馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2002年03月09日(土) 稲葉、時に流るる

淀川長治さんの『生死半半』という本を読みました。
死ぬことと生きることに関することが書き綴られています。
言っていること自体は至極普通のことだと思うのですが、
言っている人が淀川さんだと、なんかハンパじゃない重みを感じます。
電車の中で読んでいて、すごくブルーになりました。

はあぁぁああぁぁ。

その中に耳の痛い一節。
「本気で何かをやろうと思ったら時間なんてまったく足りない」
そう、時間が足りない。
学校やバイトや書類の山とは違った意味で時間が足りない。
なんでだろう。

時間が余ってますって言う人が羨ましい。
でもそんな人はもしかしたら不幸なのかも。
稲葉は時間が足りないくらいでちょうどいい。

でもやっぱり時間が欲しい。


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稲葉 馨

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