気付けば『馨絵詞』も7000ヒットを超えています。 なんかすごいなあ。
朝の9時から正午まで、調布で稽古してました。 初対面の人が3人も。 ホント、朝から体は動きません。
稽古が終わったら荻窪へ飛びました。
劇団聖舞の旗揚げ公演『カップルズ〜世界で一番キライなあいつ〜』 2人芝居×3本のオムニバス。 けあま殿登場の回に、『精一杯にのんびりと』のカウンター上の照明が出ててびっくり。
どの話にも共通して言えることでしたが、すごく単純なミスが目立ったのが残念でした。 台詞噛むとか、一瞬出てこないとか。 音響さんが出してはいけない音を出すとか…。 もったいないなあ。
でもね、作品世界から覚めることはなかったのです。 役者さんにパワーがあってね、一時「?」って感じても強引に作品に引き戻されるんです。 ミスは多いけどじゃあ稽古不足かというとそうでもなくて、役者同士の息は合ってるし、地雷のように仕掛けられたネタもちゃんと磨かれていそうだし。 それだけに凡ミスがよけいに悔やまれたりしますが。
そんな中、けあま殿はいちばん安定して見えました。 贔屓目を差し引いてもね、安心できる役者ぶりでした。 落ち込み気味のキャラで、あまりハジケた演技は見られませんでしたが、それでもね、なんかカッコよかった。 後半、相手役の女の子(役者兼演出)に心を許してやさしく笑顔が浮かんでくるのですが、いい顔してました。
1年生が入学する前、のんびりの企画を立てていた頃、けあま殿に「役者どう?」って言ったことがありました。 彼女は役者にしたら絶対面白いと、なんか思ってたんです。 そのときは「スタッフなら…」と言われましたが、稲葉の目は確かでした。 えっへん。
2年生ではaki殿、1年生ではコウジ殿も役者にしたら面白いと思ってます。 そのaki殿、お母様と一緒に観に来ていらっしゃいました。
ちょっといい心持ちになって帰路につく稲葉でした。
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