馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2004年01月25日(日) 情なき抗議運動

自衛隊の皆さんがイラクで頑張っています。
ごくろうさまです。

しかしね、愛知県の小牧基地で抗議デモしてる人たち。
どうなんでしょう。
派遣反対派と賛成派がそろって基地の前でデモをやりました。
賛成派はともかく、ここで稲葉が言いたいのは反対派の方。

   ◆

自衛隊の派遣反対という主張それ自体には、まあ正しい部分もあるわけです。
反対を主張することには別に文句ありません。
でもさ、小牧基地でやるってのはいただけません。

どんなに「行くな」って叫んでも基地の中の自衛隊員は行かなくちゃならない人たちなんですよ。
「行くな」つっても、行くことはもう決まってるんですよ。

自衛隊員が自発的に「イラク行かせろ、コラァ」って言ってるんなら彼らに「行くな」って言うべきなんでしょうけどね。
でもイラク派遣を決めたのは政府なわけで。

隊員だって悩んでるわけでしょ。
不安なわけでしょ。
でも仕事だもん。
行くって決まったからには、行ってもらわないと
頑張ってもらわないと。

不安と苦悩をこらえて任務に就こうとしている人に対して、いまさら何の抗議をする。
ほんと、情の無い人たちです。

なにも日の丸の小旗をふって送り出せとは言いません。
万歳斉唱しろとは言いません。
だからせめて黙って見送ってやろうよ。

どうしても抗議がしたけりゃ東京行け。
東京で「行かせるな」とやれ。

抗議するにしても、情だとか仁義だとかを失っているのはただ見苦しいだけですね。
自衛隊、がんばれ。

今日は時事でした。


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稲葉 馨

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