馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2002年08月11日(日) 稲葉、けあま観劇す

気付けば『馨絵詞』も7000ヒットを超えています。
なんかすごいなあ。

朝の9時から正午まで、調布で稽古してました。
初対面の人が3人も。
ホント、朝から体は動きません。

稽古が終わったら荻窪へ飛びました。

劇団聖舞の旗揚げ公演『カップルズ〜世界で一番キライなあいつ〜』
2人芝居×3本のオムニバス。
けあま殿登場の回に、『精一杯にのんびりと』のカウンター上の照明が出ててびっくり。

どの話にも共通して言えることでしたが、すごく単純なミスが目立ったのが残念でした。
台詞噛むとか、一瞬出てこないとか。
音響さんが出してはいけない音を出すとか…。
もったいないなあ。

でもね、作品世界から覚めることはなかったのです。
役者さんにパワーがあってね、一時「?」って感じても強引に作品に引き戻されるんです。
ミスは多いけどじゃあ稽古不足かというとそうでもなくて、役者同士の息は合ってるし、地雷のように仕掛けられたネタもちゃんと磨かれていそうだし。
それだけに凡ミスがよけいに悔やまれたりしますが。

そんな中、けあま殿はいちばん安定して見えました。
贔屓目を差し引いてもね、安心できる役者ぶりでした。
落ち込み気味のキャラで、あまりハジケた演技は見られませんでしたが、それでもね、なんかカッコよかった。
後半、相手役の女の子(役者兼演出)に心を許してやさしく笑顔が浮かんでくるのですが、いい顔してました。

1年生が入学する前、のんびりの企画を立てていた頃、けあま殿に「役者どう?」って言ったことがありました。
彼女は役者にしたら絶対面白いと、なんか思ってたんです。
そのときは「スタッフなら…」と言われましたが、稲葉の目は確かでした。
えっへん。

2年生ではaki殿、1年生ではコウジ殿も役者にしたら面白いと思ってます。
そのaki殿、お母様と一緒に観に来ていらっしゃいました。

ちょっといい心持ちになって帰路につく稲葉でした。


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稲葉 馨

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