馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2007年10月31日(水) たとえばほしのあきとか

朝の有楽町駅。

サラリーマンが駅の売店で雑誌やら新聞やらを買っていきます。

みんなが急ぐ朝。
素早く必要な小銭を取り出してサッと出す。
売店のオバちゃんも慣れていて、あらかじめ用意してあるお釣り銭を間髪入れずに返す。

職人芸のようなやり取り。
何気ない朝の路傍なんだけれど、どこかカッコ良さが漂います。

   ◆

今日もおんなじ。
朝の売店でいつもの光景。

新聞を手に取ったサラリーマン。
100円玉を2枚、マンガ雑誌の上に置く。

置くんだけど、表紙のグラビアアイドルの胸の上に置く。
2枚を左右のバスト、それもちゃんとトップの位置に1枚ずつ置く。
人差し指と中指で1枚ずつ狙い定めたようにバストの上に置く。

こーゆーことをしているサラリーマンがいました。
何の意味もないんだけれど、どこかカッコ良さが漂います。
何気ない朝の路傍の達人。

ま、オバちゃんは完全シカトでお釣りをポイッと。


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稲葉 馨

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