読書日記

2001年07月11日(水) 山本周五郎を読んだわけではなくて

山本周五郎の本が新古書店にまったくないときがあった。あるとしたら主に新潮文庫と思って当然どこにでもあるの気楽さを裏切ってぜんぜん出まわっていなかったのだ。2、3件探してがっかりした記憶がある。最近は山本周五郎を置いていないところのほうが珍しい。しかし、こちらの熱は既に冷めている。一方で鳥山明イラスト表紙文庫版の「ファーブル昆虫記」が全巻、鮎川哲也編集長の「本格推理」もほとんど揃っていたりで目を離せない状況もありで、普通の本屋さんよりも面白いことは確かだ。誰かが書いていた(誰か思い出せない)が、すべての棚の本を端から端まで点検するのはブックオフなどだけである。値段が安いからだろうか。100円(時には50円)から定価の半額又は定価の7掛け程度までの範囲で興味・関心・好奇心が大きく発動される。不思議なのは無料といってもよい(無料)図書館ではこころはさほど大きくは動かないことだ。


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