馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2001年07月24日(火) 稲葉、監督に思う

映画学科3年生実習、いわゆる3実の顔合わせ。
午後4時に江古田のデニーズで。

監督は岸塚くん。
運映動画の代表作『涅槃の腕』で稲葉と共演(対戦)してる男だ。
ほかにもここには『涅槃の腕』のスタッフが多くいて、稲葉としてはやりやすい現場である。

以前、彼らと仕事をしたとき、スタッフという仕事に初めて感動を覚えた。
やっぱり撮録コース・監督コースで勉強しているだけあってじつにいい仕事します。
自分の仕事をちゃんと心得ている人はカッコイイです。

あと彼らは役者の気持ちを持っていくのが上手いですね。
涅槃のときの監督の入江くんは稲葉のモチベーションを巧みに揚げてくれました。
そりゃ代表作にもなりますよ。

監督の本来の第1の仕事は作品を創る場の「雰囲気」を作ることですね。
実際の仕事はカメラ・照明・録音さんが助監督指揮の下で進めてくれます。

べディックは監督兼カメラマン(兼その他書ききれない)が主流になってるからこの感覚はわかりにくいのかもしれません。
べディックに限らず、学生映画は基本的にそうなのかな。
勿論それがいけないとは言わないけれど
でも少なくとも役者としてやりやすいのはちゃんと「監督」がいる現場だと思います。
勝美荘殿と稲葉のようにお互いに知り合って信頼しあっていれば話はまた別だけどね。

そんな現場を味わえるということをみても学科の3実は役者として参加する意義があります。
今回、岸塚くんの顔合わせを終えて、いい現場になりそうな
そんな予感がします。

さて、以前もちょろっと書きましたが、今回、友澤殿と共演であります。
べディック会長としてじゃなくて、演技コース3年生として接するわけだけど
なんか気恥ずかしかったっす。
微妙に稲葉のキャラも違いますからね。
べディックにいるときと学科にいるときとで。
ま、今後ともよろしく。
クランクインは1ヶ月位あとだけど。

余談。
これを書いている現在(7月25日午後3時半)、
ものすごい雨ともっと凄い雷。
寸断なく光りつづける空、幾重にもなる稲妻。
家の電気が一瞬落ちかけたよ。こえー。


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稲葉 馨

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