雨上がりの空の下 嬉しくなる光りを肌に。 嬉しくなる風を頬に。
呼吸している幸福を。
偶然というものはなく
すべて必然
届く祈りになるといい ひとりで越える「とき」に届くといい
見えないものに祈りを込めて カラダを巡る祈りに息を込めて
誰にも見えない気持ち だから強く
祈りよ どうか無力に逝かないでください
わたしの弱きしは存在です。あなたの。
わたしの強きしは存在です。あなたの。
あなたの弱きしは何ですか。
あなたの強きしは何ですか。
笑うって、大事なチカラだね。
2001年05月23日(水)
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「今宵、姿を隠して」 |
雲の向こうに新しいあなたは 時と想いの数だけ存在する
ひとつしか見えないあなたは 見上げる瞬きの数を抱いて灯る
雲の向こう あなたは何を届けてくれるだろう
そして新月 満ちる力を空に陸に人に。
雨上がりの朝。 跳ね返る光りに、 子どもたちが駆ける。
雨上がった朝。 始まる今日に東に光りに進む。 またいつものように。 誰も。あなたも。
あなたが言う
「キスしよ」
はずかしくて ふざけてみたりする
「また今度ね」
あなたの手に私を。
覚えてる? 朝からの小雨。 初めて手をつないだよ。
あれって思った。
あのときと同じ感情。
泣きそうになった。
あなたのせいじゃなかった。
私もあなたも何もわからなかった。
秋の天の川
冷たい道路に寝転んで見上げてた
漆黒の夜中のときに あなた
誰も知らない夜の愛し
宝です。
自分の気持ちは 自分の気持ちの真実は 必ず自分の心の中にある
久しぶりの再会は
普通に。
そう思うときから
普通でない意識。
いつもと違う呼吸を つないだ手に感じる日
眠りの間に入るまばたき
明日のお天気を
あなたの笑顔に祈る
白い灯りが霧の粒を鮮明にしていた。 遠くに濡れる公園は静かに浮かんで見えた。
曇った海に 濡れた雲は 白く。
続いてた。 ずっと。
裸足で触れて。
気付くと時々見せるその視線。
なぁに?
あのね。
私、あなたを想ってるのかも?
その時々の視線に思ったりして。
手の届く距離 他人が感じる距離
手の届かない距離 二人が知ってる距離
それが今一番の距離
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