2004年12月23日(木)
君はそう言ってくれるから
感情は簡単に顔に出てくるのに、それを言葉にして出そうと思うと途端に流れは滞り喉が詰まってしまう。それはもう昔から。 人に負の感情(怒り、哀しみ等)を伝えるのはかなり苦手で、ならばきれいに隠せればいいのに表情にはにじみ出てしまうこの中途半端さ。頭の中では言葉になって膨れあがり暴れ回っているのに、口からどうしても出てきてくれない。そうしているうちにタイミングは失われ、言葉はとげとげとしたまま私の中に沈殿する。それは風化して丸くなることもなく、だから私は物事を流すことができないでいる。 人付き合いが苦手だと思う、大きな原因。 夫にすら言うことに躊躇する。言わなくてもよさそうな間柄なら、何も言わずに離れていく。でも夫とそれはしたくない。そんなことで離れたくはない。だから言う。そして、そのうじうじした言い方に夫が怒る。怒られたそのことと、相変わらずの自分の湿り気に悲しくなって凹んでいく。言えないなら顔にも出さないでいられたらいいのに。 けれど夫は言う。顔に出ることはいいんだ。言わないでいることがよくないから、言えるようになれ。そう言って私の頭を撫でる。
君がそう言ってくれる人だから、私は喉を詰まらせながらも言葉を出せる。 別に近づかなければいいや、と思わないでいられる数少ない人。
|
|
index
ご来訪、ありがとうございます。
あまり更新されませんが、その期間はおそらくきっと、元気にやっています。
|
サイト説明
内容
不定期更新日記のみ.
リンク
貼るも剥がすもご自由に.
自分
海棠
連絡方法
メールはこちらから
|
|