空爪日記

 

 

2004年11月19日(金)- 透明な空気 -

こんばんは。minetです。
久々の休み。エスカフローネというアニメを見ました。
時々レーザーディスクを引っ張り出してきて、見る。

多分、このアニメは、僕が一番自分で選んで好きになったアニメ。
僕の、ひとつの原点でもある。

薦められたわけじゃなくて、僕が色んな可能性を探していた中学生の頃、
自力で出会った最愛の映像作品。初恋といってもいい。

2ちゃんねるのエスカスレッドを見てみた。
異様なまでにピュアでやさしく、熱気にあふれている。
ここは本当に2ちゃんねるだろうか。煽り?荒らし?どこへ行った?
もう見えない。ただ、前が霞んでいる。


昔よりは、想いの力に少し近づいた。
ただ、そこまで透明に澄み切った二人にとても及ばない。
霧が晴れるには、もう少し乾いた風が必要らしい。




誰かを呼ぶ声が、僕を生かしている。
そういう感覚が、もう10年ほど続いている。

それは、『誰か』なのだと信じている。
誰かは誰かであって、誰でもない誰かだったら。
そういうことを、今更思う。

それはかなしい飢えた者。
人になりそこねた修羅、その皮を着た餓鬼の声。

誰か、誰か。
あなたは一体、誰なのか。
僕の心臓を持っているあなたは、何者か。





ああ、幻像が止まらない。
やっぱり最近、ちょっと変だ。



博士の愛した数式が読みたい。





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