馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2007年08月01日(水) お向かいさん

8月になりました。
夏本番だ、夏休みだ。
良いねぇ。

そんなわけで夏休みを使ってのお出かけ親子が電車で稲葉の向かいに座っています。

ところで。
最近町でよく目にするサンダル。
ゴムなのかプラスチックなのか知りませんが、そんな素材で作られたやつ。
サンダルなんだけど足の甲は覆われていて、そこに穴がボコボコ開いているやつ。
あれ。

稲葉の向かいに座る親子連れの子供の方がこれを履いています。
小学3、4年生くらいの女の子。
サンダル足をぶらぶらさせています。

稲葉はその正面で本を読んでいるわけですが、視界の端っこでサンダルがピョコピョコ動いています。
普通のサンダルなら気にならないんだけれど、これが蛍光ピンクのサンダルだったのね。
チカチカチカチカと視覚神経を刺激する。

んー、気が散る。
仕方がないので本を閉じて欠伸を1発。
ふああ。

親子は実に仲がよく、微笑ましい、という言葉がとてもしっくりする情景。
夏休みの電車内らしくて良いね。

そんなこんなで有楽町に着きました。
稲葉と親子と同時に立ち上がり、彼らは稲葉と逆方面へ。
さて、今日もお仕事頑張ろうか。

劇場の売店に立ってロビーを眺めていると、なんとあの親子がご来場。
女の子が少し離れた所からじぃっと稲葉を見ています。
これは向こうも気付いてるね。

お母さんがジュースを買いに来たので、話しかけてみました。
「横浜からずっと一緒でしたよね」
「そう。娘が覚えてて」

んー、なんか良いですよ、こういう再会。
自分だけじゃなくて、向こうも覚えててくれたってのが嬉しいね。

目を引くあの蛍光色サンダル、この夏もっと増えるのかな。

   ◆

大学のサークルの後輩でもこういうことあったなあ。
池袋から所沢までずっと稲葉の向かいに座っていた子がサークルの勧誘のテーブルに現れたときは驚いた。

その子とは今も仲良くやっているけれど、電車の中のことは向こうは覚えてないはず。

どこで出会ってるかわかりませんね。


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