空爪日記

 

 

2004年11月18日(木)- 100万回生きたねこ -

こんばんは。minetです。
カウボーイビバップの最終回が今終わりました。

最終回のフェイ、ああ、スパイクが好きだったんだ。
せつない。ああ、せつない。

亡くした一つの想いを、一生守り抜いて死ぬことは、
あり得ないことじゃないな、とふと思う。

意外にその方が、きっと強い。現実の中で迷うことがないだろうから。
そういえば、僕も父も、おじいちゃんの顔を知らない。



恋にはふたつ、あったのだろう。
ピンク色の恋と、透明な恋。

ピンク色の恋は、生命の恋。
ピンクはいのちの色。ヒトのからだ。
温度のある、強くて、心臓の音のする恋。

透明の恋は、メモリーの恋。
目に見えない。忘れないメメント。
だからこそ、全てを美しく見せるもの。
気付けばいつもそこにあって、ヒトを生かす空気。


透明の恋はいつも、ピンク色の恋に隠されている。

肉は朽ちても、記憶はだれかの心に生きる。
それなら独りで、空の下で生きる道を選ぶことだってできるから。

手を繋ぐことができるなら、最高の倖せ。







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