土日は妻がいない・・・・

という内容のメールを　木曜に貰った。

遊んでほしいな　と思ったけど
素直にはもちろん言えないので　風邪を治してね
もし元気だったら遊んでほしかったなあ　という
かなり遠回りで　逃げ道を残したメールをおくる。

返事がなかった。

次の日　気まづくならないように　努めて笑顔であいさつ。

仕事中　こっそりと　
　ごめん　きのう寝ちゃって
と言われた。

それから　何度か話するとき
すごい真剣な顔されるから　困った。。


帰ってから、メールがきて
本当は遊びたいけど
みたいな。
会いにいっちゃおうかな　とか書いてあるし
すこーし期待しちゃって。

昨日はもしかしたら　もしかするかも。
とか思っていたけど。
結局メール来たのは昼前で
妻は昼過ぎに出かけるそうです。今日は何しようかな〜
みたいな。
会うつもりないんだ。と思った。
でも　会いたくてこまってます
とも。

なので私もおなじだよ　とメール。

すると、今は楽しいけどこれからどうなるんだろう。。。
みたいな。深入りしすぎちゃまずい、。という内容。

それからしばらくして
電話がきた。
電話なんて初めてで

もう　会ってくれないかとおもって。。。と。

そんなつもりもなかったし

でも　メールだと言いたいことわりといえるけど
電話はむり。

今日はもうこんな時間だねとか
明日は家を見に行こうとか言ってて
明日会いたい？　と聞かれ
もうそういう事はいわないから。って答えた。

結局しばらくだらだらと会話して

私はせつない気持ちになり

だめだよ。逢いたくなっちゃうよ。
というと

じゃあ切ろうか。。。って言われて切った。

本当は、明日遊んでほしかったのに。



しばらくして、またメールがきて

夜までメールを繰り返していた。

なんか、気分的には吹っ切れて楽しかった。


でも。夜寝るとね。

辛くって眠れない。

会いたくて。もう無理だとおもった。

明日になったら、ごめん。むり。今日会いたい。

ってメールしようと決めた。


でもさ　朝起きてみると

そんなメールはできないな　とも思う。




なんとなーく　夫も感づいているらしく

最近ネイルしたりするの　どうしたの。とか

夫の浮気の確立って５０％なんだって〜って雑誌の記事をみて言ったら

どっちがしてるんだかな。

みたいなことも言われた。

おお。さすがわが夫。　あいつは勘がするどいのだ。


夫はすきですよ。もちろん。

彼の事は　すきかわからない。


ただ。　会いたいとおもう。

話をしたいと思う。

それだけ。


私を彼が好きでいてくれて　大事に思ってくれていることは

十分伝わってくる。

でも　彼は週末に会おうとは言わないし

会いたいと思っても　きっと現実味を帯びていないんだとおもった。





もう諦めろ。　と私に言いたい。

今までどおり　ときどき食事に行き

スキと言ってくれる　気持のよい関係を続け

職場で適当にドキドキして　

なんとなーく　楽しい関係でいられればそれでいいと。

今以上の何かを望んではいけないし

それにより　壊れてしまうものの代償はきっと大きい。





彼を困らせることも

私が困ることもないように。


もう　めんどくさいな、と
正直思ったりもした。


今更恋愛なんて　できるもんじゃないんだろうか。

連休明け。

仕事に向かいながら、笑顔でちゃんと挨拶できるように

一生懸命シュミレーションをして向かった。

すこし緊張してしまったけれど

ちょうどまだ、彼しか来ていなかったから　あ。部長はいたけれど

ちゃんと挨拶できて、すぐに話もできた。


でも　まだまわりに誰もいなくって　電気も消している職場で

斜めに座っているのは苦しくて　トイレへ立ってしまった。

そのあとも　話をするときの彼の顔が　ときどきニヤリとするのが

うれしくておかしくて　



仕事はいい。

私を　ちゃんと私らしくしてくれる。　仕事をしていると

私が　わたしになれる。

彼のことばかり考えている　別の女じゃなくて。

それがとても好ましかった。



帰ってから　彼からのメール。

意外と大丈夫だったね　ときどき思い出してしまったけど。

と。　

わたしも大丈夫だったと返事。

このメールも好ましいし、それと同調できる自分がとてもいい。

やっぱり　この前のメールの内容は

気がおかしくなっていたんだ。


ヒル。

パンを買いに行こうと出ると　彼がコーヒーを買っていた。

今日はパン屋さん、来ない日だよ、と。

彼も食事どうしようかと思って、と言っている。

もしかしたら・・・と雨が降る中見に行ってくれたけど

やっぱり居ない。

仕方なく、食堂から持ち帰ろうかと一緒に行くと

ちょうどサンドイッチが売っていて

一緒に買って。　一緒に出てきた。


その間、話したのは仕事のことだけ。

風邪ひいていると言っていたから

大丈夫？と聞いたくらい。で。


仕事終わり。

上司不在で、こういう日は二人で残ることが多いけど

今日はたくさん残業していて　二人になることはなかった。


自分の仕事も終わって　先に帰った。


昨日も今日も　メールをくれる。

かれのイイところ。　裏切らない。期待を。

たとえその内容が　妻の話だとしても。

会いたいと言ってくれなくても。　


本当は　今すぐにでも　二人で会いたいのに。


家に帰ってくれば　またメールを待ち

二人で会えるのは　いつだろうと　そればかり考えているのに。


仕事。ちゃんとできてよかった。

８日に　また食事に行った。

月１回のペース。だけど　今回は３週間ぶりだった。

だけど　毎日メールしてるし

職場では毎日顔を合わせているから

会うのも、話をするのも、ひさしぶりでは決してない。

斜め前に座っているんだし。へたすりゃ　夫よりよく会っているとおもう。



今回は、自分のなかで

誘ってもらったら、応じようと思っていた。

私だって　彼と寝たいとおもっていたんだ。本当に。

でも

だからと言って　彼を好きかどうかはいまだによく分らない。

声が　すき。顔も。　そして何より、私をスキと思ってくれていることを

好ましく思う。

まめに　毎日メールしてくれることも。裏切らない、待っている私を。

それでも　だからといってそれで私が彼を好きということにはならないし。



食事をして、それからタクシーで向かった。

彼の地元で　良く知っているあたりだった。

そういう所に行くこと自体　ものすごーく久しぶりで

なにしろ一人暮らししていたから、行く必要もなかったし

結婚してからは　そういう機会はなかったし。



正直、帰るとき　私はかなり冷静で

この前の、キスだけしたときの方が　よっぽどドキドキしたと思っていた。

してもしなくても　何も変わらないなと。心配するほどでもなかったなと。

１２時まわってしまって、夫には悪いなと思ったけど

改めて鏡をみると　髪はぼさぼさだし、眉毛は消えてるし

怪しいとおもったけど。　でも　たぶん大丈夫だった。


なのに。この連休。

夫が仕事でずっとおらず　　考えることと言えば彼のことばかりだったし

なんだか翌日　彼と寝たことをやたらに思い出してしまって。

なにがいけなかったか　今思えば

時間がなかった。　１時間くらいしかなくて　色々急いでて

自分のなかで　反省すべきことが沢山あることも

もっとゆっくり会いたい。もっと時間をかけてしたかったことが　物足りなさを感じてしまい

また　彼が食事中に　連休あそぼっか？と冗談のように言ったことを忘れられず

もしかしたら　９９％ないけども　今日　会える？とか

聞いてくれないかな、とか考えたりしてたから


なにしろ　夫が居ない時間が多いから　考えてばかりになってしまって

メールが嬉しくって。


でも慎重になるようには心がけていた。

自分からはメールしないとか。　重くなるような内容のメールはしないとか。

でも、休みが３日目になってしまってますます自分の中で盛り上がってしまって

ちょっと鬱っぽいというか　会いたい　会いたい　とばかり考えちゃって

結局のところ油断してた。

なんでも受け止めてくれると。

かれは、たぶん私がすこし　わがままをいう位の方が喜んでくれるんじゃないかな　と。

我ままを受け止めることを　喜びとしてくれる男の人は多いけど

こういうのは良くなかった。


何をしたわけでもないんだ。

ただ。　彼のくれたメールが　　私の今の気持ちと合わなかっただけ。

　どうしよう。もう会いたいょ。私。

来月また食事行こうね　というメールに対しての返事。

それに対して

　だいじょうぶ？　　と。　自分も会いたいけど　抑えなきゃと思うし。と。

それを見て　安心した。　よかった。と思った。

だから心配しないで。私は大丈夫とメールを送る。ごめんねと。

そしたら、かれもごめんね、自分は冷たいのかな。というメール。

それを見たらものすごく　後悔した。



何を後悔しているかというと

今まで彼が私を好きという図式が崩れた気がした。気を許してしまったことを。

どう考えても。


でも　本当のことをいえば　とっても会いたいし

明日にでも。今にでも。　ふたりきりになりたい。



帰る支度をしている時　こうならなくても　食事をしているだけでも楽しいんだよと　言ってくれた。
たぶん寝ることをだけが目的ではないと言いたかったんだとおもった。
寝る前にいうんじゃなくて、そのあとで言ったことだから信じてもイイと思う。

おとこが、寝る前やベットのなかで言う事を　信じるほど子供じゃないと

思っているのに。

度を超す事がないように　慎重にしてきたのに。