2002年03月22日(金)
拒絶するという甘え
これもやはり昨日の続きになる.
ワタシは「自分の傷ばかりにいつまでも囚われていたくはない」と書いたが,こうやって明記することは.このことを自分自身に言いきかせていることに他ならない.囚われてがんじがらめになっている自分の姿を,ただ言葉を換えて表現しているだけなのだ. そんな笑ってしまう程の,笑うしかできないような傷など負ったことはないのに,ただ裏返されたコンプレックスや嫌悪感でしかないのに,どうしてワタシは翻弄されているのだろうと不思議に思う.それでも逃れられていないのだ.時々ふと気づいてしまう自分の姿に眩暈がする.
「あなたには分からない」というセリフを吐く人のことを何一つ言うことはできない. コミュニケーションを,ある方向において殆ど拒絶しているような人間にいったい何が言えるのだろう.
一番大事なことは一言も口にしない.ああこの人に言ったらいけないよなと気遣っているようで労っているようで,それは自分への言い訳でしかなく,本当はこの人にこそ言わなければならないことにも気づいている.人と関わりたいのなら,深い理解を得たいなら,それこそ言葉にしなければならないのに. 言ってもしょうがないじゃん この点についてはどうしようもないじゃん 冷めたつもりでそう思う.そうしていれば拒絶された時の痛みを味わうことはない. そして続けて思うのだ.どうせこの人はワタシのことを大事になんて思ってないから.そうやって諦める.そうやって手を放す.それが素晴らしく傲慢な態度であることも知っていて.
こんなことを人に説明したりはしない.自分が言われたら十中八九むかつくからだ.腹の中でそんなことを考えて,何もかもわかってるものまあいいわ,ってな顔をされたら非常に苛立つ.なら最初から近づいてくるんじゃねえと言い捨てたくなるだろう(言わないが,多分言わないが). だから,そう思うから何も言わない.何も言えない.ただ曖昧に笑うだけだ.誤魔化して,ただ抱きついて甘えて,言葉で甘えるかわりだと言わんばかりに身体的に甘えるだけだ.
これをコミュニケーションの拒絶と言わずして何と言おうよ,おい.
別に,コミュニケーション至上主義でもなんでもないけれど. 自分の奥の方で求めているのは結局そういうことだと気づいていると,どうしても滑稽だなと笑わずにはいられないのだ.ただ臆病で小心者で,それなのにプライドが高いだけなのさ. ああ,ただそれにさ. 自分の持っている傷なんて,結局自分以外どうしようもできないじゃん.言ってもしかたないなーと思うじゃないか,そうじゃないか.違うかな.
…………. うわーなんだか深刻ッポイですよ奥様.そんな眉間に皺刻まなくてもいいんですよこういうの.ただ痛い人なだけなんだよ.見ていて「いたた…」と感じてしまうような人なだけ. ああホントに,こういうことを書くと「やっちまったよ」と感じるのはワタシも同様でございますことよ.いつもそうやって感じた瞬間に消去して,ただつらつらと別のことを書き出したりもするんだけどさーけどさー. 結構,探すとこれまでもこのテーマで色々書いているのですよワタクシ.消去してないのよ全然.夏とかは狂ってたから散々書いているし.さるさるの頃かなーと思っていたらここに来てからもがんがん書いてる. 好きねー暗いねー.なら書いちまえー. てなわけで勢いでアップ.
ああちなみに,今日一日. 自由落下でどこまでも.作業もちょっとはしてるけどな.
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