なべて世はこともなし
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2002年10月24日(木) オフ会について

はいこんばんわ。Snigel@Q州です。毎日ひたすらに食べまくっております。いいのかなこんなことで。

オフ会に対する質問。

「いったいあのでかいパブでどうやってSnigelさんを見つければいいんですか」

…とてもいい質問です。答え。

「テーブルの上に『アイルランドの国旗の色(緑・白・オレンジ)をしたバイキングキャップ、おさげつき』を置いている人、その人ことこそが私です。

以上です。では来週。


2002年10月18日(金) Snigel帰省中

いらっしゃいませ。まことに申し訳ありませんが、ただいまSnigelは日本に行っております。日本からも更新する予定ですが、まだしていない模様です。

もし首都圏近郊にお住まいでしたら、Snigelがどんなアホタレか確かめるオフ会がございますので是非ご参加ください。くわしくはこちらへ。



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2002年10月17日(木) 急に真顔でニース条約について語る

私は本当にあさってから日本に行くのでしょうか。かなり素朴な疑問です。まあ荷造りをしていないのはいつものこととしても、お土産も買わずオフ会の場所も決定してない。


…やばい、とようやく思ったのは今朝のお話。で、急にオフ会の会場探しを始める。今回のオフ会の基本コンセプト「お金を使わない楽しいオフ会」オフ会に参加してくださるという奇特な方々との親交を深めたい。で、親交を深めるためにお金を使わねばならない…というはずはなく。


で、日本の飲み屋はなぜか料理も頼まねばならない。「取り合えずビール」のあとは料理の注文をしなければならない。挙げ句に一口サイズの漬物を「お通し」などと称して300円だかを取る。それはいかん。


…と言うわけで、私はアイリッシュパブならそんなことはないだろうと思い新橋にある某アイリッシュパブ(1軒しかないのでバレバレですが)に目星をつけて電話をしてみる。むろん会社の電話から。


「あーテーブルの予約はお料理がないと受付できませんねえ」


…そんなー。


で、インターネットでアイリッシュパブの検索をかけると出てくる出てくる。いつこんなに増えたの?私が八王子に住んでいた当時は八王子にアイリッシュパブなんかなかったのに八王子にも1軒。新宿池袋は当然として、銀座に大崎に天王洲アイルに至るまで。巷でアイルランドが静かなブームって本当なのかな?


で、見つけました。某アイリッシュパブ。テーブルだけの予約も歓迎のところ。で、外の参加者の方から特に意見がなければここにしようと思っています。まだ参加希望のメールをだしていない方。最後のチャンスですよ。「掲示板にも顔を出したこともなければメールを書いたこともない」という方も参加されます。東京近郊にお住まいの方はどうぞお気軽に。


それにしてもアイリッシュパブに電話をかけながら思った。なにが悲しくて私はアイリッシュパブの本場というか本拠地ダブリンから東京のアイリッシュパブに電話しているのだろうかと。電話の向こうではそんなことはまさにつゆ知らずなんだろうなあ(そりゃそうだわな)。


話はぶっ飛びますが、今週数通の「リンクしました」メールをいただきました。本当にありがとうございます。その中の一つになぜか


地球の歩き方ホームページ


も含まれておりまして。ありがたいことです。…がなんか私過去の日記に地球の歩き方の悪口を散々書いたような気が…。大丈夫かな。このページアイルランドの基本情報,人口だとかコンセントの形だとかそういうものを調べるのにはまったく役に立たないページなのにいいのかな。


アイルランドの基本情報といえば、今週の土曜日にまた国民投票があります。この国、なんとなく年に1−2度の割合で国民投票をしている気がするのですが。で、今回のお題は「ニース条約」


むりやり1行に内容を圧縮すると、ニース条約は、「EUの拡大の是非を問う国民投票」もしこれが批准されると、EUの加盟国の総意として、東欧諸国のEU加盟が承認される。実はこのニース条約にゴーサインを出していないのはアイルランドだけらしく。つまり、今回の国民投票で否決されるようなことがあれば東欧諸国のEU加盟が少なくとも2年かそれ以上遅れ、つまりはEUの行く末にも大きな影響を及ぼすわけ。


で、マスコミの事前調査によると、このニース条約には賛成4割。反対2.5割。未決定が3.5割という割合らしい。つまり賛成派が圧倒的有利。マスコミは「流動表の行方によってはまだわからない」なんて言っているが、まあ間違いなく賛成が多数となると思う。


でもねえ。この条約の是非は置いておいて、私はこの国民投票自体がずるいと思う。このニース条約に対する国民投票、実は2年前にも行われており、この時は僅差で反対が賛成を上回ったのだ。で、慌てた政府が「じゃあもう1回やろう」ということで今週末の投票になったわけ。


これってずるくないですか?ボクシングの試合、負けたからって、勝つまで勝負を申込んだらそりゃいつかは勝つでしょう。反対派の人には「やり直し」が効かないのに、賛成派の人には効く。これではいつかは賛成派の人が勝つに決まっています。しつこいですが条約の是非は置いておいて、その上にで言わせてもらうと、今回の国民投票はずるいと思う。賛成派は「前回の国民投票は議論が足りなかった」なんて言っていますが、政治家の思惑通りに事は運んでおらず、国民のレベルの議論はあまり盛り上がっていないような気がします。

私自身、まだどっちがいいか決めていないんですよね(…ちゅうか投票権ないけどさ)。賛成派反対派とも「賛成(反対)すれば雇用が増えて景気が好くなる」と言っているし。

注目の投票は土曜日です。



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2002年10月14日(月) ライアンエア狂暴旅行記<後編>

昨日の日記の続きです。そうそう、半分寝ぼけてあぷしたのでフォントのタグが間違ってて、一部読めなくなってました。訂正しておきましたので御参考まで。


掲示板のカキコより。


わたしの記憶が確かなら、ライアンって各機体前に「グラスゴー行き」「ブリュッセル行き」・・・みたいにワープロでテキトーに打ち出した紙が三角形のオモリみたいなのにペラリと、張られているだけだったような気がするけど今もそう?(手書きではないだけ、まだマシか?)


そのようなものは私見たことがありません。見てみたいなあ。というかそんな紙をつけてる暇があったらちゃんと客を誘導しろよ。


で、こちらはメールでの質問


「Snigelさんは本当に片道1セントしか払わなかったのですか」


いいえ。もっと払ってます。具体的にはこういう内訳です。


運賃:0.02ユーロ
税金:31.35ユーロ
クレジットカード利用手数料:5ユーロ
計:36.37ユーロ



運賃は片道1セント。で、日本の国内線では運賃に含まれているためまず誰も気がつかないのだが、実は国内線にも安くない税金がかかっている(たとえば東京からどこかの地方空港を往復すると3000円程度らしい)。で、空港施設使用料だか離発着料だかは知らんが往復で31ユーロというけっこうばかにならない税金を取られる。


で、「クレジットカード利用手数料」はある意味せこく、ある意味理にかなった請求。ご存知の方も多いと思うが、クレジットのカードの売上、確かビザは2%程度、アメックスは3%程度の手数料を取る。例えば1万円の売上があると、そのうちの200円は手数料としてビザが徴収し、店に入ってくるのは9800円。


で、もしこの手数料がないと、ライアンエアは政府の代わりに徴収する税金のために手数料を取られるという事態になる。仮にこのクレジットカード手数料がなくて、アメックスの手数料が3%とするとライアンエアは税金を徴収するために約94セントを無駄にすることになる。2セントの売上に94セントの手数料はあんまりな気がする。…と言うわけで、このクレジットカードしよう手数料はある意味理にかなっているのだが、半面これを運賃に転嫁すると片道2.5ユーロになるわけで。ま、それでも安いことは議論の余地のないところですが。


で、「非常口」などの表示がドイツ語で、いかにもルフトハンサのお下がりとしか思えないポンコツB737-200はほぼ定刻通りに離陸。


この「片道1セント」セールの初日にライアンエアの社長に某夕刊紙がインタビューしていた。それによると社長は…


「確かに1セントでは赤字だけど、でもお客様は機内で飲み物や香水などの商品を買ってくれるかもしれないし、タイアップしている保険も買ってくれるかもしれない。だから売上になるんですよ」


…とかいう感じのことを言っていた(記憶で書いているので正確でない可能性が高い)。


と言うわけで、私は意地になってぼったくりのインスタントコーヒー等を飲まず、一円も使いませんでした。


で、30分にも満たない短いフライトでマンチェスター着。着いてからもライアンエアは違います。最前列に座っていた私は当然一番最初に降機。で、ボーディングブリッジ(ヒコーキと空港のビルを結ぶ可動式の橋)を渡り空港ビルに入ろうとするとなぜかメインビルの入口は施錠されています。私が立ち止まっていると誰かが「こっちだ」。ボーディングブリッジの中ほどにある地上階への階段。でも、そこには「搭乗はこちら」と書いてあるよ。


…選択の余地がないので引き返した関係で順番が入れ替わり私はみんなについて階段を降りる。すると今度は下の階のホールらしきところでみんな右往左往している。で、みんなそこにあるエレベーターに乗ろうとしてる。


…こいつらはアホか。と本気で思った。たった今階段を降りてきたのに、そこでエレベーターに乗ったらさっきの上の階に戻るだけだろうが。私が周りを見渡すと、数十メートル離れた地上でバスの運転手がこっちに向かって手を振っている。


何たる矛盾。わざわざボーディングブリッジを使ったのにバスに乗ってターミナルビルに行くという。で、バスはわざわざターミナルビルの回りを一回りして建物の裏に回りそこで客を降ろす。どこかの雑居ビルの裏口としか思えない小汚く薄暗いドアには


「アイルランド共和国専用到着口」


と書かれている。…なるほど、イミグレをパスするためにこういう面倒くさいことをするのね。それにしてもこの小汚く薄暗い入り口はアイルランドに対する当てつけか?


で、その入口の向こうには手荷物受取所。


パキスタン人


…しかいませんでした。そこには。で、手荷物のなかった私はそのまま到着口から外に出たのですがそこにはパキスタン人の出迎え客の大軍。一瞬自分がどこに来たかわからなくなりました。


で、帰りは帰りでヒコーキは20分遅れ。それはいいとしても最前列に座った私はすぐに異臭に気がついた。その異臭の元は目の前にあるトイレ。そう、トイレが田舎のJRの列車のトイレのようにかぐわしい匂いを漂わせている。たぶん朝掃除したっきりなんだろうなあ。で、ジャンプシートに座ったスッチーさんは忙しそうに売上の計算。ご苦労なことで。


今回のライアンエアでの旅。まさに「値段に見合った旅」でした。文句は言いません。少なくとも1セント分の働きはしてくれましたから。…ができればもう乗りたくないライアンエア。でもまた1セントのセールがあれば乗ってしまうんだろうなあ…。


最後にオフ会参加予定の皆様、水曜日に詳細メールをお送りします。皆様のメアドの保護のためBccで出しますので一部のメールサーバーでは「ジャンクメール」(迷惑メール)扱いになるかと思います。参加ご希望の方はメールボックスにご注意を。また、メールが着かなかった方は管理人のミスですのでお申しつけください。



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2002年10月13日(日) ライアンエア狂暴旅行記<前編>

コドモのころ、つまり私にかわいげがあった頃、坂を下ったところにある駄菓子屋によく行った。合成着色料のたっぷり入った10円ガム、「10円あったらチロルチョコ」の10円チョコ、10円のくじ…。「5円があるよ」とかいう原材料不明の5円チョコがあったような気もするがとりあえず無視。もうその駄菓子屋で200円も使った日には大豪遊をした気分だった。


ともあれ、私の子供の頃ですら、通貨の最低単位は10円だった。10円以下の金では何も買えない。バスにも乗れない。電話もかけれない。


なのに。なのに。なのに。どうして大人になってから、


「マンチェスターまで片道1セント(1円)」


…とかいう話になるのよ…。


私、ライアンエアは嫌いです。サービスもないし、弱肉強食の自由席制度。生ぬるいビールは2イギリスポンドもし、ダブリン発のヒコーキは下手をすると私と同い年くらいと思われる旧時代の旅客機B737-200。そんなふうに悪口を並べ立ててみても、


「片道1セント」


という言葉の前にはまったく説得力を持たないわけで。


話は数週間前にさかのぼります。このホムペの読者さんから「ライアンエアがセールをやってるよ」というメールが来たのです。で、ホムペを覗いてみると本当に片道1セント。で、土曜日の朝1便に出発し、日曜日の最終便で帰ってくるというスケジュールも可能。しからば…というわけで、しばらく不義理をしているマンチェスターに住む友人ばかマークちゃんとKさんに会いに行くことにしたわけ。


で、土曜日の朝5時に起きた私は、半分寝たまま空港に車で行き(その時間にはまだバスは運行していない)、長期滞在者用の駐車場に車を停めライアンエアのチェックインカウンターへ。



で、このやる気を疑う搭乗券をゲット。名前もなければ席の指定もない。で、搭乗ゲートは「ディスプレイを見てください」という脱力ぶり。表も十分脱力ものだが、裏に至っては…



…なんで未だにアイリッシュポンド表示なのよ?


で、ダブリン空港はセキュリティチェックもやる気がない。例の9・11以降、セキリュティが厳しくなるかと思いきや、おそらく世界で唯一9・11以前以降で変化のない空港。例のボディチェックのゲート、金属探知器にダブリン空港で引っかかった試しがない。イギリスに向かうヒコーキはどれも戒厳体勢が敷かれているのに、イギリスに一番多くヒコーキを飛ばしているダブリンがいい加減なのはまさに笑止。


で、この日私はちょっとした実験をすることにした。ズボンの前ポケットには前日パブに行ってきたのかという感じの大量のコイン、後ろポケットには大量の鍵をじゃらじゃらさせた鍵束を忍ばせセキュリティゲートに臨んだ。結果…


「はいちょっとこちらへ」


…おお、ダブリン空港初!セキリュティに引っかかった。


で、係のおじさん、私の体をぽんぽんとさわりチェックし、前のポケットのものを出すように命じられる。で、財布を見て


「中を見ても良いですか」


…で中身のない財布を確認し、


「ありがとうございました」


あのー、後ろポケットの鍵束に気がつかれなかったようですが…。


アイルランド人はやはりどこか抜けています。これがナイフだったらどうすんだか…。


ダブリン空港には搭乗ゲートのエリアがA、B、Cと3つあります。最近できたCや以前からあるBはいいのですが、搭乗エリアAは狂暴です。ここ、搭乗口からヒコーキまで地上をてくてく歩かされます。で、目の前には数奇のヒコーキが駐機しているのが常なので、前の人についていかないと自分がいったいどのヒコーキに乗るべきなのか分からなくなります。実際、一番目の前にあるヒコーキに乗るとは限らないのです。


で、自由席の座席争奪戦に勝利した私は最前列の席をゲット。ここ、スッチーさんのジャンプシートの向かい側。青い「Ryanair – The Lowfare Airlines」と書かれたセンスのかけらもない制服を着たスッチーさんは、不安になって「これ、マンチェスター行きですよね」と聞くお客を「いえ、グラスゴー行きよ」なんて言っておちょくっている。よく言えばお茶目な航空会社、悪く言えば…あんたら乗合バスの感覚で会社を運営してるでしょ。


そう確信させることが数分後に起こる。全員の搭乗が終わった頃突然荷物のローダー(荷物を載せる人)が機内にボストンバックを持ってやってきた。で、ひとこと


「この荷物誰の?」


どうやら後ろの方の誰かのものだったらしく、ローダーのおじさんはスッチーさんにひとこと


「オレ、カンがいいんだよ。この荷物はマンチェスター行きだと思ったんだよね」


…あのー、ライアンエアさんはこういうやり方で荷物の管理をしているのですか。やっぱり乗合バスの感覚以外の何者でもないわ。


だらだら長くなったので後半に続く。


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2002年10月11日(金) insaneな客とのバトル

日記には書いてきませんでしたが、今週1週間はまたコールセンターに左遷させていました。で、コールセンター専属の机での勤務を命じられたため、インターネットで遊ぶこともできず、メールのお返事がまた溜まってしまいました。来週末には日本に行くのでそれまでに何とかお返事します。オフ会についても来週には参加希望の皆様にご案内メールを差し上げますので今しばらくお待ちください。また、参加ご希望の方は来週の初めまでにメールをいただけると助かります。どうかお気軽にご参加を。


業務連絡はこの程度にしまして。で、そうそう、コールセンター。うちの会社、電話の数はよそのサポセンだ、コールセンターだに比べて圧倒的に少ないです。ゆえに専属の人間がほとんどいなかったりするわけですが。で、当然電話のみならず、電子メールでの問い合わせやファクスでの問い合わせにも電話の合間に対応することになります。


で、朝出社すると当然いくつかのファクスが届いているわけで。そんな中に


「3枚の請求書が払われていない。はよ払わんかい!」


という内容のファクスがあった。で、コンピュータでその3枚の請求書を追跡してみると、2枚は先方の責任でうちの会社は支払いを拒否。で、1枚に関してはその請求書はどう見ても届いていない模様。


なぜかは知らないが、イギリスとアイルランドの間の郵便はよく紛失する。別に今勤めている会社の管理が悪いのを郵便のせいにしているわけでないことは、前の会社でもやはりイギリスからの郵便がなくなっていたことからもわかる。実はこれ、私だけの意見でなく、外の会社に勤めている人も口を揃えて言う。


で、まあ「郵便が着いた着かない」というのはまさに水掛け論でして。私の会社の側から言わせてもらえば「郵便事故まではうちの責任じゃあないね!」と言えるし、でもお客の立場に立てば腹が立つというのもよく分かる。…と言うわけで、私はこのお客の側に立ち、水掛け論は避けて、この請求書の支払いをしようと思った。が、半面外の2枚は明らかにお客の責任で私たちの会社に支払いの義務はない。


で、「1枚は払うけどあとの2枚は知らんけんね」という内容のファクスを贈ろうとした瞬間鳴る電話。まあ何たる絶妙のタイミング。先方から電話がかかってきた。


私はひととおり「2枚の支払いはできん、で、1枚はこちらに着いていない!」


…だけどとにかく払うから…と言おうとしたのだが、それを言う前にこの30代半ばの女性受話器の向こう50センチからも聞こえるような大声で


「何言ってんのよ!あんたのとこの会社、前にも請求書無くしたじゃない!(なくしたのではなく着いていないのです)前の取引先の時にはこんな問題一度も起こらなかったわよ。だいたいうちとも取り引きのあるXX社は支払いの悪いあんたんとこと取り引きを止めたそうじゃない。」


…ん?XX社が取り引きを止めた?…ってうちはXX社となんか一度も取り引きしてませんが。


そう、この瞬間に彼女がウソをついてまで自分を正当化しようとしていることが判明。この瞬間に私は電話をスピーカーモード(スピーカーから相手の声が聞こえてくる)にして、席を立つ。


で、この彼女、ある意味大した人で私が一切相槌を打っていないにも拘らずあーだこーだと電話の向こうで騒いでいる。で、私は一切聞くのをやめて、暇だから席を立って、隣りの席のドイツ人女性に志村けんの「変なおじさん」の踊りを「日本舞踊」として披露する(←私もれっきとしたバカだな)。


で、スピーカーから響き渡る彼女のがなり声のおかげで、マネージャーまでやってきて、マネージャーも呆れた顔をしてる。私は


「例のOO社の人です」


とマネージャーに言うとそれだけでマネージャーは納得した様子。


で、数分後、そろそろ反論する頃かなーと思い受話器を取り上私はひとこと


「あのー、終わりましたー?」(“Ah, have you finished?”)


と言うと、まだ彼女がなりたてている。今考えると、私もかなり勇気のある発言をしてるよな。


私は怒る前に感心してしまった。電話の向こうから相槌一つ聞こえてこないのに、どうして彼女はなんだか知らんがひとりであーだこーだしゃべり続けることができるんだ?彼女は黒柳徹子の生まれ変わりか(…って黒柳徹子さんはまだ生きてるだろ)。


で、私はどう反論してやろうかとある程度のシュミレーションを立て、さあそろそろ反撃すべえかと再び受話器を取ると…


「…私は忙しいのよ!あんたなんかと話し手時間を無駄にしてる暇なんてないわ!ガチャ」


…あら、切れちゃった。


あのー、結局、私はあんたの言ったことを全然聞いてませんし、結論から言えば何の意味もない電話だったと思うのですが。イギリスくんだりから何の意味もない電話、ありがとうございました。よくもまあ、自分の失敗を棚に上げてそこまで怒れるものだと感心致します。


で、私は方針変換。郵便でなくなった請求をを払う旨書いていたファクスを破り捨て、


「請求書2枚は5月に書いた通り払わん!あとの一枚はこっちに着いてない!ゆえに知らん!」


と冷たく突き放した書き方で書き送信。彼女から反論があるかと思いきやなし。


で、私は会社のシステム内の彼女の備考欄に


SHE IS INSANE!


と大文字で思いっきり書いてささやかな反撃をする。ちなみにinsaneとは「キチガイ」のことです。本当は”she’s a bitch”と書きたかったのですが、後に記録が残るのでinsaneで我慢しました。


で、今日の教訓。私も人の子、ていねいな人にはていねいに対応するし、こういう常識のない人間にはそれなりの対応をします。


思ったのですが、うちの会社、同じサービスを数万人の人に提供しています。で、一部のお客様は本当に満足してくださり、そうかと思えば彼女のように怒る人もいる。結局彼女は喜ぶとか感謝するとかそういう事を知らない人間なんだろうなあ、ある意味損な生き方をしてるなあと思いました。彼女のようにはなりたくないと思いました。こじつけのような結論ですが、小さなことにも感謝し、人に不機嫌を押し付けるような人間にはならないようにしたいとつくづく感じました。はい。



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2002年10月10日(木) こらっ、鍵没収

昨日私は家に帰るなり唖然としてしまいました。


玄関のドアーに鍵が差しっぱなし。


そう、誰かがドアーを開けて鍵を引き抜かずにそのまま家に入ったのです。


家には現在ひでかす以外にドイツ人がひとり。それから1ヶ月の短期滞在の予定で一組の濃い女の子がいます。どうもこの一組の女の子の仕業ではないかとにらんだ。


私はここに住みはじめた当時二組の鍵を持っていた。が、そのうちの一組はMausi(私の彼女=仮名)に


「ここにはいつでも帰ってきて良いからね。だから鍵は持ってなよ」


と日本語にすると「逝ってよし」と某掲示板住人ならずとも言いたくなるキザで酔狂な発言をして一組なくなってしまった。そういうこともあり、玄関先に鍵を落とすという大ボケのペナルティとして私はこの鍵を没収することにした。


だって考えてみるとこれってどうしようもない大ボケだと思う。もし近所のクソガキが鍵を拾っていたら、私たちが不在の間に空き巣に入らなかったとも限らないのだ。鍵を玄関先に置きっぱなしにするなど泥棒に「どうぞ入ってください」と言うようなもの。この罪の大きさからすれば鍵没収は陰険と言われようと何と言われようと妥当な判断。


で、今日になって彼女は


「鍵がないのよねえ。鍵を使ってドアーを開けたんだから家の中にあるのは間違いないんだけど」


…うん、鍵を使ってドアーを開けたからって、鍵が家の中にあることにはならないのだよ。明智君。





本日、町に行って国際免許証の取得に行きました。で、AA(日本でいえばJAFがアイルランドでは国際免許証を発行する)の事務所に5時5分前に行くと


「今日は5時までだよ」


とけんもほろろに追い返される。


「まだ5時になってないだろうが!」と戦っても勝ち目はないので諦めてすごすごと帰宅。で、自宅に帰ってみると実は去年取得した国際免許証はまだ有効。新しいものの取得の必要がないことが判明。ほんの数ユーロですが得しました。


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参加者。実は予定より少なかったりします。ぜひご参加を。


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2002年10月08日(火) 万引き...こうすれば捕まらないのかなあ...

私は自慢になりませんが、かなりぼーっとした人間です。はさみで紙を切り、切れ端ではなくはさみをごみ箱に捨てるような大ボケを真顔でするような人間です。…が、世の中には下には下がいる…という話です。私の知人の話。


某数日前の平日の午後。町中の女性に人気の衣料品店(日本的に言えばブティックというやつでしょうか)に彼女が入っていった。で、時刻は閉店間際。店内は閑散としている。そんな中で彼女はシャツ2枚が気に入ったらしく、シャツ2枚を左腕に抱えて店内をうろついていたんだそうな。


で、家に帰ろうと思い店外に出ようとするとけたたましく鳴る防犯用のアラーム。そりゃそうだ。彼女の左腕に抱えているシャツ二枚にはしっかり万引防止用のタグがついている。


で、彼女が店内を見ると、セキュリティのオッサンが怪訝そうな顔で彼女を見ている。彼女は「何なのよ」という推定美川憲一のような顔をして堂々と店の外に出たんだそうな。


で、彼女はバス停まで着いた時点で左腕のシャツ2枚を見て


「はっ、私が左手に抱えるこれは何?」


と気がついたんだそうな。…嘘のようなホントの話。万引も多分堂々としていれば気がつかれないんでしょうねえ(私は万引いの勧めをしているわけではないので念のため)。


で、彼女はどうやら私ほど正直者ではないらしく、そのままバスに乗って家に帰ったそうな。


そういえばだいぶ前の日記に書いたとおり、環境後進国のアイルランドに突然異変が起き、スーパー等での買い物袋が有料になった。で、これ、効果覿面でスーパーでの買い物袋の消費量は約90%も減ったそうな。


ところがこの数字の裏にはどうやらとんでもない事実が隠されている模様。


まず、最近どこのスーパーに行ってもこんなポスターが掲げてある


「お客様各位:店内用の買い物カゴの持ち出しはご遠慮ください」


…つまりお客が持って帰るのねん。


ではトローリー(カート)ではどうかと言えば、これまたとんでもない輩がいるらしく、たまにレジで


「購入済。XXスーパー」


というシールを貼られることがある。確かにこれがないとレジで会計を済ませたのか、それとも済ませていないのか分からない。昔はビニール袋に入れていたから一目瞭然だったのだが。


そういう意味では、スーパーでも堂々とトローリーを押して出れば誰も気がつかないような気がする。繰り返しますが、私は万引きを勧めているわけではありません。アイルランドで万引きをして捕まると、裁判所に出頭する羽目になりますよ。確か罰金刑を食らうはずです。ご注意を。


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2002年10月06日(日) 「あんたは何でダブリンに住んでるの」というご質問

「なんでアイルランドで仕事をしているの?」


この質問、もはやFAQに入れていいくらい受ける質問です。


こっちでこの質問を受けたときには、「世界地図の上にダートを投げたら偶然アイルランドに当たった」と答えています。むろん冗談ですがまんざらでもありません。


私がアイルランドに来た理由はあまりにありふれていて面白くもなんともありません。「英語を勉強するため」…何を血迷ったかこれでアイルランドを選んでしまったわけです。「成功する留学」だか「地球の歩き方」だか忘れましたが、例の本に「アイルランドではアメリカ英語にもイギリス英語にも属さない美しい英語が話されている」なーんて書いてあってそれを真に受けたクチです。今なら言えます。「嘘ばっか書いてんじゃねえよ!」


…アイルランドの英語、訛りまくってます。ただアイルランドの中にもいろんな種類のアクセントがあり、これはまあイギリスも同じだし、アメリカも多分同じ。つまり、「訛っている訛っていない」で留学先を選ぶのは根本的に間違っていると思う。何せ私、ここに4年も住んでいますが未だに「アイルランドっぽい発音で英語を話すね」とは言われたことがありません。


おっと話がそれてしまった。で、留学しているときは毎日が楽しく、日本に帰った後も寝ても冷めても考えるのはアイルランドのことばかり…とかくと大袈裟ですが、実際何を血迷ったのか、同級生がひいひい言っている中就職活動ひとつせず大学卒業。そのままアイルランドに来てしまった…というのが真相です。


今にして思えばなんて楽天家だったんだろうと思います。大学で就職活動もせず、なんとなくアイルランドに来てしまった。で、その後は、このホムペに書いている通りです。


これは何度も書いていることですが、私がダブリンに最初来た時と今ではダブリンは全く違います。別の街といっていい。当初は私は裏表なしにダブリンが大好きでした。


それが素直にそう言えなくなった理由は、まず第一に「学生」と「社会人」は違うということ。でもそれ以上にダブリンがいろいろな意味です醜くなったのも事実です。たとえば最近の調査によれば、ダブリンに住むほとんどの人がダブリンを夜歩くのは危険だと思っている。で、棄権だと思う人の割合は増える一方。犯罪も実際に増えている。極端な話人の目の色すら変わっていた気すらします。


まあ、それでもここは未だにいい加減だしいい意味で脱力系の街だったりするので、もしここから去ったら去ったでさみしく思うのかな…とも思いますが。


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2002年10月03日(木) 反省。ロストラゲージと航空会社の対応

かれこれ6週間も前の話になりますが、8月にコペンハーゲン経由でドイツに行きました。で、おいしい機内食に、親切なサービス、いるだけで楽しくなるコペンハーゲンの空港等々、私のお気に入りのSASらしく、本当に素晴らしい旅だったのですが、たったひとつミスを犯してくれました。


荷物の紛失


ハノーバーの空港で、荷物を数人の乗客とともに手荷物受取所で待っておりました。乗っていたヒコーキはデハビラントQ400というプロペラ機、しかも乗客の多くは手荷物のみのビジネス客。…というわけで荷物を待っていた人間は本当にわずか。で、荷物が流れ始めたと思ったら、もう終わり。


ボクの荷物はどこ?


係のオッサンらしき人に


「これで全部?」


と聞いたら、全部らしい。


そのまま、「荷物追跡所」へ。ここにお世話になるのは2度目。そこのおばさん、


「いやー。すいませんねえ。もし、身のまわり品で必要なものがあれば買ってレシートを取っておいてください。返金しますから」


…おばさん、その言葉にウソ偽りはないな!


そのまま私は町中にあるGaleria Kaufhofという何の変哲もないデパートへ行き、古くなったカミソリを新調し、ハミガキ粉に歯ブラシ、シェービングクリーム、さらにTシャツに靴下、挙げ句は今まで買ったこともないブランドもののボクサーに至るまで買ってかえる。しめて46ユーロ。さすがにこれ以上買うのも悪質かなあと思ってこれまでにしておいた。


で、翌朝は土曜日にも拘らず朝の8時には荷物が届いていた。…クロネコヤマトもびっくりだよな。


ヒコーキに乗るたびに何かが起こる私。荷物の紛失は計算のうちに入っているので本当になくなると困るコンタクトレンズ用品などはきちんと手荷物の中に入っている。偉いでしょ。


で、数日後ダブリンに戻ってきまして、私は当時のうちの住人(当時は私以外全員航空会社勤務)に集中砲火を浴びる羽目になる。


「んなもん金は返ってこないよ!」
「良くて半額の返金だね」
「それ、商品を航空会社に送ったら全額返ってくるよ」



三つ目の意見、解説が必要かと思います。世の中には私のようなアホタレが結構いるようで、「おっしゃー、ロストラゲージやー。ばんばん買うたるでー」とめちゃくちゃ高いものを一揃えして、航空会社に金を請求やつがいるらしい。まあ、私に関していえばボクサー以外に関しては極めて必要最低限のものを安い値段で買っているわけで。まだマシかなと思うのですが。


ともあれ、こういうアホタレが多かったのか、某社では「商品を航空会社に返送してくれれば全額返金」というシステムを取っているそうです。つまり、使用済みのおパンツ等をレシートを添えて返送すれば全額返金。もし返送しない場合は最高半額。こうした方がコスト圧縮になるんだそうな。肯けるような肯けないような話。


で、別の某社では空港の荷物追跡所のカウンターに「エマージェンシーパック」というセットが用意されているんだそうな。何でも中には使い捨てのプラスティック製のおパンツからヘアブラシに至るまで一式入っているらしく、やばそうなお客にはそれを渡してしまうのだそうな。…なるほど、これも一案なり。


ともあれ、航空会社に勤めている全員から「全額返金はない!」と言い切られた私は、SASのホームページにアクセスしてみる。そこには実に事細かに書かれたFAQのコーナーがありまして、そこには、


「荷物の遅延、紛失の場合は弊社規定に基づき返金致します」(意訳)


「弊社規定」ねえ。これって、要するに半額とかそういうことなんだろうなあ。うん。


…と、まあ、半分諦めてSASのストックホルムのカスタマーサービスセンターにレシートを送ってみました。1ヶ月経っても何も起こりません。「こりゃ無視されたか」とほとんど忘れかけていました。ところが、銀行口座がマイナスの今日このごろ、たとえ100円でもあれば嬉しい極貧の私はSASのカスタマーサービス(ストックホルム)にもちろん会社から電話をしてみました。


「ええと、Snigel様、ああ、9/27に小切手を自宅宛てにお送り致しました」
「いくら?」
「それは電話ではお答えできません」



…っつうことはスズメの涙の返金なわけねん。でもいくらかは返金したと。で、自宅に帰ってみると、SASから何かが来ています。開けてみると


…おおお、SAS私はあなたを信じていたよ。伊達や酔狂であんたんとこのシルバークラスのフレクエントフライヤーをやってないよ。全額返金。しかも手数料がかからないようにとアイルランド発行の小切手を送ってくる芸の細かさ。


で、この小切手を見て、これまた航空会社に勤めるひでかすは怒る。


「こんなのカスタマーを甘やかせすぎだよ!」


確かにそう思います。最近、日本だけではなくこちらでの現象として、「文句を言った者が勝ち」というのがあると思います。クレームをつけた人が得をして、黙っている人が損をする。これもおかしな話ですよね。実際私は46ユーロ、何の論理的な理由もなく丸儲けしたわけで。


もしSASが私に返信一つしなかった場合、私が怒って「SASではもう二度と飛ばない」と言わない…という保証はありません。実際、くされエアフランスの例もありますし。ただ、繰り返しますが、この場合私には実害が及んでいなかったわけで、そういうことはなかったと。で、SASにしてみれば「もしお客が46ユーロで喜んでくれるなら安いもの」と思っているのかもしれません。


それならそれでいいのかもしれませんが、こうやって会社の良心にお客がつけ上げると、数日前の北海道の西友での騒動みたいになるわけで。買ってもいない豚肉に対する返金を要求して調子に乗って店員に土下座まで要求する。モラルもへったくれもありませんよね。


ああはなりたくないなと思いつつ、今私の手元には46ユーロの小切手がある。この小切手と、西友から労せずして手に入れた金には何らかの差があるのか。あるとすれば私は本当にその金を使い商品を買ったくらいで。


…少し反省をします。でもお金がないから換金しよう(←結局無反省なんじゃないのかなあ…)

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2002年10月02日(水) なぜか全日空の話です

仕事やる気なしのすけ。誰じゃ11時―7時シフトなんて作ったのは。と言うわけでせっせと日記の更新です。ちなみに私、心なしか悪寒がするのですが…きっと気のせいだ。うん。


今日は11時出勤ということで、出勤途中に銀行に行ってきました。で、クレジットカード他の支払いを済ませてきました。そう、先週の金曜日は給料日。こういうことは余裕のあるうちにやっておかないとえらいことになります。


で、支払いを済ませすがすがしい気分で外に出て、もらった領収書を見て私はぎょっとしてしまいました。


Date: 01/10/2002
A/C Number: 12345678
Balance: Euro 123.45OD


なんすか、このODゆーのは?ん?


そう、ODはOver Draftの略。日本語で言えば、「貸越」、もっとわかりやすく言うと「赤字」というやつです。


私社会人を4年ほどやってますが、給料もらって3日で口座残高がマイナスになったのはこれが初めてです。…と言うか、どうやって成田から羽田まで行こう?(私の実家はQ州です)歩いて行けというのか?乗り換え時間6時間だからたぶん歩いたら間に合わないだろうなあ。だけど、電車代1560円と言うのは高い!扇さん何とかしてください。


…と言うわけで、新橋オフにご参加の皆様、「Snigelに一杯おごること」というのがかなり真顔で条件になりつつありますのであしからず。


ところで。今日から何やら日本航空とエアシステムが経営統合するそうで。確かに、日本の国内線、安くなりました。何やら全日空は12/1に「一日乗り放題」で何回乗っても1万円…という企画をしたそうで、世の中にはこんな旅行を一日でする人がいるそうで。


羽田→福岡→羽田→稚内→羽田→徳島→羽田→関西→羽田


何を考えていらっしゃるか私にはわかりかねますが、…疲れるだろうなあ。確かに一万円の元は取れるだろうけど。でも、どこかでヒコーキが遅れて乗り継ぎができなくなる…とかいう事態をこの人はちゃんと計算に入れているのだろうか。他人事ながら気になる。


かく言う私の悪いクセとして、ヒコーキに乗るのはいつも一番最後にしようというのがあります。どうもヒコーキの中でみんなが乗るのを待つのは気に入らない。一番最後に乗る方がいい。過去に乗り遅れたことがあるような気もしますが、この性格は直りそうもない。


あれは去年の話。羽田からQ州のローカル空港に向かう最終便。私は「空飛ぶでかドラ」(早い話がどら焼き)を買うために店に行き、気がつくと搭乗時刻ぎりぎりに。で、当時はさほどうるさくなかったセキュリティコントロールを抜け、私は何を血迷ったか、右に行くべきところを左に行き、乗るべき搭乗ゲートとは正反対の端まで来て


「あれ?ボクの搭乗ゲートはどこ?」


そこで空港の反対側に来たことに気がついた私。定刻まであと10分を切っている。…こんな時、あなたならどうしますか?


走る?甘い。


私は、目の前にいた全日空の別の搭乗ゲート(札幌行きだった気がする)のおねえさんを捕まえて、


「Q州のXXに行くんだけど、あと10分しかなくて、ゲートが遠い。悪いけど、ゲートに連絡してくれる?」


するとおねえさんは、笑顔を崩さずに、


「わかりました。お名前は?」
「Snigelでーす」
「わかりました。Snigelさん、急いでください」



と私は駆け足で反対側へ。で、私が反対側の搭乗ゲートに向かっていると、後ろから、ハイヒールを履いた空港職員のおねえさんが走りながらやってきて、


「XX行きのお客さまー。お急ぎくださいー」


とハイヒールを履いたおねえさんと走る羽目に。それにしても日本の特に空港職員・スッチーさんはすごいですね。どんなときにも笑顔を崩さない。このおねえさんも本気で走りながらもゲートに着いたときは、息を切らしながらも笑顔で「お気をつけてー」


蛇足になりますが、その次の羽田からQ州に行く時は、何を血迷ったか私、チケットを忘れていきました。クレジットカードで新たにチケットを買う羽目になりました。その後、525円の手数料を除いて返金されましたが。


ちなみにこれらはすべて全日空でのお話です。私は全日空のファンです。スタアラだしね。…と言うわけで、何がなんだか訳のわからん日記になりましたがご勘弁を。

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