馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2002年01月20日(日) 稲葉、異国情緒の風の中にたつ

先日弟が成人式を迎えました。
また、就職内定も得ています。
ということで、今日、祖父母を招いてお食事会をしました。

場所は山手。
横浜よりちょっと南に行った所の丘の上。
外人墓地のむこうに、「みなとみらい」の壮大な夜景が広がっております。
ランドマークタワーはでっかいぞ。
氷川丸ではいまだに甲板でタイタニックやってる男女がいるぞ。
マリンタワーは鮮やかだぞ。

みなとみらいは僅かの期間でガンガン開発が進み、どこどこでっかいビルが建っていきます。
その一方で、歴史的建築物もしっかり残されていて、いい開発してるなあと思います。

お食事会をした山手十番館は外人墓地の真ん前。
あ、墓地といってもフェイクで、「出る」ようなことは無いはずです。
開港間もないころ、外国人の居留地で、風情と歴史と由緒ある洋館が建ち並んで、さながらリトルパリかロンドン郊外。
あらためて、つくづく横浜が好きになりました。

山手十番館も洋館仕立てのフランス料理店。

ギャルソンさんがワインを持ってきてくれました。
普段の飲み会の要領で注ぎ役をしようとしたら、ギャルソンさんが1人ずつ廻ってグラスに注いでくれました。
自分が貧乏臭くてちょっと嫌だった。

店員「お肉の焼き具合はいかがされますか?」
稲葉「?……あ、おまかせ?…で…」

そのあと同じ質問をされた父親も母親も祖父母も弟さえもミディアムだかレアだか言ってました。
なんで何も知らない稲葉に最初に尋ねたんでしょう、あのギャルソンさんは。

稲葉家がどうあろうと、稲葉個人は分かりやすいほど貧乏性です。


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稲葉 馨

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