無芸大食 作っても作ってもどんどん消えていってしまう毎日の食事。 なんだか虚しい。 消えるからこそ記録しておきます。
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ミラノ風チキンカツ、クリームシチュー、金時豆、大根煮、奈良漬、柿。
「アイデンティティー」(2003年アメリカ)と「マトリックス レボリューションズ」を見てきました。
「アイデンティティー」は見る予定ではなかったのですが、奇妙な映画、ということで話題になったので見てきました。 私にこの映画のことを教えてくれた人は「クリスティの『オリエント急行殺人事件』だった」と言いました。 映画を見ていると途中まで「これは『オリエント急行殺人事件』じゃなくて、『そして誰もいなくなった』では?」と思いました。 でも、結局ある意味「オリエント急行殺人事件」でした。 雨に降り込められて事件が起こる、そして不可解な展開、というのは「閉ざされた森」によく似ています。 でも閉塞感はこちらの方が上でしょうか。 そして「閉ざされた森」と同じように、人によって解釈が全然違う映画のようです。
以下超ネタバレにつき、遮蔽します。 読んでもいいという方は、以下反転させてください<(_ _)>
豪雨の中、モーテルに集まった人々は全員、後に出てくる『拘束衣の男』の『多重人格』だと思います。 それは「彼の多重人格の中から”善”の人格を残す。そのためにそれぞれの人格の統一を図る治療をしている」という意味の精神科医のセリフがあるからです。 だから登場人物全員が同じ誕生日であり、名前に共通点があったのだと思います。 あのモーテルは多重人格の「人格」同士を争わせ、”善”の人格を残すための舞台なのだと思います。 つまりモーテルの場面は、全部『拘束衣の男(多重人格者)』の頭の中、での出来事なのです。 頭の中での出来事なので、惨殺死体が消滅することも可能なのです。 だから”悪”の人格の子供が最後に元娼婦を殺した時点で、現実の世界で『拘束衣の男』は精神科医を殺し、運転手を殺してしまう、のです。 私のこの解釈、間違っているでしょうか?
「マトリックス レボリューションズ」 期待が大きかっただけに、ガッカリでした。 私の中では「マトリックス」というのはネオの、そしてネオとトリニティとモーフィアスの話なのです。 だからこそ、彼女の名前は「トリニティ」なのだと思っていました。 ゆえにハンマー号で乗り込むのはトリニティであってほしかったし、 ゲートを開くのはモーフィアスであって欲しかったのです。 ラストのスミスとの対決も、水しぶきが描きたかったのでしょうけれど雨降る暗い画面でがっかりでした。 確かにザイオンでのバトルシーン、センチネルの大群は凄かったです。 でもCGではない、「リローデッド」で言うと高速でのアクションのようなシーンが見たかったのに。
それから映画館。 大画面で見たい、と思い、いつもと違う某映画館で見ましたが、大失敗。 館内の傾斜が少ないので、背が低い私は当然前に人がいない席を選びます。 ところが予告が終了し、映画が始まるなり、前に来て座る人が(-_-) そういう人に限って、背筋を伸ばして映画を見る、というか、座高、高っ! 字幕は下に出るので、読めやしない。 結局映画中に場所移動。 また入れ替え制ではないので、途中で人が出入りする(-_-メ)のですが、 前方左右の入り口から出入りする時二重ドアになっていないため、明かりが入ってしまいます。 せめてカーテンだけでも二重にするとかして欲しいです。 そして致命的なのが「音」 微妙に遅れて右側から音がかぶってきます。 もうこの映画館で映画を見ることはないでしょう。
ところでこの映画の来日記者会見でのウォシャウスキー兄弟、
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