今日も今日とて
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2007年12月26日(水) しゃくっ しゃくっ

今日、カンヅメを見ていたら思い出したんですが。
今までも何度か日記に出てきた、ワタシが最初に勤めた会社の先輩・ナルミさんが教えてくれた話です。
なぜか書きたくなったので書きます。
ワタシには衝撃的な話だったのですが、これって割とあたりまえな話なんでしょうか。

ナルミさんには高校時代からの親友のヨシエちゃんという人がおりました。
ワタシも数回、ヨシエちゃんとお会いしたことがあるんですが、これがかわいらしい人でしてねえ。
きゅっとしたツリ目なんですが、それでも目は大きくてキツイ印象ではなく。いつもにこにこしてましてね。
きゅっとしてるのは目だけでなく、ウエストとかもきゅっとしてる人でして。
性格はおっとりのんびり。
男運の悪さでは、親友であるナルミさんと良い勝負というオマケつきです。
ふたりともモテるのに男運がないんですよね。

ナルミさんは「ハッピー・マニア」に出てくるシゲタのようなヘテロ恋愛ジャンキーな人なんですが

「あたし、男はブーが好きなんだけど、女の子はかわいい人としか友達にならない」

という変わった人でして。

ワタシ!ワタシもナルミさんと友達なんですよ!
と、ここで声を大にしてアピールしておきたいと思います。
まあ、ナルミさんの友達選択基準にも、たまには例外もあるんでしょうけど。
ワタシのように、夢のように性格が良かったりする人物の場合、もしかしたら顔のことなんてどうでもいいのかもしれませんし。

そんなわけで、高校時代からの親友であるヨシエちゃんは、やっぱりかわいいのであります。
ここまでヨシエちゃんのかわいさを強調した文章を書いてしまいましたが、実はそんなの、今日の話には関係なかったりします。スミマセン。
単にワタシにとって大事な話ってだけです。
みなさまだって、これからの話を読んでくださるにあたって、ヨシエちゃんをかわいく想像できたほうが脳内眼福というものではござらんか。なぜか武士。

で、高校時代だったかその後だったのか忘れましたが、ナルミさんはヨシエちゃんちに遊びに行きましてね。
いつものように、男の子の話とかアホらしい話とかをして、ヤンヤンと楽しんでいた、と。

夕刻になって、ヨシエちゃんが

「あ、そろそろ犬にごはんあげなくちゃー」

と腰を上げまして。
ナルミさんも犬だの猫だの大好きですので、ならあたしも一緒にー、とヨシエちゃんの後をついていったんです。

ヨシエちゃん、キッチンに行き、冷蔵庫を開けまして。

「冷蔵庫に犬のごはんがあるの?」とナルミさん。
「うん。うちはたまにこれあげるの」

ヨシエちゃん、冷蔵庫から大きなカンヅメを取り出しまして。
ぱかっ とフタを開けて、中身を見たナルミさん、驚きのあまり叫び声すら出なかったらしいんですが。


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「で、カンヅメに何が入ってたんですか?(・∀・;)」と、好奇心満々でナルミさんに質問するじょりぃ。
「ケイトウ」
「けいとう? 花の?」

っていうと、これですか?




「違う違う」とナルミさん。 「けいとうのみずにだよ」

けいとうのみずに。

はて?

「やっぱじょりぃさんも知らないよね。
 あのね、鶏の頭が丸ごと水煮にされて、そのままのカタチでカンヅメの中にぎっしり入ってんの」


ええええええええええええ!? Σ (゚Д゚;)


って、またナルミさんたら、ワタシをからかおうとしてー(・∀・)
そんなもん売ってますかいなと。

「あるんだよ!だからあたしびっくりしちゃったんじゃん!
 鶏の頭の部分だけ、顔がちゃんとわかるカタチでいくつもカンヅメになってるんだよ。
 目を閉じててさー。ちゃんと鶏なんだよー。水煮でぐずぐずなのにカタチになってんの」


ひえーーーー。
どうやらホントのようですよ!

当時は知らなかったので、想像するしかできず、想像の中の「鶏頭の水煮缶」というのはワタシの脳内で、かーなーりーグロいものだったんですが。
このたびネットの恩恵にあやかり画像を見つけてみましたら、いやー、想像を裏切らない見事なグロさ加減でした。
見たいかたはこちらをどうぞ。(グロがダメな人はやめておいたほうがいいと思います)

上記の画像は、ナルミさんが目撃したものよりだいぶ小さいみたいですが。
それでも驚きます。


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鶏頭の水煮を見てガクガク((((;゚Д゚)))ブルブルになったナルミさんを後目に、ヨシエちゃんは鶏頭をひとつ皿に取りだし

しゃくっ しゃくっ しゃくっ しゃくっ しゃくっ しゃくっ 

と、鶏の頭をスプーンでつぶしていきます。
つぶすというより、スプーンを包丁のように使って崩していくと言ったほうが良いでしょうか。

ナルミさん、絶句&カジュアルに吐き気。
ナルミさんがワタシたちに話してくれたこの「しゃくっ しゃくっ」という効果音と手振りがまた絶妙でしてね。
話を聞いていた一同みんなして「うぎゃーーーーー・゜・(ノД`)・゜・。」ですよ。

ヨシエちゃんにとってはあたりまえの作業らしく、かわいらしいお顔とスレンダーなボディ、長い指でもって笑顔でしゃくしゃく鶏の頭をつぶしていきます。
水煮ですからね。
それはもう気持ちよくしゃくしゃくいったそうで。
煮てあっても目玉とかちゃんとわかるそうですよぎゃああああああ。
そしてその目玉もしゃくしゃくと。ぎゃあああああああ。

「・・・そ、それって、なんでそれ犬にあげるの?」とナルミさん。
「えー?ナルミちゃんはあげたことなーい?」
「うち、犬飼ったことないし・・・」
「あのね、鶏頭あげると、気性の荒いのが治るんだって」
「え!」
「うちの犬、気性が荒いじゃない? だからたまにあげるの」 しゃくっ しゃくっ しゃくっ


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これは良いことを聞いた、と思った、当時気性が荒くて短気で暴れまくっていたじょりぃは、それから毎日鶏頭の水煮を食べるようになり、今のような温和なじょりぃに生まれ変わったんです( ^ ∀ ^ )

なんてはずはなく、この話はけっこうワタシの中でトラウマめきましてね。
「水煮」という言葉にすら反応して「うっ・・・」となるようになってしまいました。
釈由実子が世に出てきて「しゃくちゃん」と呼ばれるようになったときも「しゃく」に反応しちゃって「うっ・・・」ですよ。
これ冗談じゃないんですよ!

みなさんも一緒にトラウマめいてくださればいい。
という願いをこめて、今日は日記をしたためました。
こんな具合に性格の悪いワタシは、やっぱり顔のかわいらしさでナルミさんの友となれたのに違いありません。
と、自分の性格の悪さを逆手に取り、さらに自分の顔を賛美するという暴挙にまで出る大胆なじょりぃ。


ていうか「鶏頭の水煮って、けっこうおいしいよー」というツワモノ様はいらっしゃいませんでしょうか。
もちろん、そのかたは性格も穏やかでいらっしゃることと思います。

そしてこの日記を読んで

「気持ち悪い!よくもこんなもん読ませやがって!」

と腹が立って気性が荒くなってしまったそこのアナタ様は、ぜひ鶏頭の水煮缶をお買い求めください( ^ ∀ ^ )



2007年12月25日(火) ハンドルネームでメリークリスマス

ワタシと同じ職種の人って、「クリスマス?けっ(゚д゚)、」という人が多い・・・というよりほとんどクリスマスやそれに浮かれる人間共を呪っているんじゃないかという人も多いんですが。
ワタシも「クリスマス?けっ(゚д゚)、」という感じでございます。
過去のこの日記を読み返してみても、クリスマスに悪態をついているようなものが多い気が。
この時期が一年でいちばん忙しいのではないでしょうかね。
どの職種でも暮れの押し迫ったこの時期、忙しいのは同じだと思いますが。
家を守るお母さんだって忙しいでしょう。
なんなの年末って。
のんびりと年の瀬を過ごすという流れに変えられないものなのでしょうか。

とまあ、ぐだぐだ言っているワタシのクリスマスでございますが。
24日クリスマスイブは、きょんがたまたまお仕事がお休みでしてね。
一日中家にいたわけですが、ワタシはお仕事です。
きょんも出たり入ったりせわしなく自分の用事を済ませていましたが。
で、「休みだから、たまにはいつも作らないようなごちそうを作ってあげるね☆」というきょんのサービスがありましてね。
それはとてもありがたかったです。気持ちが。
どんなごちそうだろう(・∀・*)と期待しすぎてしまった感がありましたが。
でもうれしいです。ええ、気持ちが。
そしてお互いにプレゼントも用意していないような、そんなクリスマスイブ。

で、問題はそのささやかなごちそうの後でございますよ。
「休みだから、たまにはいつもしないようなプレイをしてあげるね☆」というきょんのサービスがありましてね。
なんて展開は、こちらをいつも読んでくださっているかたからすれば「ありえねえ」と思われるでしょうが。
ええ、ありえません。そのとおりです。
や、きょんは燃えていたんですが。ごうごうと。
もちろんじょりぃとのプレイとかセクースとかそういうものに燃えていたのではありません。
ではきょんは何に燃えていたのか。それをお話させていただきます。

きょんの大好きな、獣医師であり大学の助教授でもあるキュウトでマジメで優秀な男性・S先生がブログを始めたらしくてですね。
パソコンを持っていないきょんは、ここのところちょこちょことワタシの仕事場に来ては、空いているパソコンを指さしてもじもじと
「S先生のブログ見ていーい?」とやっていたわけです。
そんなのいっくらでもどーぞ、まあジャマだけど、てな感じだったんですが。

まー、この人(きょんです)が細かい性格っつーかなんつーか。
ブログにある言葉(S先生の言葉でなくて、トラックバックとかコメントとか拍手とかそーゆーの)を、いちいちワタシに質問してくるわけですよ。
「ヘルプを読め!」と言い放ってやりたいんですが、それはそれでまた面倒な事態になるのも目に見えているので、質問されるたびにワタシは仕事の手を止め、解説せねばならないわけです。

さらに。イブの夜という今宵になって

「あたしもS先生のブログに、コメントとやらを書いてみたい」と言い始めまして。
「うん、書きなよ。S先生もよろこぶよ」と答えましたら
「ハンドルネームってやつはどうしたらいいのか」と。

勝 手 に 決 め ろ ( ^ ∀ ^ )

と乱暴なことを言うわけにもいきませんので「きょんの好きなのにしたらいいんじゃない?( ^ ∀ ^ )」と。
やわらかい言葉で「勝手に決めろ」とお伝えしまして。

「好きなのかー。うーーーん」

ということで、きょん、考え始めまして。
きょんが考え込んでいる間は仕事が進む、と油断していたら、ハンドルについてまたいろいろと聞かれましてね。
コメントするたびに名前変えたりもするの?とか。ワタシたちからするとびっくりするような質問するんです。
あんたそれは軽く荒らしだろーという話をしてやったりですね。
本名で書かないとあたしが書いたってS先生にわからないよね?とかそんなん知るかいなということまでワタシに聞いてきまして。
「コメントしたあとに『○○って名前でコメントしておきましたー』ってメールしておけば?」とワタシ。
どうせしょっちゅうメールしてるんですから、それくらい自分で思いつけよという話ですよ。

で、もうホントにワタシ、仕事にならない。
きょんも遠慮してはいるんですが、なにしろわからないことが多すぎて質問の嵐。

で、そのうちもじもじと

「ねえ、あたしを表現できるハンドルをいくつか考えてみたんだけど、じょりぃ、どれがいいと思うー?」と。

あたしを表現できるハンドル ってなんじゃらほい、とちょっと笑えたんですが、興味深いじゃないですか。
この、シャイな明治の頑固親父風のオンナが、いったいどんなハンドルを「あたしを表現できるもの」として考えたのか。

見てみました。

全部で4つ挙げてあったのですが。
そのうちいくつかはホントに使うかもしれないのでここでは伏せさせていただきますが。
どれもこう、「ワタシだったらつけない・・・」と絶句してしまうような、珍妙なセンス。
その中から一目見るなり、じょりぃから却下が下されたものをご紹介させていただきます。
それは


柿ピー


・・・・あなたが柿ピー好きなのは知ってますけど。


しかし、憧れの、大好きな、恋といっても良いくらい好きな人のブログにコメントするにあたってのハンドルを決めているというのに、

柿ピー

ってアリなんでしょうか。
しかもこの人
「あたしもじょりぃみたく、コテハンていうの?今後ずっとそれでいく。うふふ。いつか自分のブログも持っちゃったりして☆」
とか言ってたのに、コテハンで柿ピーかよと。

気取りのないのは結構なことですが、もうちょっとこう、自己演出に長けてほしい。
せっかくこう、パッと見た目は女らしいですし、S先生にも「デキる人」と思ってほしくてがんばって勉強もしているというのに。
「む、5分前にこの部屋で柿ピー食べたな!」とバレるほど匂うような、そんな名前で良いのかねキミは。
「柿ピー食べるとピーナッツあるからおならが出るよね」って日頃自分で話しているような、そんな名前で良いのかおまえは!

と、こんこんと説教しましてね。
「きょんの好きなのにしたらいいんじゃない?( ^ ∀ ^ )」と言っておきながらあんまりな仕打ちですが。

きょん、えらくしょんぼりしちゃいましてね。かわいそうに。
いつもなら反論してくるところを、しょぼしょぼしょんぼりですよ。
ひとつだけ「うん、これならいいんじゃないの?」というのもあったんですが、すっかりしょげちゃって「ホントはこれも変? じょりぃ考えてー」とこんな(´・ω・`)顔。

ワタシもこりゃ言い過ぎたなと思いましてね。
いやいや、柿ピーだっていいと思うよと慰めてみちゃったりもして。
しかしなんつーのでしょうか、カキピーとか全部カタカナにするだけで一気にかわいくなるのに。かきぴぃとかね。
しかしきょんのチョイスはストレートに柿ピー。
ぽりぽりと音がしてきそうな、せんべい臭さが匂ってきそうな柿ピー。
ってまた文句言ってますがワタシったらもう。
柿ピーってハンドルの人がいたらごめんなさい。
でもですね。
きょんの目的は「S先生に素敵とかかわいいとか思ってもらいたい」「認めてもらいたい」というところにあるというのに、コンセプトから外れすぎじゃないですかね柿ピー。
もういっそのこと、存軽でもきょんではなくて柿ピーにしてやろうかしら。

で、結局、挙げた中ではいちばんかわいらしげな名前に決めまして。
それだってたいしてかわいくないんですよと申告しておきます。

で、今度は「コメントのしかた」のレクチャーですよ。
これがまたこまっっっかいところまで質問してきましてね柿ピーったら。
その間、ワタシは柿ピーが使っているパソコンに張り付くわけで、自分の仕事はストップでございますよ。

お作法から操作のしかた、書いたコメントがうっかり消えないようにと校正ができるように下書きするんだよ、まで教えて自分の席に戻りまして。
しかし戻ってからもあーじゃないこーじゃないの質問の嵐。
操作のしかたならまだしも「こういうこと書くとこんな風に思われちゃうかな?」「こういう言い方って、高飛車な感じ?」とかもう、ワタシはアナタの恋の魔術師ですかと、こども電話相談室に確認したくなるほどに。
さらに「あ、この日のこの話って、あたしが送ったメールに関連してるのかなー、うふふ、どう思う?」とか浮かれてたり。そんなの知るか。

そして柿ピー様、コメント内容を考えに考え、パソコンの前でしばらく沈思黙考。

まだまだ黙考。

まだ黙考。


そして言いました。



「やっぱ、今日はやめとくわ(・∀・)ナンカツカレタ



ぬおおおおおおおおおおおおおおおおお!



ごっくん。<怒りを飲み込んだ音


「そうだね、いつでも書けるもんね。タイムリーなネタのときを狙えば?( ^ ∀ ^ )」 とにかくこれで今日はワタシ、お役ご免だ!
「うん。でもねえ、今日書き込めば、S先生にメリークリスマスって書けたのにーって思って、ホントは今日がよかったの」


( ° д ° )


めりーくりすますってあなた。


そ ん な の メ ー ル で 送 れ 。


と、これはきっちりお伝えさせていただきましたら
「そうね☆」とあっさり返されました。



ツカ(°▽°)レタ



ほーらやっぱりワタシはクリスマスが好きでないです。
なーにが「メリークリスマスって書けたのに」だよ。けっ(゚д゚)、








追記

今日、きょんが仕事から帰ってきてから
「あなたの柿ピーハンドルネタ、ネットで公開してもいい? 柿ピーだけ」
とたずねましたら

「どうぞ。 あ、あたしね、ハンドル、いいの考えたの(・∀・*)モジモジ」 と。

また罵倒しなきゃならないのかしらと心配しつつ聞いてみましたら。

うん。
それはとてもいい。

恋人のハンドルセンスに、ホッと安堵した今宵、クリスマスの夜でございました。
・・・もしやこの安堵がサンタさんからのプレゼントでしょうか。




2007年12月10日(月) 悪いことをしてしまった

ほとんどどうでもよい思い出なのに、折につけ思い出すことってありませんか。
ということを今日また思い出してしまったので、どうでもよい思い出でスミマセンが遠い目をして語らせていただこうと思います。

あれはワタシが確か、小学校3年生のとき。
今の末子ちゃんと同い年ですか。まだ小さいですね。
当時は一人前なつもりだったんですが。

母の幼なじみで、ずっと友だちであるところのサエコおばさんのところへ遊びに行ったのです。
母とふたりで。
あのときなぜ妹が一緒でなかったのかよく覚えていないんですが。
とにかく、母とふたりでサエコおばさんの家へ遊びに行きました。夜でした。
今考えると、何か用事があっておじゃましたのかもしれません。それこそどうでもいい話ですが。

サエコおばさんと母は幼なじみではあるんですが、母はサエコおぼさんをあまりよく思っていないところもあったりしました。
ということは、割と大人になってから知ったんですが。
どういうところが好きでなかったのかというと

「サエコちゃんは、いつも文句ばっかり言ってる」

というところらしいです。
夫の文句を言い、息子の文句を言い、親の文句を言い、周りの人の文句をいい、自分は見た目だけにこだわって整形を繰り返している、と。
整形については個人の自由なんじゃないかと口を挟んでみましたら

「そりゃ、お金があるならね」と。

どうも、借金したり、離婚後につきあっているいろんな男性にお金を出させたりしてお直しをしていたらしく。
そういうところもイヤ、とまあ、そーゆーことには潔癖性な母らしい意見であります。

サエコおばさんはサエコおばさんで「さっちゃん(母です)気取ってていけすかない」と思っていたらしく。
なぜ知っているかと言えば、やはり割と大人になってから、サエコおばさんが自分でワタシにそう教えてくれたからです。
その話をしてくれたときに
「気取ってない?」と娘のワタシに素直に聞いてくるので
「気取ってますよね」とワタシも素直に答えておきました。

ちなみにナナの子どもたちは、ワタシの母を「さっちゃん」と呼びます。
どうでもいいですかそうですか。でもかわいいでしょ(*´∀`*)メローン

サエコおばさんは「さっちゃんは自分がしあわせだから、不幸な人間の気持ちがわからない」って言ってました。
さっちゃんには確かにそういうところがあるかもしれません。
しかしサエコおばさんが母と同じ立場でも、やっぱりきっちり文句を言っていたであろうことは確実です。
とりあえず、娘がレズだって知ったら、自分の知り合い全部に愚痴って、ワタシったらものすごいカムアウト状態になっていたでしょう。

このように、問題はいろいろある人ですが、ワタシはサエコおばさん、けっこう好きなんです。
トラブルメーカーで話題に事欠きませんし、思ってることを口にそのまま出しては失敗し、安易に行動しては失敗し、人生の失敗がそのまま刻まれた顔は、もともとキレイだった顔立ちにさらに若々しく手を加えたとしても隠すことはできず、そういう愚かなところがなんだかかわいらしい人なのであります。
人の人生なのに失敗失敗と連呼して失礼な話ですが。

まあ、自分の友だちにって考えると、ちょっと、その、アレですが。
でももしそうなったとしたら、母のように「まったくサエコちゃんは!」って言いながらも放っておけなくて面倒見ちゃうんでしょうけど。
そんな具合に、得してるんだか損してるんだかよくわからないキャラのサエコおばさん。

サエコおばさんの説明で字数を稼いでしまいました。
もっともっと話したい、ネタは尽きない、それがサエコおばさんの魅力であります。
でもホント、美人なんですよ。スタイルも良かった。(だから好きなのかしらワタシ)


で、サエコおばさんの家におじゃました、小学校3年のときの話に戻ります。
この日はサエコおばさんひとりで家におりまして、リビングに通され、お茶やお茶菓子などをいただきまして。
夕飯後にうかがったので、お腹がすいていなかったワタシはお菓子には手をつけず、お茶飲んでいてもつまらないし、大人の話はもう少し長引きそう。
話をしているのに「テレビつけていーい?」なんて言えば、気取ったさっちゃんに怒られます。
いえ、気取ってるから怒るわけではないんですが。母はテレビが好きではありません。

「眠くなっちゃった」と言ってみました。
「もうちょっとだから待ってて」と母。

途中、母がトイレに立ちまして。
サエコおばさんとふたりきりに。

「じょりぃちゃん、相変わらず勉強好きなの?」とサエコおばさん。
「うん、好き」 ああ、ワタシったらずっとそのままでいてくれればよかったのに。
「最近何覚えた?」
「あのね、冷たい水で顔を洗うと、目が覚めるんだって」

ちょっと見当違いな返事をする9歳のじょりぃ。
眠かったのでそれに関連したことになったんじゃないかと思うんですが。
でもこれを母から教わったばかりなのは本当でした。
教わるってほどのものでもありませんが、ワタシにとっては今までの体験と理屈が一体化したのがすごくうれしかったので印象に残っていたのです。

で、ワタシはというか子どもってそんなもんだと思いますが、勝手に理屈をつなげたりするではないですか。
自分の知っている知識だけを関連づけて。
マシマロで書きましたが、はつかねずみの「はつか」が「白い」って意味だと勝手に考えたように、「冷たい水で顔を洗うと目が覚める」と教えてもらったときも、勝手に関連づけて考えていたことがあって、それをサエコおばさんに得意気に披露しました。

「だからね、熱いお湯で顔を洗うと、眠くなるんだよ(・∀・)」

冷たい=目が覚める、であるならば、熱い=眠くなる だと解釈したのであります。勝手に。

「そんなはずあるわけないでしょ(笑)」
「あるもん」
「誰に教わったの?」
「おかあさん」

母から教わったのは「冷たい水で顔を洗うと…」だけだったはずなんですが、ついつい「おかあさん」と言ってしまったじょりぃ9歳。

そこへ母がトイレから戻ってきまして。

「さっちゃん、あんた子どもに随分いい加減なこと教えるんだねー」と、サエコおばさん。
「え?」

ここでサエコおばさんが話の流れを再現。さらに「ウソ教えちゃダメじゃん(笑)」と。
小さなじょりぃは「どうしよう、おかあさんにうそつきって思われちゃう。おかあさんに恥をかかせちゃう」と、おどおどべそべそした気持ちに。

しかし話を聞いた母は
「あははははは。なるほどね。じょりぃらしいね。今度眠くないときにお湯で試してみようね」と言ってくれまして。

ものすごくホッしたと同時に、子どもの身勝手さにじょりぃの身勝手さが加わり、なんだか自分と母をバカにした(ように感じた)サエコおばさんが憎らしくなってしまいまして。
「もう帰ろうよー」と母に小さく駄々。
「もうちょっとだから、待ってね」と母。
「じゃあ、てっちゃんの部屋見てみていーい?」とサエコおばさんに。
「いいよ」とサエコおばさん。

てっちゃんというのは、ワタシより4つ年上・中1の、サエコおばさんの一人息子です。
てっちゃんはこの日、塾だか遊びに行ってるかで家におりませんでした。
ワタシは子どもの頃から男の子の好きなモノたちが好きだったので、男の子の部屋に遊びに行くのが大好きでした。
たいていワタシの欲しいモノたちが、ぞんざいに置いてあるからです。

てっちゃんの部屋に入り、ぐるりと部屋を見回してみましたが、てっちゃんは几帳面な性格らしく、無駄なものは置いておらず殺風景でございました。
鉄砲とかロボットとかが落ちているのを期待していたワタシは「つまんないのー」と思い、てっちゃんの机の上の本棚を眺めまして。
本が大好きだったワタシは、大人の話が済むまで何か読んでいよー、と思ったのでした。
何借りようかなーと背表紙を見ておりましたら。

おや。

ひとつだけ、真っ白な背表紙の本が。
なんだろーこれ。ナゾっぽーい。わくわく。
と、その本を取り出しましたら、なんのこたーない、本のカバーが裏返しになっていただけでした。

変わったことするなーと思いつつ、中を見てみたらマンガでした。
わーいマンガだー、ということで、こいつを読むことに決め、ゴキゲンに読み進めましたら。

なんか、おもしろくない。
よく、意味がわかんない。
でもなんか、ミョーな気持ち。ヤな気分。
これ、見てていいのかな。


大人なみなさまは「カバーを裏返してある本」と聞いただけで「まあ!それはそっとしておいてあげなさいな」と察しがついたことと思いますが。
ええ、エロマンガだったんです。
でもワタシは当時小学3年生。
エロのエの字もわかりません。
エロと言ったら「ま●こ」「ち●こ」と口に出してはしゃぐ男子、という程度のものです。
それらはもう「うんこ」とも同列という程度のソレであります。

♪ウルトラマンのこーどーもー こーどーもー こーどーもー
♪ウルトラマンのこーどーもー ウールトーラま●こー (ロンドン橋のメロディで)

なんて替え歌がエロの頂点、という、そんなエロ度。
アルゼンチンのこどもバージョンもありました。
なんなんですかねアルゼンチンのこどもって。意味不明。
最後が「ちん」ならなんでもよかったんでしょうけど。

「こんち たれおし って逆さから言ってみな?!」

なんて問答がエロのチョモランマ。 そんなエロ度。
そしてこれもまったくの意味不明。たれおし ってなんですか。
このへんでやめないと、懐かしい「こどもエロ」話がキリなく出てきちゃうのでそろそろやめますが。


で、何もわからないながらも「これはワタシが読んではいけない本なのでは」と思ったじょりぃ9歳。
不思議なもので、子どもって割とそういう禁忌に敏感ではないですか?
なんだか気持ち悪い。もやもやする。怖い。
これはきっと、いけないものだ。
そして、カバーを裏返しにしていたということは、てっちゃんもそれを知ってるんだ。
知ってて読んでるんだ。

と幼い頭でいっしょーけんめー考えたじょりぃ。

で、幼いとはいえ、いつものじょりぃなら「ならばヒミツにしておこーっと。あとでてっちゃんに教えてもらうんだー」で済ませるスマートさは持ち合わせていたんですが。

ワタシはわだかまっていたのです。
さきほど、サエコおばさんにイジワルされたことに。
サエコおばさんはイジワルしたつもりはなかったんでしょうけど、ワタシは母に恥をかかせてしまったことや、ワタシ自身が恥をかかされたことに対して(勝手にそう思っただけなんですが)わだかまっていたのであります。

このヒミツをサエコおばさんが知ったら、どう思うんだろう。
もしかして、さっきのおかあさんより恥ずかしい思いをするんではなかろうか。(母は別に恥ずかしくも何ともなかったというのに)

復讐。
それは幼いじょりぃの復讐でありましたよ。
目には目をの、恐るべし幼じょりぃ。

しかし、そこにてっちゃんの顔がよぎる。
てっちゃん、後で怒られたりするんだろうか。
ヒミツにしていたのに、それをバラしちゃっていいんだろうか。
どうしよう。

が、ここで自分に都合良く、てっちゃんにイジワルされたときのこととか必死に思い出してみたりして「ま、いっか」と思うおそるべし幼じょりぃ。
ちっちゃな頃から悪ガキで15で不良と呼ばれたりはしませんが、まあ、ちっちゃな頃からたちが悪かったんですね!
とにかくそのときは、サエコおばさんの鼻をあかしてやりたくてたまらなかったんですよ。

で、母とサエコおばさんが話しているところへてこてこと歩いていきました。
白い背表紙のマンガ持って。


「ねえ、これ、何の本ー?」


サエコおばさんに差し出すじょりぃ。悪魔です。ごめん、てっちゃん。

「ん?」と何の疑問もなく受け取ってくれるサエコおばさん。しめしめ。

笑顔でぱらぱらと本をめくるサエコおばさんの顔色が変わりました。
そりゃあもう、急変。

「・・・これ、どこにあったの?」
「てっちゃんの机の本棚」
「・・・・・・」

この時点で、こりゃヤバイことしたかも!と後悔し始めるじょりぃ。
だってサエコおばさんの顔、すごく怖い!


若い人にはピンと来ないかもしれませんが。
今と違って、世の中に流れる情報というのはものすごく限られたものでして。
特に性に関しては非常に閉ざされておりました。たぶん。当時ワタシもちっちゃかったからアレですけども。
エロ本の類を買うには、本屋さんの前に設置されている、それ専用の自販機くらいしか手段がなかったんですよ。たぶん。
本屋さんの中にも売っていたとは思いますが。
しかも当時「白いポスト」とか設置されてましてね。たぶん。
その手の本やマンガは撤廃しよう!みたいな感じで、そこに入れるように、みたいな風潮もあったりして。たぶん。
要するに、その手のマンガを、中学1年生が持っているというのは、こりゃーもーありえない!という感じだったんですよ。
そんな中、小3のじょりぃの手により、中1の息子のエロエロしいマンガが母親に手渡されてしまったわけです。

サエコおばさんは、マンガを読みながら無言。顔は怒ってます。

「何の本?」と母がサエコおばさんに質問。 当然です。
「そういう本だよ!」とサエコおばさん。
「ちょっと見せて」
「見なくたってわかるでしょ。こんなのテツが読んでるなんて、見せたくないし」
「でもじょりぃが読んじゃったなら、何読んだのか知っておかないと」
「・・・・・・・」

黙って母にマンガを手渡すサエコおばさん。
母、ぱらぱらとめくって、「ああ」 そして沈黙。


こ、こ、これは。
ワタシったら、ホントにまずいことをしてしまったのかも。
既に後悔。
しかしもう遅い。


場の空気が悪くなったので、用事も済んだらしい母とワタシはおいとますることに。
なんだかよくわからないけど、幼じょりぃ、罪悪感。
てっちゃん、ひどく怒られるんだろうか・・・。


帰りの車の中で。
「あれって何の本?」とワタシ。
「子どもは読んじゃいけない本だったね」
「てっちゃん怒られるの?」
「たぶんねー」
「どうしよう」
「今度から、本人がいないときは、勝手に部屋のものいじらないようにしようね」
「うん」
「あれ、どれくらい読んだの?」
「ちょっとだけ。途中で意味がわからないから持って行ったの」
「そう」


それからしばらくして、サエコおばさんが家に遊びに来まして。
母が「あのあとどうなった?」みたいなことを聞きましたら

「おとうさんに話したら激怒して、ものすごい暴力沙汰になった」と。

((((;゚Д゚)))ど、どうしよう・・・・

えらい乱闘騒ぎになって、そのあとてっちゃんは家を飛び出して帰ってこなかったそうです。プチ☆家出。
もともとてっちゃんのお父さんは、すぐに暴力を振るう人だったんですが。(サエコおばさんもよく顔に痣をこしらえてました)


ワタシ、大変なことをしてしまった。


怖くて、その後、てっちゃんには会えませんでした。
ワタシはてっちゃんに対して二重にいけないことをしてしまったんですもの。
まず、勝手に部屋のものをいじって、本を読んでしまった。(しかもいちばん見られたくなかった本だ)
そして「怒られるだろうな」とわかっていながら、サエコおばさんに言いつけてしまった。

許してもらえるはずがありません。
と思いました。当時。
実際はどうだったかわかりませんけども。


とまあ、てっちゃんにとっては割と一大事ではありつつも、ワタシにとってはどちらかというとどうでもいい話(っていったらあんまりですが)なんですが、冷たい水で顔を洗ったときなどにたまに

「ああ、あのときは悪いことをしてしまった・・・」

と思い出したりしてしまうわけです。
ホントにごめんね、てっちゃん。
そして、サエコおばさん。


ちなみに、お湯で顔を洗っても眠くはならない、ということはその後すぐに学習しました。


さらにちなみに、てっちゃんは今ではヤクザになってます(・∀・) ドウシヨー



2007年12月05日(水) インフルエンザ・゜・・゜・。☆

インフルエンザがのさばる季節でございますよ。
今現在、なっちゃんが育児休暇を取っている状態で、ひとりぼっちでお仕事しているじょりぃとしましては、インフルエンザで倒れるわけにはいきません。
いや、インフルエンザになったとて、仕事をせねばならぬでしょう。
が、かかってしまえば、もう体がどうにも動かなくなってしまうのがインフルエンザであります。
何か、名前は妖精みたいにかわいいのに、オソロシイヤツでありますよ、
インフルエンザ・゜・・゜・。☆<妖精っぽくしてみた

この恐ろしい妖精に対策を講じるとしたら、予防接種を打ち、うがい手荒いをし、様々な神に無節操に祈り、かわいい女の子とデートしたりせねばならないわけです。
忙しいったらありゃしませんよホントにもう。師走だってのに。

そんなわけで、予防接種受けなきゃなあ・・・と、11月の終わり頃からひしひしと思っていたんですが。

でもめんどい。
寝てないし体力落ちてるかも。
予防接種なんて打つと、かえってやばいかも。

ぐずぐずぐず。

ワタシのところに妖精チャンが来るとは限らないし・・・
予防接種とはいえ、できればウィルスなんてもんはワタシの体にもパソコンにも入れたくありませんしー。

とまあ、毎日ぐずぐずと妖精インフルエンザのことばかり考えて過ごしていたんですよってのは大袈裟でスミマセン。

で、今日。
お昼休みに新聞を読んでおりましたら、一面の下の段に新刊の広告が載っていましてね。
右から順繰りに見ていきました。



興味ねえ(´д`) ほい次。




ウワサの眞相読みたい(・∀・)
『地上波に乗らない政治・芸能・闇の世界』ですって。ワクワク

でも2ちゃんのまとめサイトでも読んでれば、内容は同じようなモンかしら。




『私たちが好きな人は、いつ会っても機嫌のいい人です』って、これは確かにそんな気が。
ちなみにワタシはたいていゴキゲンですよ!平らですよ!好きになってください。
フキゲンの部分は全部きょんに押しつけてますので、みなさまは安心してワタシとおつきあいください。( ^ ∀ ^ )

さて次はと






Σ (゚Д゚;) え!



 劇的な効果を狙ってもう一度。



どんな内容の本なのかさっぱりわかりませんが、そうか、効かないのか。
啓子さんがそうおっしゃるなら、わかりました、ワタシ打ちません。
なんで打っちゃいけないのかチラリとも教えてくれてませんが、啓子を信じるよ!
だいたい今の時期の病院なんて、風邪やインフルエンザを貰いに行くようなもんですし!
注射が痛くて怖いからイヤだとか、そんなことは思ってませんよ!

ああよかった。
ここ数週間のぐずぐずがこれで解消ですよ。
インフルエンザの予防接種は打たない。決ーめた☆
妖精さん、ワタシのところに来るんじゃねえぞ?(満面の笑みで

問題がひとつ解決したことに安堵しつつ、新聞を読み進めるワタシ。
興味を引かれたところだけざっくりと読み、地方版のページにたどり着きまして。
ええと、一番大きい見出しはと。

Σ (゚Д゚;) え!

県内にインフルエンザ大流行の兆しですって!


ていうか、既に蔓延している市も数カ所。
って隣の市じゃん!大変!
県が予防接種を呼びかけているそうですよ!

先ほど「打たない(´∀`)v」と決意した心の根も乾かぬうちに、速効で馴染みの医者に電話。
すぐに打ってもらえるとのことなので、仕事を放って午後の診察時間ピッタリに医者へ向かうワタシの脳の単純構造。
もうあっちに揺れたりこっちに揺れたり、忙しくてしかたありませんや。

・・・医者、大混み。
大晦日の夜の初詣かと思いましたよ。
ってそんなにいるはずないです。でも混んでました。

混んでるだろうなーとは思っていたので、待合室でできる仕事を持ってきたじょりぃ。ちまちまとお仕事。

できることは一通り終えたものの、ワタシの順番は遠そうです。
せっかくだから睡眠を取ろうそうしよう。

ぐーーーーーー・゜・( - . - )・゜・。

体がすごい勢いでナナメっている自覚がありますが、もういいやそんなの。
ここで時間をロスしている分夜に食い込むのは明らかなのです。寝なきゃ寝なきゃ。

爆睡。
かなり熟睡。

ぴぴぴぴぴぴぴぴっ ぴぴぴぴぴぴぴぴっ 

うぉう! 目覚ましの音だ! 朝か?

と思ったら、ワタシの携帯の着信音でしたよ!
しまった!電源切っておくの忘れた!
病院でこれは大変なマナー違反です。
すぐさま目覚め、すくっと立ち上がり

「失礼しました」

と患者の皆様にお詫びをし、バッグを抱えて待合室を出て電話。
さわやかに謝罪しましたが、だーれも「いえいえ(´∀`)」とか言ってくれませんでしたってあたりまえです。


とまあ、ナナメってるわ携帯の音は激しく鳴らすわで他の患者さんに迷惑をかけまくっていたら、やっとワタシの順番になりました。
診察室に入ると、ワタシの大好きな渡辺いっけいに似た小さい先生が、いつものように満面の笑みをたたえてワタシを迎えてくれまして。
今日も先生は妖怪みたいにかわいいです。ステキ。

「予防接種ですねー。体調はどうですか?」
「良いと思います」
「ん? ・・・鼻声じゃない?」
「実は今朝から風邪っぽいんです」 来るんじゃねえよワタシ。
「え・・・大丈夫かな」
「でもすごい元気なんです」
「んー。じゃ、あーんしてー」
「あーん」
「ふむ。 熱測るねー」

耳にずぽっと舌を入れられました。
じゃなくて体温計を入れられました。

「6度6分か。ちょっと高めだけど平熱どれくらい?」
「6度あるかないかです」

要するに、ちょっと熱っぽいんです ァ'`,、('∀`)って笑ってる場合なのかしら。
平熱6度3分の人に置き換えると、ほぼ7度。微熱。
でも打って!先生!痛いのワタシにちょうだい!

「・・・・まあ、これくらいなら大丈夫だけど。待合室あったかいし、耳で測るとちょっと温度高くなるしね」と先生。
「はあ」
「喉も見たところ大丈夫そうだし、打っちゃいましょーか('∀`)」
「はい('∀`)」ヤッタ


で、看護師さんに「ちくっ ちゅーーー」とされて終了。
ちくっ( ・∀・)σ”ツンツン  (*´3`*)ちゅーーー
ならもっとしあわせなんですが。

さあ。
これでもうワタシは無敵なはずです。
矢でも鉄砲でも持って  こられたらたぶん死にますが。


で、会計時に「読んでおいてくださいねー」と、インフルエンザの予防接種に関するパンフレットを渡されましてね。
マジメなじょりぃは、車を動かす前に、ひととおり読みましたですよ。
ふむふむ。
なるほど。
ん・・・?

Σ (゚Д゚;) え!

インフルエンザって、「乾燥した低い温度の環境が大好きです」って書いてあります。
低い温度、ってことは、寒いってことですよね。

ワタシ、よく「寒いと風邪ひいちゃう!」とかいうあれって、ウソだと思ってたんですよ。
割と最近になって思うようになったのですが。
汗かいて放っておいて体が冷える、とかはよろしくないだろうなとは思うんですが、でもほら、寒いって、寒いだけじゃんと。
みんな大袈裟なんだからーと。
ただし、人には言いますが。「あったかくしないと風邪ひくよ」とか。しかもくどくどと。
でもとりあえず、「寒いと風邪をひく」ってワタシに関しては迷信だと信じていたフシがありまして。
そう思ってからは、かーなーりー寒い環境に数時間身を置いても風邪ひくことなんてなかったので
「ほーうら、やっぱり。寒さなど、ワタシに敵うものか。ふはははははははは」と自信に満ちあふれていたんですよ。

しかし、妖精インフルエンザは寒いところがだ〜い好き☆ってことが判明。
事実だったのか。
いや、風邪とインフルエンザは厳密には違いますが、まあ、でっかい風邪ってことでいいじゃんね、もう。

しかし。
いらん事実を知ってしまいました。
今まで風邪をひかなかったのは、インフルエンザにかからなかったのは、強烈な自己暗示によるものだったのでは。
インフルエンザはウィルスなので実際は暗示もクソもありませんが、風邪に関してはありうるですよ。
ああ、気づいてしまったーーーーー。
寒いと風邪ひくんだーーーー。(だからそれはインフルエンザだってば)(もうどっちでもいいや)


予防接種を受けたから無敵!と思ったというのに。
パンフレットのせいで自己暗示が効力を失ってしまい、無敵どころか、今年からは風邪をひきやすくなりそうです。


2007年12月02日(日) テポドンな日曜日

今日はふつうの日記らしい日記を書いてみようと思います。
しばらく更新してないからそろそろ日記書かないとってことで、でも忙しいから手抜き日記を書いてるんだろうとかそういう深読みはナシです。

朝。
いい天気だっぺーーー! と、『フラガール』を見て以来はまっているいわき弁で、お天気に満足しながらベランダを見る。

昨日の洗濯物が干してそのまま一夜を明けたことを知る。
しかも昨夜は雨だった。がーん。

洗い直す。
休みで家にいるきょんに気づかれ怒られる。


午前中。
「あたしちょっと出かけてくるねー」ときょん。

なにか、へん。
なにが、へん?

「どこ行くのー?」なんとなく聞いてみる。
「ふふ、ナイショー」

なんだそれ。

いそいそこそこそと出かけていく。
あやしい。
ワタシみたいにあやしい。


お昼休み。
ストレッチと筋トレを済ませた後、ウォーキングへ。
今日はポケに会えず。
し、し、死んでないよね。
と不安になるが、柵はそのままだったのでたぶん生きているはず。

もうすぐ家に着くという頃になって左尻を攣り、足を引きずって歩く。痛い。


遅めのお昼。
きょんがパンを買ってきてくれたので、リビングでふたり並んでむぐむぐと食べる。
ふときょんを見ると、ピアスをしている。
ピアスはゴキゲンなお出かけのときだけするのである。

あやしい。

「あなたわざわざピアスまでしてナイショのお出かけしてきたの?」
「んー?」
「あやしいぢゃないか。いったいどんな楽しいところへ行ってきたのだ」ずるいずるい。
「・・・・・」パンをむぐむぐし続け、黙秘するきょん。

あやしい。

しばらくしてきょん、なにやらもぞもぞと恥ずかしそうに

「・・・宝クジ買ってきたんだよっ」

・・・この人いつも宝くじ買うときって、こっそり出かけて、しかも打ち明けるとき非常に恥ずかしそうなんですが。
なぜなんでしょう。


夜。
とある取引先の担当者が精神的にキてるらしく、電話の嵐。
が、夕飯どきになったのでとりあえず仕事の手を止め、『亀は意外と速く泳ぐ』を見ながらにこやかに食事。
しかし食事中も件の担当者(男性)から電話。電話。電話。
最後に来た電話では「いいアイデアを思いついたんだ!」とべらべらと話して、その後なぜかゲラゲラと笑いっぱなし。
ワタシは全然おもしろくなかったし、ちょっとこわーいとも思ったのでどうしようかと思いつつ

「おもしろいかも。ふへ、ふへへ」

と、中途半端な笑いを返す。すごく精一杯笑ったのにふへふへしてしまって悲しい。
担当者もちょっと悲しそうだった。ごめんよ担当者。

やっとリビングに戻って続きを食べようと思ったら、下痢。
なんで?ワタシ何食べた?風邪? やだ、原因がわからない!
ふへふへ笑ったのがいけなかったのかも。
神経性の腸炎かも!
と、きょんに訴えたら、返ってきた返事がこちら。

「腹くらい、理由もなくくだるだろうよ」


や。 理由くらいはあるだろうよ。
それにワタシ、滅多に下痢しないんだものー。

トイレにこもったあと、続きを食べ、そしてまたくだる。
弱っている生き物にやさしいきょんに、ちょっとちやほやしてもらう。
弱ってるといっても、腹をくだしただけですがね。
そしてちやほやと言っても、毛布をかけてもらっただけですがね。

なんてのんきに下痢してぐったりしている場合ではないのであった。
借りていたDVDを返しに行かなければならない。
が、腹具合があやしい。
いつ発射されるかわからない隣国のテポドンくらいあやしい。

「あたしひとりで返してくるから、あなたトイレにいなよ」ときょん。
でも、夜ひとりでレンタルビデオ屋に行かせるのがしのびない。
ということで「大丈夫だから」と、トイレ3回戦を闘い抜いたあとに支度をして車に乗り込


もうとしたら、テポドンキタ━━━(・∀・)━━━━!!


きょんは結局ひとりでレンタルビデオ屋へ。
ワタシはトイレへ。


そしてこれから電池が切れるまで仕事します。
電池が切れる前に尻が切れそうですが。

ああ、まだ下腹部がぐるぐると言ってます。
でも家にいることだし、久しぶりのお腹ぐるぐる感を楽しもうと思いm


む。


トイレ行ってきます。
みなさまごきげんようー良い週明けをーーーぐるぐるぴー。


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