巷ではインフルエンザが大流行だそうですね。 ……なんか他人事のように言ってますが、稲葉、やられました。 インフルエンザですよ、インフルエンザ。 A型の。
熱がすごい。 頭痛がすごい。 昨夜は頭痛で何度か目が覚めました。 そのたびに氷枕におでこを押し付けて無理やり眠ってました。
とにかくね、寒いの。 ホットカーペットなんか、身体が接している所は熱いのに震えが止まらないの。 湯たんぽ、火傷しそうなのに震えが止まらないの。 ぶるぶる。
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病院に行きました。 こんなとき、自宅の隣が病院って便利ですね。 今の家に引っ越して5年、初めてこの恩恵にあやかりました。
広い廊下を埋め尽くすように、おじいちゃんが、おばあちゃんが座ってます。 やっぱり若い人は少ないのですね。
担当医は若い女医さんでした。 髪の毛整えてくれば良かったと後悔しました。 まあ、そんなこと考えている余裕があるうちは大丈夫なんでしょうけど。
インフルエンザかどうかをチェックされました。 細長い綿棒を鼻の中にぐりゃぐりゃ〜って押し込むの。 とっても強引にぐりぐりやられました。 痛いのなんの。 後頭部に貫通しそうな勢いでした。 後ろに身を引いたら、女医さんは稲葉の首を押さえ、より力を込めてきました。 ……涙がでた。
あと、血圧が低くて驚いた。
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母親がリンゴを摩り下ろしてくれました。 それが美味しくてねえ。
稲葉のベッドは頭に氷枕、足元に湯たんぽと頭寒足熱。 さらに加湿器もセットし、完全な防備体制を敷きました。 休むぞ、休むぞ、こんちくしょう。 辛えぇ。
にしても隣の病院、可愛い看護婦さんが多くて良いです。
まあ、そんなくだらないこと考えているうちは、本当に本当に大丈夫……だと信じたい。
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