文學界新人賞受賞作。二つのかたり、語りと騙りの魅力がつまった軽快な一人語り小説。純文学の語はもう死語。こういう才能を他の出版社がほおっておくわけがない。次の作品がエッセイであっても読みたい。久々のヒット作。