動くことはとても難しい。 変化、とでも言うべきなのだろうか。 とても。とても難しい。 変化を甘受する事は簡単だ。 その変化を起こすこと。 与えられた変化に流されっぱなしにならないこと。 それらがとてもとても難しい。
動くことが難しい。 足を止めることや、引き返すのを決めることも、 とても難しい。
物事を決定するのは時に簡単で 時に難しい。
自分の身の上に起こる変化に 柔軟に迅速に対応することも難しくて。
何もかもが難しくて 何もかも変わらずに今のまま在ればいいのに、 と、そう願ってしまった。
決定はすでに在って、 それに私は今対応しなければならなくて けれど溜めていたぶんそれは酷なほどに山積みで。
その一方で自分が望んで変えてしまったのに その変化に足並みを上手く合わせることが出来ずに 自然に受け入れたその変化を ないものにしてしまいたいと望みそうになるような、 そんな瞬間が時折波のように訪れる。
どうしていいのかわからない。 どうしたいのかもわからない。 こうやって愚痴をこぼすぶんだけ 前に進むか一歩下がるか、 それとも立ち止まってしまうのか 考えられるといいのだけれど。 そうだといいのだけれど。
それを、こんな春の遠く見える日に。
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