2003年10月29日(水) |
劇場入り〜余裕ある仕込み |
この週末、稲葉の所属する劇団の本番がありました。 今回の作品には参加するつもりはなかったのですが、音響スタッフがいないということで急遽参加となりました。
ということで準備が追いつかず大変でした。 プラン(選曲や曲を流すタイミングなど)は演出が決めていて、稲葉はオペレーション(操作)のみの担当でした。 ですから本来の「音響」スタッフと比べたら負担は軽かったはずなんですけどね。
稽古場にもほとんど足を運べず、芝居の流れを頭に叩き込むのに苦労しました。 台本の流れは把握しても、実際の演技ではいろいろな付加要素が加わっていたりして。 1週間ぶりに稽古場行くと、前回とまったく異なった芝居見せられたりして。 いやはや。 追い込まれた状況での踏ん張りって嫌いではないんですが、でも仕事は余裕を持ってするにしかず、ですね。
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で、この日は仕込み。 仕込みというのは素の状態の劇場を、その芝居に合わせて飾りつける作業のことです。 暗幕を吊ったり、照明の灯体吊ったりしてね。 いよいよ本番なんだ…って感じで自然とテンションが盛り上がってくる瞬間です。
仕込みは、まあ芝居の規模にもよりますが、小劇場クラスでは普通は1日しか取りません。 丸1日仕込みして、翌日の昼までに仕上げをしてその夜に開演ってのが普通のスケジュール。 できることなら2日とってゆっくり作業したいところですが、劇場を1日余計に借りるとそれだけ料金が高くつく。 だから仕込みはスピード命の勝負なのです。
学生時代に稲葉が企画長を務めた芝居では、スタッフの大半が芝居初心者の1年生だったために仕込みに2日取ったことがありました。 時間的な余裕からダレてしまったところもありましたが、それでも1日余計にあることは大きいと思いました。 お財布はきつかったな、でも。
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さあ、仕込から本番へ。
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