黎明音色屋に対して、何ら新しい事が出来ていないことを しみじみと反省している那音です。
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昨日、花見に行って参りました。 京は雨または曇り、コンディションとしてはあまり良くありませんでした。 去年とほぼ同じコースを、違うメンバで。
四条で待ち合わせ、 軽く昼食を取ってから市バスで一路、銀閣寺へ。 銀閣寺は好きです。あのがっかり感が。素朴さが。 ……とは言っても、昨日は銀閣寺へは寄りませんでした。 どうしても行きたいところではなかったし、人も多くて。 哲学の道をてくてく南下。 大好きな南禅寺の水路閣に満足して、 祇園までさらに下がって円山公園へ。
軽く御茶をして、コーヒーとクッキーで時間を潰し。 そして。 目的の、清水寺へ。
京都に住みながら清水寺は2度目でした。思ったよりも好きな所で、今回はライトアップと二百数十年ぶりの本尊御開帳を目的に行ったのです。 あまり期待をしていなかったぶん、すごく、すごかった。 すごい、ときれい、しか口にしない陳腐な自分にうんざりしましたが、それでも構わなかった。 暗い本堂の中、ろうそくの炎と、それに似せた照明の色。木彫の細かい陰影、そこだけ特異的に光をはじく眼球と。そして、その神像(仏像?)の数。並んだときの圧迫感と、その近さ。
何度か見に行きたい、と思いました。 夜の開帳はもう終りになるのだと思います。 暗い本堂の中とは言え、日が落ちたあとの場合と昼間の場合ではまた雰囲気が違うでしょう。それも見にいきたい。
久し振りに、すごい、と思いました。
楽しかった。 また新しい(と思われる)開始の時期ですが…。 きっとまだ見たことのないモノがあって、何度でも見たいモノもあって、行きたいところもあって、行けるところもあって、そうやって日々が過ごせることって、実は結構すごいことなのですね。
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