馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2002年08月15日(木) 稲葉、終戦記念の散歩道

57回目の終戦記念日ですね。

8時30分小石川後楽園入り口集合。
卒業制作の撮影です。
仕方ないんですが、朝早くて泣けてきます。
ラッシュ嫌だなあと思いつつ電車に乗ったらガ〜ラガラ。
そうか、お盆真っ只中なのですね。

この日の作品は撮影がお天気に恵まれすぎています。
もうじりじりしすぎです、太陽。
焼けちゃうじゃないの。
メイクセットは手放せません。

小石川後楽園は後楽園遊園地や東京ドームの隣にある大庭園。
ドームの白い屋根が地面に半分埋まっていました。
奥に行くとここが東京であることを忘れさせてくれるような森。
セミがミンミンゼミゼミ鳴いていました。
未来への伝言、届くかな。

庭園の周囲からは右翼の街宣カーの叫びが聞こえてきます。
だって今日は終戦記念日。

役者の中におじいちゃんがいました。
とても上品なおじいちゃんで、一目見ただけで好きになりました(ラヴ♪)
暑い中、しゃがんだりすることなく、姿勢よく立って時間を待っていました。
稲葉も座ることなく頑張りました。
このおじいちゃん、今日の台詞の中に終戦の玉音放送を述べるカットがあるんですね。
撮影が今日になったのは偶然ですがなんか面白かった。
そしてご本人、本物の玉音放送を聞いたことがあるそうで、すごい。

14時撮影終了。
お疲れ様です。

   ◆

思っていたよりもずっと早く終わったので、靖国神社へ行ってきました。
電車使ってもよかったのですが、小石川後楽園から徒歩。
衣装なんか持ってたから暑くてたまりませんでした。

靖国では警官がすごい数でした。
ワールドカップの時の横浜よりもすごかったです。
それ以上に右寄りの政治結社の方々や明らかにカタギではない方々がすごかったです。
みなさん、境内では神妙な面持ちでした。

98年の3月に行って以来の靖国。
あの時以上に荘厳な雰囲気がしたのは、黒スーツの集団の集団のせいだけではなさそうです。

遺品の数々を展示した遊就館がリニューアルされていました。
前来たときより綺麗になってる、大きくなってる。
急遽来たので入場料が払えず断念しました。
くやしいなあ。

にしても、大村益次郎の銅像の眉毛は、やはりやりすぎではないかと思うのであります。


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稲葉 馨

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