馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2004年07月19日(月) 『冬のソナタ』に見る日韓差異

しかしまあ、どこもかしこも『冬のソナタ』ですね。
小泉首相も夢中です。
ここでも『冬ソナ』について書かなきゃいけないくらいの流行ぶり。
これで読者数が急増したら嬉しいな。
へへへ。
しかし『冬ソナ』について書こうにも、稲葉は『冬ソナ』観たことがなーい。
母親が観ている隣で覗いている程度の不届き者です。

ところで母親が『冬のソナタ』に夢中になっているのを知った時、軽く凹みました。
いや、どーしてかは分からないんだけどね。
観ていてくれて全然構わないんですが、でもちょっとイヤだったのは何でだろう。

   ◆

NHKでは田中美里さんや萩原聖人さんが吹き替えしてるんですね。

しかし『冬のソナタ』は吹き替えよりも字幕で放送するべきだと思う。
気持ち悪いんですよ、不自然で。
別に萩原さんたちが下手くそってんじゃなくてさ。

朝鮮って日本からしたらお隣さんで、顔の造りなんかは非常に近いものがあります。
しかし内面、心情的な所はだいぶかけ離れたものがあると思うのです。
韓国のニュースで怒り狂って暴れたり、葬儀の場で泣き叫んで崩れる遺族とかがよく映されますね。
それらが極端な場面であるにせよ、あれは日本人には絶対無いテンションであります。

朝鮮人と日本人はお隣さんではありますが、感情表現においては随分遠く離れていませんか。
欧米人の感情表現も日本人のそれと比べてだいぶ違ってますが、朝鮮人だとなまじっか顔が似ているだけに、その差がより不自然に感じられるんだと思います。
ハリウッド映画は観慣れているってのもあるでしょうけどね。

ん、ということはこのまま韓国ブームが続けばいずれ違和感は消えていくのかな。

   ◆

ヨン様やチェ・ジウさんのお芝居と日本人の吹き替えがどうしても合っていない。
芝居が盛り上がれば盛り上がるほど違和感が出てくる。
これはヨン様のせいでも日本人声優のせいでもない。
国民性の違いなんだからしょうがない。
テンションの次元が違うんだからしょうがない。
だから吹き替えはやめて字幕にすれば、もっと良くなる。

でもねでもね、『冬のソナタ』が稲葉の母親くらいの年齢の女性を狙っている以上、吹き替えのほうがやっぱり好ましいんですね。
だからNHKさんの方針は正しい。
うーむ。

『冬のソナタ』をご覧になる際は、こんなこと考えず楽にお楽しみくださいね。


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稲葉 馨

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