今日も今日とて
INDEX|過去|未来
本日、不思議ちゃんEさんのところへ仕事の打ち合わせに。 とはいっても、アポを取らずに「確認してほしいもの事務所に置いておきますね」というアバウトな約束でうかがったので、お会いできないかもなーと思いつつ事務所のほうへ歩いておりましたら。
エントランスから、Eさんが歩いてきました。 ちょうどお出かけするところだったようです。
「あ〜〜〜〜。じょりぃさんだ〜〜〜〜〜」 「やあやあ。ちょうどお会いできてよかったです。 でも出がけでは忙しそうですね。これ、事務所に置いておきますよ」 「あー、うん。 でもじゃあちょっと中入ってください。 じょりぃさんに渡したいものもあるし」
はいはい。いそいそ。
本日のEさんのお出かけの用事は、巫女のお仕事ではなかったらしく私服。 白いハーフコートにふわりとした白いマフラーをさくっと巻いて、ボトムはチャコールグレイのウールなロングスカート。 いつもながら、お嬢様めいています。 心の中で「白うさぎちゃん☆」と呼びかけ、マヌケ面してEさんの後ろに続きました。
Eさんから資料を預かることになっていたので、それを受け取るのかな? それともワタシの確認を先にしちゃっていいのかな?
なーんて、てん と椅子に腰掛けてからにこにこしておりましたら。
出てきたモノは資料ではありませんでした。
「あのー、これ・・・。 明日バレンタインデーだから、じょりぃさんに。はい」
え!
バレンタインのチョコレートだーーーーー!!!!!
「え! ワタシに? ワタシに? ワタシに?」
三連呼。 どうどう、じょりぃ。おちけつ。
「・・・(笑)はい。じょりぃさんに」 「わあ。うれしいな。うれしいな。うれしいな」 またもや三連呼。
そしてパタパタと踊るじょりぃ。 だって嬉しかったんですよ。 ここのところ、バレンタインデーにチョコレートなんて、めっきりもらわなくなっていたものですから。
や、きょんからは義理でもらったりはしてましたけどね。 それも実はホワイトデーが目当てだったりしますし。 ああ、昔はバレンタインデーと言ったら(遠い目)(と思わせぶりにしてみましたが、実はたいしてもらえてません)
去年なんてホントにきょんからだけでしたしねえ。
それが! ごひいきの! Eさんから! うれぴい!
と、ぴょんぴょんと飛び跳ねて喜んでおりましたら(本当にやったのよこれワタシ)
「じょりぃさん、体を使ってヨロコビを表現している・・・言葉がいらない人なんですね」
Eさんにほめてもらえました。(ほめてないから)
ああ。今日は良い日です。 しかし、バレンタインにチョコ1個もらってこの大騒ぎって、ワタシホントにモテなくなったなー。 しかもEさんは雑貨屋さんの売上責任者でもあるので、たぶんノルマ的に取引業者であるワタシにもくれただけなんですけど。 いいんですよ!それでも!チョコはチョコですから! 素直にシンプルに喜ばせていただきます。
それにだって、「じょりぃさんへ」の後ろに はあとがついてますよ! はあとが! 大きいのが!
さて。(真顔に戻って)
Eさんからいただいたのは、きょんの大好きな生チョコです。 とってもおいしいのですが、かなり濃厚タイプなので、ワタシの胃には重いということもあり、きょんが帰ってからことのなりゆきを報告し、きょんにもチョコレートを分けてあげまして。 あーでもヤキモチとか妬かれちゃったらどうしようめんどくさいなあ弱ったなあ。
「ほらほら!Eさんにもらった!嬉しい!」 「あーよかったね」
きょん、平常心で生チョコをなむなむと食し 糸 冬 了 。
さて。ホワイトデーにお返しして、うっかりワタシとEさんが恋人同士になってしまうと仕事にもいろいろと支障が出てしまいます。 なので明日もお会いする予定だったため、そのときにワタシもチョコレートを渡しましょうということになり、チョコレート調達のためジャ●コへ向かいました。 ああいうところに行くと、つい余分なものも見てしまうもので、きょんと一緒にあっちふらふらこっちふらふらしていたんですが。 きょんからは「明日のバレンタインどうするー?」の一言も出ません。 ていうか、ワタシもそのときは「Eさんにお返し買わなくちゃ」というアタマはあったのに、きょんとワタシのあいだのバレンタイン取引のことはすっっっっかりどこかに行っておりました。 長くつきあってるとそんなもんですよね。ていうか、うちが冷め切っているからでしょうか。
ふと買い物かごを見ると。 明治のブラックチョコが入っております。しかも2枚。 はて? 誰が食べるのかいな?
ワタシの好きな板チョコは明治のミルクチョコレートであります。 次が森永のミルクチョコレート。 次が明治のストロベリーチョコ。 次がロッテのクランキー。 次がってキリがないのでやめておきますが、とにかくブラックは食べないんです。酸っぱいから。酸っぱいモノ苦手。
「何これ。あなたの買い物?」とじょりぃ。 「ああ、うん」 「好きだっけ?」 「なんとなく」 「2枚も?」 怪訝そうな顔をするワタシ。 「うん」 「ダイエット中でしょ。いいの?」 うるさいですねワタシも。 「いいの」
それからまたしばらく店内を歩きまして。
ワタシがお酒のコーナーをうろつき「ズブロッカないかなズブロッカ」とアルコール濃度が高くて安上がりな酒を探しておりましたら、きょんが唐突に
「ねえ、じょりぃ、チョコって何が好きだっけ?」と。
きょんの横には、明治のミルクチョコレートの増設棚がありました。
「ん? これ」 棚を指さすじょりぃ。 「明治ならいいの?」 「森永のミルクチョコも好きだー」 「チョコにさらに砂糖を足したりするとしてさ、だとしたらこのミルクチョコとブラック、どっちのが好み?」
んあ? そんな難しいことわかんない。 聞いただけで歯が痛いヨ。 ていうか、なんでチョコに砂糖入れるんd・・・・あ。
やっと気づいたじょりぃ。
「もしかして、またチョコビス作ってくれるの?」 「ううん」
がく。
「今年はチョコビスでないもの作ろうと思って」ときょん。
え!
怖い。 一体何ができるんだろう。
と思っても口に出さないのがやさしさいっぱいのじょりぃ。
「わあ、ありがとう」 「というわけで、ミルクチョコとブラック、どっちがいい?」 「んーー・・・・ブラックっつっても甘いんだよね結局。酸っぱいだけでさ」 「そうなんだ」 「どうせ甘いなら、好きな方のミルクで」 「わかった」
どうもきょんとしては、本当はしらばっくれてワタシに内緒で作って明日びつくーりさせたかったみたいなんですけど。 一緒に買い物しててそれは無理だろうという話ですよ。 ていうか、ワタシもなっかなか気づかなかったので、きょんがワタシにおうかがいをたてずにそのままブラックで作っちゃえば、明日「わ!(なんだこの物体!)」とびつくりしていたかもしれませんが。
それにしても、何を作るつもりなのでしょうか。 他に買っていた食材にバナナ、牛乳などがあるんですが。
・・・もしかして、チョコバナナかしら。ありうる。ワタシ猿だし。うき。
もずく酢も買ってましたけど。
・・・・・。
どうかそれはバレンタインデーと無関係でありますように。
ワタシったら夏から髪を伸ばしてまして。
とはいえ、夏の時点でけっこう短めだったので、まだ全然長くないんですが。 それでも久しぶりに会う人には「髪伸びたねー」とか「なんか女っぽくなったね」なんて(たまーに)言ってもらえて、にこにこしていたんですけど。
一度揃える程度にカットして、あとは伸ばしっぱなしなもんですから。 そして、レイヤーでシャギーでエアーなのが伸びちゃってるもんですから。
毎日髪型が微妙に違うんです。
やけにもっさりしちゃう日もあれば、首にまとわりつくようにナイスな日もあり。 毛先が妙にくるくるとハネてしまう日もあり。 何がどうなっているかわからない日もあり。
最近はちょうど、毛先が服やらにあたってくるりんとしちゃうような中途半端な長さなので、余計に厄介なんです。 その日の服装で髪型が変わってしまう、そんな感じ。
で、本日。 きょんがお休みだったものですので、ふたりでランチに出かけまして。 ワタシ、きゃわいい猿のイラスト入りのトレーナーめいたようなTシャツめいたようなものを着ていたんですが、髪が伸びてからどうもこういう、ラフでボーイッシュ、みたいな格好が似合わなくなりましてね。 全体のコーディネイトをまとめるために、キャップかぶりまして。
うん。これなら「ボーイッシュ風味」で、まあいいかな。合格で。
そうしたらオーダーが出てくるのを待っているときにきょんが
「帽子かぶると男の子っぽくなるね。いいの?」と。
最近、ワタシが「髪伸びた?」「女らしくなった?」としつこく聞いていたので、男っぽく見えていいのかよあんたという意味で聞いてくれたらしく。
「うん。今日はこれこれこういうわけでキャップかぶったので、それはそれでいいの」 「ふうん」 「変?」 「全然」
よかった。
と思ったのですが、なんとなく気になってキャップを取りまして。 キャップ取れば、少しは女らしく見えるかな?と思ったのであります。
そしたらきょん
「かめなし」 と。 「は?」 「その髪型だと、亀梨クンに見える」
ショック。
亀梨っつったら、髪が長いというより顔が長いじゃないですか!
 (そのうちジャニさんによって消されるであろう画像)
・・・まあ、ワタシも少々長めですけど。
「えーーーー、いつも亀梨ー?」とワタシ。 「うーーん・・・・けっこう亀梨。あんなにくるくるしてないけど」 「やだー! 顔も?」 「顔は違う」 よかった。
亀梨クン、カッコイイと思いますけど(それなりに)(ワタシ好きじゃないですけど)、女子としてアレに似ていたらちょっとショックです。長いし。髪じゃなくて顔が。
そういえば、数日前にもなっちゃんに
「髪伸びたよねー。 ・・・・ジュリー」
と言われたのでした。
「は? ジュリー?」 「いや、ジュリーでなくて、昔のジュリーに似てる髪型の、ほら、あの子、青春アミーゴの子」 「どっち」 「長いほう」
亀梨かよ。orz
ちなみに、なっちゃん言うところの昔のジュリー。
けだるそー。
女らしくなるはずなのに、どうして。
は。 そういえば。
先日ナナに「きれいになったね」と言ってもらったワタシだったんですが。 そしてそれを喜んでいたワタシだったんですが。
ナナ、確か前に会ったときに
「あたし、野ブタの亀梨クンに今夢中☆」と言っていたのでした。
そういうことだったのか・・・orz (しかも髪型だけかよ)
髪を伸ばしたくらいではサナギから蝶になることはできなかったようです。 ってあたりまえです。まだそんな長くないし、だいたい素材が男顔だし・゜・(ノД`)・゜・。
ということで、次なる課題は化粧です。
がむばりまつ。 口だけですけど。オーラルがんばり。
本日夜の11時半。
仕事部屋でもそもそと仕事をしておりましたら、玄関チャイムが鳴り響き、きょんがダンスのレッスンから帰ってまいりました。 チャイムの鳴らしかたにちょいとシンコペーションをつけてまして、他人ではなくお互いが帰ってきたことがチャイムの鳴らし方でわかるようになっておりますので、ワタシは玄関に出迎えるまでもなく
「あ、きょんが帰ってきた」
と思い、カギをカチャカチャと開ける音を聞き、ドアの開く音を聞き、その後に続く「ただいまー」の声を待っておりました。 (ちなみに仕事部屋は、玄関のすぐ脇にあります)
が。
「ただいまー」が聞こえてきません。
むむ。
ダンスのレッスンで、何か嫌なことでもあったのかしら。 メソメソしながら帰ってきたのかなあ。 それともむすーっとしながら靴でも脱いでいるのでしょうか。
しかたないのでこちらから大きな声で、パソコンの前に座ったまま「おかえりー」と声をかけました。
そうしたらなんてことなく「ただいまー」と、いつもの調子で聞こえてきたあと、きょんの声が続きました。
「じょりぃがこの家にいることを忘れていたよ。あははははははは」
( ・ _ ・ )
コノイエワタシンチナンダケドモ?
まあいいんですけど。
きょんはワタシのことなんてきっとどうでもいいんだ。 と、散々悩んでジタバタしたのは、もう何年も何年も何年も前の話であります。 その話を持ち出せばケンカになって、うんざりした顔をされるのがイヤで毎日ひとりでしくしく泣いていたあの頃も、今となっては無駄な涙を流してしまった水分返せこのやろうという風情ですし。 ワタシがこの家に住んでいることを忘れるくらいの執着のなさが、かえってありがたいくらいですよあーラクチンだ。(ちなみに本気で言ってます)
荷物をリビングに置いた後(自室に持って行けと何度言っても無駄なのももうわかってます)、きょんが仕事部屋に入ってきまして。
「ねえねえ、腕時計、使ってないの貸してー」
きょんは明日試験で都内に行くのです。 きょんは腕時計というものをしません。 が、明日は時計がないと試験の時に時間配分ができないので、その日は使ってないの貸してね、と以前から頼まれていたのでした。
「ああ、はい」
と、去年の9月頃まで使っていた時計を引き出しから出したのですが、バンドがボロくなったので買い換えることになったその時計を、きょんにさせるのはなんだか気の毒な気がしまして
「こっち持っていっていいよ」
と、現在ワタシがしている時計を外して渡しました。 ただその時計、デザインがけっこうハードなストリート系なもんですから、ちょっときょんの服装に合わないかな?なんても思いまして。 人のことなのにこのようにちまちましたことを考えがちなちまちましたじょりぃなんですが。
「いいよ、そっちのボロいほうで。腕にははめないし、試験中に机の上に置いておくだけだから」ときょん。
ボロくて悪かったですね。人に言われると腹が立ちます。どちらも気に入っているもので。
「好きな方持っていっていいよ。選んで」とワタシ。 「時間が正確なほうがいい」ときょん。
その場で時報を聞き、新しいほうは20秒遅れていただけだったので、そちらを貸してあげることに。
「はい」と、きょんに時計を渡しながら
おや?
ふむ。
「きょん、やせたね」
もうすぐダンスの合同発表会があるので、きょんはお正月につけた肉を落とすため、ダイエットしていたのであります。 努力の効果が出たのか、かなりほっそりしております。 ちょっと細すぎなくらいだなー。 この人、ソノ気になるとすぐに脂肪を落とせる体で、実にうらやましいです。
「えへへへー。そうかなー。でももうちょっとやせたい」 もういいから。 「やせてよかったね」 「うん」
でも。
うーーーーむ。
ワタシがこの家にいることを忘れていても文句は言いませんでした。 リビングに自分の荷物をどっかり置いたことにも(しかも置きっぱなしになります)文句は言いませんでした。 時計を借りるのになんだかえらそうなことについても文句は言いませんでした。
しかし、これだけは言わせてもらわないと。
「おっぱい全然なくなっちゃったね」
きょん、ドアの方に向かって歩きかけていたんですが、足を止めてにこやかに振り向き
「はい?」
笑っているんですが、なんか すごく 怖い。
「や、 あの、 おっぱい全然なk」 「はい? なんか言った?」
笑ってるのに怖い! 負けた!
「・・・・なんでもない」 おっぱいがないと言いたかったのに、なんでもないになってしまった(ノД`) 「そう」 にっこり
「夕飯ろくなもん食べてないんでしょ? 冷蔵庫にじょりぃの好きなプッチンプリンが買ってあるから、それ食べなー」 とゴキゲンに言い残し、きょんは部屋を出ていきました。 自分の勝利を確信して満足だったのでしょう。くやしい。
きょん、胸も平ら、尻も平らな体型になってますが。 ワタシはもっとこう、曲線があってふにふにした体が好きだなあ。
なんてことはもちろん絶対言えなそうなので、代わりにふにふにふるふるしているプッチンプリンでも食してきます。 せっかくなので、今日はちゃんとお皿に「ぷっちん」して食べようかしら。 きょんの胸よりはぷっちんしたプリンのほうが欲情しそうですし。そうしよう。
ハァハァしながらプッチンプリン食べてきます。わあいヽ(`Д´)ノ
|