見えなくなるまで
短い月の夜に言葉の裏を見ては今日を忘れる月が眠って長い夜が届けてくれるのは静かで柔らかい呼吸の秒針それは夢の奥で明日を見守るあの月の音
求めるだけで素通り視線は肩の向こうに約束を遠ざけていく