2002年10月23日(水)
「不意の緊張」




敏感な涙が僕を占領する


遠回りした裸の声を出して





2002年10月22日(火)
「そばにいるよ」


ようやく眠りについたら
そこはもう明け方だった

もうじきの冬の月が落とした粒子の中
雲の間に朝の細い線が見えた頃


アナタノ ユメヲ ミタ


髪を頬を
撫でられてるかのように

浅い夜から
緩やかに目を覚ました


身体が朝を迎えて知った抱擁



僕らはなお一緒に居る

離れた未来の光の中に




2002年10月13日(日)
「揺るぎなく」



僕らだけが知っていて
僕らだけが知っていればいい


まっすぐ寄り添う


軌跡




まっすぐ僕ら続いていく





2002年10月09日(水)
「吐息に隠れて」



少しだけ遠慮した距離

もっと素直に抱かれていたかった



自分の手が指が爪先が

愛しくてたまらなくなった




そんな夜でした




2002年10月07日(月)
「答えないことが答え」




ほんの少しだけ夜の隙間に
ただ聞いているだけでした



また逢うために






2002年10月06日(日)
「見えなくなる」


そのさきで待っている何かを
知ろうともしないで

また通り過ぎようとしている



求めなければ

そう
このままだと


でもそれは
目の前で安心する錯覚であることに
気付いている


変わらないようでいて変わってしまう


そう
遠く遠く









sleep   pieces    walk

□ Ru □ MAIL □ HOME




日記リンク  ■□  日記圏