馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2006年01月01日(日) としのはじめのためしとて

新年明けましておめでとうございます。
この日記を始めて5回目の正月を迎えました。

今年の正月は尋常でなく寒いですねえ。
変に暖かいよりはきっちり寒いほうが正月の風情としては良いんですけどね。
それにしても寒い。

   ◆

寒い中を近所の神社へ初詣。
小さい神社で今年初めて足を踏み入れました。

お賽銭投げて参拝して。
したら、お神子さんが「縁起物ですから」と笑顔でお神酒を勧めてきました。

稲葉さんは真性の下戸さん。
下戸さんが神子さんからお神酒(よーするに日本酒だ)を飲めと言われる。
やだ。

でもね、神子さんは寒い中を薄い着物で頑張ってるんですよ。
ムゲに断れますか?
しかも正月に「縁起物ですから」なんて言われて断れますか?
杯を取るしかないでしょうが、もう。

稲葉が「ほんの少しで…」って言ってるのに神子さん、「えへへ」と素敵な笑顔で普通の量を注いでくれました。
ありがたいなあ、ほんと。

舐めるようにして、小さな杯ながら結局飲みきれずじまい。
身体は寒いのに胸だけが熱くなりました。
いや、この時点ではまだ良いの。
そのあと頭痛が始まって大変だったのよ。

まあ舐めただけですから、すぐに痛みは引いていきましたけどね。

そんな年初めでした。
それでも稲葉はあの神子さんには感謝したい。
縁起物をありがとう。

   ◆◆◆

というわけで、稲葉にとっても貴方にとっても、素敵な年となるようお祈り申し上げます。
本年も当日記『馨絵詞』をよろしくお願いいたします。


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稲葉 馨

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