなみにこれ、日本に帰っていった友人からただでぶんどったもの。(元気にしてますかー。日記読んでたら連絡ちょうだいね=業務連絡)で、それに乗ると


うーん、どうやら体重計は二つとも狂っているらしい。


…違う。自分が現実を直視できないだけだ。


しかも。この「脂肪系体重計」の冷酷なこと。私の対脂肪率は25%。ご存知の通り、この数値にはかなりの誤差があります。ただ、事実としてこの時の体脂肪率は25%と表示された。で、この体重計の取説によると男性で25%以上の体脂肪がある人はどうやら「肥満」と呼ばれるらしい。


カナーリ(´・ω・`)ショボーン。(掲示板の投稿より転載)


と言うわけで、ダイエット開始。


で、私の作戦としては、とにかく人に自分がダイエット中であることを言いふらす。つまり、「やっぱりやめた」ということができなくなるように自分を追い込もうというのが作戦。


1/1元日。この日は、別にダイエットするつもりはなかったが、例のブリティッシュミッドランドが機内食を提供しなくなったおかげで、自動的に昼飯抜き。で、自宅に帰ってきて体重計を見て食べる気をなくし、夕飯はパン二切れ。


で、翌日。ここで私の作戦が恐ろしく功を奏す。


今週はコールセンター勤務で意味もなく疲れ果てて帰ってきた私。自宅でうちの同居人のドイツ人の女の子、Silvia(仮名)に私がダイエットを始めたことを話す。こういうことを書くと私の命のキケンがアブないが、彼女、私より体重が重そうにみえる。で、彼女に、「ダイエットで勝負」を挑むことにした。


ルール:1月30日までに6キロの減量に挑戦する。もしどちらかが成功してどちらかが失敗したら失敗者は成功者に50ユーロ払う。ただし、どちらも成功あるいは失敗した場合、引き分け。


で、彼女、数年前にビーチで撮ったという写真を見せてくれた。ビキニでビーチでにっこり笑っている。


別人28号。


カンペキな健康美溢れる曲線美。決して日本人の女の子のように痩せてはいないが、出るところは出て、引っ込むところは引っ込んでいる。タモリに言わせれば「ガルーン」という見事な美しい体型。


…なのに、今は、出るところは出て、引っ込むところも出ている。


彼女いわく、


「アイルランドの食事が悪すぎた」


とのこと。


…それにしてもあんた、20キロ以上増えたでしょう。これ。確かにアイルランドの油まみれ、マヨネーズまみれの食事、さらにはビールは私をしてこの4年で(ドイツでの3キロを含み)10キロ太らせた。でも私のそれをはるかに超越しているぞ。あんたの体重増加は。


と言うわけで、「自分の体重は恐くて測れない」という彼女をSASのビジネスクラスでもらったアイマスクをつけさせ、むりやり体重計に乗せる。要は私だけが体重を知っていて、1/30に6キロ痩せたかどうかを宣言しようという次第。


彼女の体重は当然ここでは公表できません。が、かなりのものです。


と言うわけで、今月末までに6キロという明確にして無謀な目標を持った私。うん、誰がどう考えても1ヶ月で6キロは無謀です。だけど50ユーロという私にしては大金がかかっているのでたとえぶっ倒れてでも6キロの減量に挑戦せねばなりません。


…かくして、私はさぞかし多くの異論があるであろう古典的な方法でダイエットを開始。私の方法とは


何も食べない。


1/2に食べたもの。


牛乳1杯(朝食)
クノールのカップスープ1杯(昼食)
パン二切れ(夕食)
サラミ文字通りひとかけら(夕食)
やたらと小さいアイルランドのりんご二つ
ダイエットコーク1本
ダイエットコーク+ウォッカ



…そう、大好きなビールも諦めました。だけど酒自体はどうしても諦められないらしい。


結果。効果てきめんなんと一日で1.8キロの減量に成功。


これに気をよくした私、今日1/3(日記の日付と矛盾してますがいつものことです)は


クノールのカップスープ1杯(昼食)
パン二切れ(しかもウェイトウオッチャー=ダイエット用)(夕食)
サラミ文字通りひとかけら(夕食)
レタスときゅうりとトマトのサラダ(夕食)
やたらと小さいアイルランドのりんごひとつ
ダイエットコーク1本
ダイエットコーク+ウォッカ



という粗食に耐える。すると今日もさらに800グラムの減量、つまり1/1に比較して、2.6キロの減量に成功


はいはいはい。わかってます。こういう無理な減量はリバウンドの原因になること。ただ私は50ユーロをみすみすドブに捨てるわけにはいかないのです。私は50ユーロのためなら体を壊します。もっとも入院したらVHI(任意の健康保険)が面倒を見てくれるわけだし。


かくして私の減量作戦は始まったばかり。今月末まで進展状況を逐一報告します。



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2003年01月01日(水) ドイツ行きその後。果たしてヒコーキに乗れたのか?

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。


…形式的なあいさつはこのくらいにしまして。


今年の私の目標。


痩せます。

8キロ、痩せてみせます。



ドイツのクリスマスのソーセージとビール攻めで見事に3キロ太った私。この分をまずここ数日のうちにそぎ落とします。で、余力があれば(←すでに逃げに入っている)あと5キロ、つごう8キロ痩せてやろうじゃないか…というのが目標ですが、さあどうなりますやら。オススメのダイエットがあったらぜひ教えてください。


あれ、じゃあSnigelはドイツに着いたのか…とお思いの方へ。


はい。まずは12/21からおさらいしましょう(下の日記参照)。むりやりまとめると、悪天候のためダブリン=ロンドンのヒコーキが遅れ、ロンドン=ハノーバーの乗り継ぎが不可能に。で、翌日飛ぶことにしたのだが、翌日飛べるかどうかもクリスマス期の混雑のため流動的。どうなりますやら…というのが話でした。


あまり認めたくはありませんが、私、どうやら体の中にコメディを作り出すDNAが存在しているようです。考えてみると、たかがアイルランドからドイツに行くだけの話。なのに、なんでこんなに毎回コメディになるのか。考えてみるとナゾです。


ともあれ、翌日、8時30分のダブリン発のヒコーキでも十分ロンドン発11時45分発のハノーバー行きに間に合うのに、わざわざ6時30分発のヒコーキを選んだ私。日ごろヒコーキの定刻の45分前にならないと搭乗手続きをしない私も、この日ばかりは朝の5時30分に空港着。以外にも搭乗手続きカウンターは空いている。


私はアホのように「搭乗券搭乗券搭乗券」と心の中で繰り返す。ダブリンでロンドン=ハノーバーの搭乗券をもらえない場合、ロンドンで受け取ることになるが、そうなると、ロンドンの空港では散々待たされた挙げ句に「満席です」と言われるのがオチ。まず間違いなく地獄行きのパターンになる。


何でという方?この時点で私は「航空券」を持っています。が、「搭乗券」は持っていません。つまり、例えば、人気の映画。予約をして「入場引換券」を持っているのが「航空券」を持っているのと同じ状態になります。が、映画館が満席の場合、入場券はもらえません。それと同じ。席番号が書かれた入場券をもらってはじめて安心できるわけです。ましてや映画館は立見ができても今のところヒコーキには立って乗れません。


さて、「いざ勝負」とばかりに搭乗手続きカウンターに行くと、昨日使えなかった係がまたいる。この係だけには当たりたくないと思った。


ちなみに私は彼に対して怒っている。例の「乗り継ぎ不能」のステッカーを何も言わずに貼る無責任ぶり。こいつに当たったら今回は怒鳴ってやろうと攻撃的になりながら並んだが、果たして彼には当たらなかった。





で、今度の係のお姉さん。どうやらシステム上には昨日の騒動からかどうやらくそ長いリマーク(備考)が書いてあるらしくコンピューターのディスプレイをじーっと見つめている。


で、パスポートをチェックし、渡された2枚の搭乗券。


「やった2枚だ」


2枚の搭乗券ということは当然一枚はダブリン=ロンドン。もう一枚はロンドン=ハノーバー。


待て待て。昨日の経験からして、何も言わずに夜7時の便にされる可能性もある。ましてや11時45分の便はエコノミーは特にあからさまにオーバーブックしていた。というわけで、渡された搭乗券にすばやく目を通す。


ん?




ナゾは解けた。何のことはない。ビジネスにアップグレードされたのだ。


某航空会社勤務のひでかすの談。


「リマークに『怒った乗客』とでも書かれてたんじゃないの?アップグレードは空港職員に権限があるからこれ以上拘りたくないという思いで搭乗券を発行したんじゃないかな」


というわけで、ロンドンに到着。皮肉にも定刻通り。4時間もの待ち時間、私は何をしていたかというと…当たり前の顔をしてビジネスラウンジに行き、寝てました。


ビジネスラウンジ…数回行ったことがありますが、行くまではさぞかし天国のようなところだと思ってました。酒が飲み放題で、食べ放題。ふかふかのソファーに世界をまたにかけるビジネスマンがファイナンシャルタイムズを読み耽る。


…このイメージ。間違ってます。確実に間違ってます。少なくとも、ファーストラウンジではなく、ビジネスラウンジに関しては…。





酒飲み放題。本当です。この写真の通り、酒はセルフサービスで飲み放題。ただビールの販売が許可制のイギリス、そのせいかドイツではあるビールのサーバーが置いてありませんでした。


食べ放題。噂では成田空港の某社のラウンジには寿司まで食べ放題だそうですが、ここにあったのはビスケット程度。まともな食べ物はありませんでした。





ふかふかのソファー。そんなたいしたものではありませんでした。世界をまたにかけるビジネスマン。…んなもんはいませんでした。


というわけで、確かに静かなラウンジでぐうぐういびきをかいて(推定)寝ていた私。11時過ぎに起き上がり搭乗ゲートへ。搭乗ゲートには大量の客が待っており、しかも少なくとも5名のキャンセル待ち(スタンバイ)がゲートの横に陣取っている。


へっへっへっ、オレのおかげでおまえらのひとりは確実に乗れんけんね


と心の中で意味不明な優越感に浸りつつ、搭乗ゲートをくぐり、待合室へ(ヒースローの第二ターミナルは搭乗ゲートの後に待合室がある)。


で、搭乗ゲートにてルフトハンサの職員が内線でやり取りしている。


「15A。シートが汚れているから(推定吐瀉物)使えないわ。この席の分はアップグレードするしかないわね」


…こうしてただで少ない椅子取りゲームの椅子は更に減る。知ったことじゃないけど。


で、搭乗。別に頭上の棚にしまえばいいだけのジャケットを意味もなくスッチーさんに預け、好きでもないシャンペンを少しでも元を取ろうと飲み、たいした物でもない機内食を平らげ、ハノーバー着。驚いたことには荷物もちゃんと着き、しかも帰りは問題なし。…というのが今回のドイツ行き帰り顛末記です。それにしても帰りの便、何も起こらなかったのが不思議でなりません。


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