馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2002年09月05日(木) 夏の終わりの散歩道

合宿明けて…。

合宿ではほとんど一睡もしていないのに、並みの睡眠時間でこの日を迎えた。
意外と平気。
深夜バイトで鍛えられたかなあ。

昼頃、東長崎へ。
用件あってのことなれど空振る。
ひとり凹む夏の終わりの午後の道。
これだけだったら完全な無駄足の1日だわ。

電車に乗って、所と気分を変えてお散歩お散歩。

喫茶店(ドトール)に入ったらクーラー直撃で寒かった。
ファミレス(ビルディ)に入ったら家族連れが賑やかで落ち着けなかった。
静かに落ち着きたかったのさ。
ところで2日続けてのビルディだ。

腹が膨れたら静けさ求めて歩く歩く。
お寺を抜けたら霊園に入っていったよ。
静けさ求めてたけどよりにもよって墓場かい。
20時回って夜。
夜は墓場で運動会。
あまり怖くなかった。
墓場の真中にある交番(駐在所)には誰もいなかった。
にしても散歩で来るならともかく、勤務地として墓の中はイヤだなあ。
お疲れさまです(敬礼)。

霊園の中の公園のブランコに落ち着く。
暑くもない、寒くもない。
ちょうどいい空気。
なんだかとてもほっとした。
とてもとても、ほっとした。
ヘンなの。
お墓に囲まれてるのにさ。

にしても人がちょくちょく来る。
スケボーで疾走する兄ちゃんとか。
墓場でスケボーはやめたほうがいいと思う。
眠れないじゃない。
いろんな人たちが。
生きてない人も、生きてる人もさ。

でもまあ、だいたい静かだった。

そんなところのブランコで、これからのことをいろいろと考えた。
いろいろ、いろいろ考えた。
これからのこと。
それこそ明日のことから来年のこと、それから漠然とこれからのこと。

暑くも寒くもなかったけれど、いろいろ考えてたら、
頭だけじゃなくて胸や心も使って考えてたら、
暖かくなった。
とてもとても、ほっとした。
目の前、お墓なのに。
前も後ろも右も左もお墓なのにさ。
ヘンなの。

ちょっとのお散歩のつもりが、けっこう遅くまでになりました。
まあ良いわな。
♪すべては気分次第
 ↑ 宇多田ヒカルの『Travelling』ね。
そういえば電撃結婚。
日付的にはこの日記の翌日になるけど、
ぐーたらしながら『思いっきりテレビ』みてたらビックリさ。
あのゆったりした番組で意表突かれるとは思わなかった。
19歳、年下だよ。
おめでとう。

何気ない1日だと思ってたけど、終わってみたら良い1日だった。
そういうことってよくあるような、ないような。
あったらそれは幸せ。
あの墓場の雰囲気とか、たぶんずっと忘れられないだろうな。
忘れたくないし。

そういえば夏ももう終わりですね。
あれだけ暑かった夏、いったいどこに行ってしまうんでしょう。
終わってしまうのは寂しいな。

でも終わるのは次に何かが始まるのだね。
何が始まるのかしらね。
秋だね。

夏合宿が終わってみんな何かに頑張るのだね。
稲葉にだって始まるものはあるのさ。
今日はその始まりの日にするよ。
頑張れ頑張れ。
頑張る頑張る。

墓場をサンダルで歩いたから足が砂まみれ。
雨でなくてよかった。
ま、雨だったら墓場なんて行かないけどさ。
雨でなくても墓場なんて滅多に行かないけどさ。

これからのこと…かあ。
とりあえず免許にするかバイトにするか。
悩むなあ。

ふたつ同時?
じゃ身体もふたつくれ。


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稲葉 馨

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