馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2002年04月03日(水) 稲葉の稽古場日報・準備編〜ひとりじゃない

さてさて、前期で芝居企画を立てた稲葉である。
ここで企画、稽古の進行状況を報告していこうと思う。
思えばこの日記はコムギコ殿の日記に触発されて始めたものだった。
当時のコムギコ殿の日記は『すきま男』の制作日報だった。
なんともべディックの活動らしい日記だった。
やっとこ稲葉も制作日記を書けるようになったわけだ。

稲葉は普通は「です・ます調」で文章を書くが、ここでは敢えて「だ・である調」で書くこととする。

今日、ストアハウスに行って契約金を納めてきた。
前金として10パーセント。
明日は40パーセントを払いに行く。
どーせなら1日でまとめたい所だがそうもいかん。
なににせよ小屋代の半分をもう支払うのだ。
ここまできたら引き返せない。

小屋を出て江古田駅の改札をくぐりつつ軽く気合いを入れた。
そんな姿をオーム研のシバコ殿に見られてしまった。
ちょっと恥ずかしい。

さて本日の契約で、企画書の小屋代とスケジュールの所に1つ変更点が生じた。
仕込み日を贅沢にも2日取ったのだ。
この辺のことは次回の総会、企画会議の場で詳しく説明する。

先日、1つのお芝居を終えたおり絵殿より、正式参加ではないが制作面のアドバイザーとしてなら…というお返事をいただいた。
稲葉はずっと役者としてやってきたから、裏の仕事に特に不安が多い。
知識も経験もある人の存在というのはとても心強い。
これで舞監参謀に板倉殿、制作参謀におり絵殿、バックブレーンはこれで事足りるはずだ。

正式参加の企画員としても合宿の席で中澤殿がやりたいといってきてくれた。
映画学科の人間には2実や3実がある。
もちろんほかの学科でも忙しいことには変わりない。
ただ、映画学科に関しては忙しさを具体的に知っているので、向こうからやりたいと言ってくるまで声をかけなかった。
長木のねえさんも考えたいといってくれている。
今のところ役者面では女優がいない。

不安は多い。
でも助けてくれる人は確実にいる。
ありがたいことだ。

帰り道、閉店30分前のバイト先に顔を出す。
食事をしようと思ったがもうご飯が無くなりかけていたのでやめた。
1人でも多くのお客さんに食べてもらいたい。
稲葉は店員としてもう充分すぎるほど食ったから。

1年半働いたお店を後にして、またあらためて気合いを入れた。


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稲葉 馨

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