馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2002年07月11日(木) 『のんびり日報』始末編〜いつまでも、精一杯にのんびりと

凪殿企画『cos』の声の稽古のためイン江古田。

補講期間なのでキャンパス内はいつもより若干おとなしめ。
台風一過、空は青く、遮られることなく突き進んでくる光が暑くてかないません。

中澤殿・コウジ殿・箱殿・海里殿とまったり。
箱殿が江古田部室用にとプーさん枕を持ってきてくれました。
とてもかわいくてかないません。
でもずっと抱いていたら暑かったです。

中澤殿も部室に風鈴をつけてくれました。
ちりりんちりりん。
いい風情です。
となりのマジック研究会さんの部屋から聞こえてくる鳩の鳴き声とともに癒し効果は抜群です。

トキでおやつを食べました。
プリンセステンコーがお出迎え。
コウジ殿とジャンボパフェを半分こ。
3分で後悔しました。
おなかが痛いのでプーさん枕をおなかに当てて応急手当。
みんなそれぞれのパフェに苦戦してました。
4年経ってもやっぱりトキは面白いです。

   ◆

さてさて、部屋の掃除をしないとと思ってます。
芝居にかこつけて『名探偵コナン』22冊を提供したのを手始めにね。
稲葉の部屋は狭いくせに、モノはそれこそ山のようにあります。
父親のものをだいぶ置かせているせいもあると思いますが、いちばんの原因は稲葉の「捨てられない病」にあります。

捨てられないんです。
いろんなものが。
もう絶対に開かないであろう辞書の類が本棚2段分を埋めています。
数冊残せばよさそうなものですが、学校で使っていたものだったり、おじいちゃんから貰ったものだったりとそれぞれに思い入れがあって手放せずにいます。

辞書類に限らずもう全てがこんな感じ。
古いものを捨てていかないと新しいものを入れられないのはよくわかってますがね。

物に対する執着と同様、思い出への執着もやっぱり強くて困ります。
『精一杯にのんびりと』もいつまでもいつまでも、稲葉の心の棚を大きく占めているんだと思います。
でもこっちは棚に限りがないからいいですね。
古いものを大切にしながら次のモノを追いかけられます。

ただ、少しずつ少しずつですが、記憶が薄れていってしまうのだけはどうしようもありません。
これを緩和させるために写真を撮りまくってますが、それでも全部は補えませんね。
以前は思い出の永久保存のために何か出来ないかといろいろ考えたりしました。
あきらめたわけではありませんが、最近、それがとても難しいことがわかりました。
わかりましたが、まだ完全には受け入れられないでいます。
もしそれを受け入れられたら、またいろんなものが違って見えるんでしょうかね。

とりあえず、素敵な思い出を共有した人たちとはいつまでもいつまでも一緒にいたいものです。
稲葉は4年生でもうすぐ卒業しますが、そんなことは関係なくいつまでもいつまでも一緒にいたいのです。

女々しい?
へへ。

だって1年生も2年生も3年生もいい奴ばっかしなんだもん。

へへ。
言っちゃった。
照れるね。

あなたのそばにいていいですか?

   ◆

というわけで、『のんびり日報』はこれにて最終回。
1週間前は仕込だったなあと考えつつも思い出は思い出としてね
ずうっと大切にね。
とりあえず次のことに向けて頑張ってみましょうか。



精一杯にのんびりと。

ね。


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稲葉 馨

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