初日 最新 目次 MAIL


曖昧な日々。
大槻
MAIL

My追加

2007年06月22日(金)
それから。

変化はありました。
落ち着いたと思っていたのは自分だけ。

彼氏はすべてを知ったのかも知れない。
きっと彼なら、感づいてはいたのだろうし。
それでも私は何も言わなかった。
何を話したか尋ねても、彼は何も話さなかった。

ただひとつ、彼は軽い束縛の言葉を残した。
私が彼を好きだ、という、付加疑問文。
このタイミングで、それは、本当に、大きな意味のある言葉に思えた。


離れたりはしないよ。きっと。今は。
けれど絶対なんて言えない。まだ。こんなにも大切にされていても。

汚い、と、思う。自分が。
そう言って泣いたことがあった。
彼を傷付けて甘える自分は、ただ誰かに絶対だと言って欲しかっただけで、
本当に弱くて醜く汚い、女だった。

彼といる限り私は過去を思い出し続ける。
消えることなんてないよ。
後悔し続けても何も無い。
彼の正しすぎる言葉は、それでも私を許してはならないんだよ。


ほんとうに、どうしてあの人はあんなにも綺麗でいられるのだろう。
いつまで私はこうやって閉じこもっているつもりなのだろう。

変わらない。
変われない、?