2004年08月04日(水) |
モンスターはすぐそこに |
フロム・エーが100円だということに心が揺らいでしまうってのはダメですね。 チキンナゲットが100円だってのとはワケが違うんですよ。 おはようございます、どっぷりフリーターの稲葉 馨です。
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ワイドショーが「主婦が野生のアライグマに襲われる」というニュースを伝えてました。 可愛いイメージのアライグマ、侮れません。
手首に包帯の痛々しい姿でインタビューに応じてました。 続けざまに20ヶ所も噛まれたといっていました。 これはツライ。 「現場」には血痕もあって、立派な事件の風情が漂っていました。
前にこの日記でも野生の大ナマズがペットのダックスフントを丸呑みにした、という記事をネタにしたことがありました。 こういう「動物奇襲モノ」はたとえ景気が良かろうと悪かろうと、プロ野球が1リーグ制になろうと、定期的に新聞の隅を賑わせてくれます。
実際に被害にあった方々は「冗談じゃねえッ!」でしょうが、このテの話はたまになら悪くないと思います。 いかに人間サマであっても油断していると思わぬ動物にガブリとやられる。 この程度の危険があった方が、油断しきらないでかえって健全な気もします。
ただしあくまで「たまになら」と「この程度」ね。 しょっちゅうあったら社会問題だし、死亡事故は痛ましすぎます。
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前回のナマズといい今回のアライグマといい、モンスターとされた動物に意外性があるあたりがワイドショー的。 スズメバチやクマなんかですと、人を襲うイメージが定着していてネタとして弱いのです。
まさか沼から大ナマズが…とか あの可愛いアライグマが…とかって要素がニュース的に面白い。
今回襲われた主婦の方には申し訳ないんですが、このニュースを聞いたとき、川原で洗われちゃってる被害者の画を想像してしまって可笑しかったのです。 ちっちゃいアライグマにジャブジャブされるがままの主婦。 うーむ。
しかしまあ「野生の○○」ってのはほとんどの場合において強暴な一面を持ってるんですね。 相手に本気を出されたら、人間は丸腰では大抵の動物に勝てない。 それを忘れさせないためにも、こういう事件はあっても良いのです。 たまに、ならね。
◆◆◆ 【関連記事リンク】 2003年7月22日『怪物を見た』
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