へい太の日記

2004年07月17日(土) 虹の雲

オタマジャクシが泳ぐ水の中に
千三百回目の汗がしたたり落ちて
千三百回目の田植えが終わる
条里制のなごりが残る棚田が両脇に広がって
ど真ん中を駆け抜けてゆく
高速の高架をくぐれば隣町に抜ける峠
眼下に広がるニュータウンは
またも条里制

連日30度を超える部屋の中で
したたり落ちる汗をタオルで拭いながら
5時間目の授業を終える
ど真ん中を駆け抜け
紺の水着に着替えれば待ち受けるプール
青く光る透明な水の中に
歓声を上げながら汗が落ち広がってゆく
見上げれば高度一万メートルにも達する入道雲
てっぺんにポコンと
小さいおわんのような雲が現れて
虹色に輝き出した




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