xxxxxx 表面張力(仮)

虚実入り乱れても記録
20010802--



2002年03月21日(木)

傷とコミュニケーション

 堕落の一日.ノーコメント.


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 「羊飼いの唄」のゆきさん,リンクをありがとうございました.いつ頃ココをお読み下さるのかも分からぬままにココでリンク返しでございます.メールで,とも考えましたが,先に日記にて.
 最近の日記でテーマになさっていた「アナタなんかに分からない」については,常に心に留めている事だったので,本日,ゆきさんの日記を拝読していて突如,自分のHNが出てきたときには吃驚しました.ずっと「そうだよなあそうだなあ」と自分の内側に照らし合わせながら読ませて頂いておりました.
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 関連事項として,ワタシの日記では2月1日.この件についてはときどきコッソリ書いていたりしているけれど,ワタシはこの「アナタになんか分からない」についてよく考えている.いや,考えているわけではない.心に留めている,常に.
 ここでは特に繰り返さない.ワタシは折に触れて書いているし,何よりゆきさんが本当によく,「そうなのよそうなのよ」と頷いてしまう程によく述べられているので書くことがない.ワタシは考えるだけだ.自分自身のスタンスを考え続けるだけ.

 少なくともワタシは,笑っちゃう程の傷を負うことがあってもコミュニケーションを拒みたくはない.このように考えるのはまだ,人を拒絶するセリフを吐かざるを得ない深さの傷を負ったことがないのかもしれない.そうかもしれないが,それでもワタシはそのように思うのだ.
 自分の傷ばかりにいつまでも囚われていたくはない.
 (何よりもその前に,そんな見事な傷はあえて負いたいものではない)


 傷のハナシになったので,勝手リンクを一件.「コーヒーもう一杯」の3月19日の日記で,フリークスさんがワタシのリクエストに応じて下さった文章.最後に書かれている教訓は,実は自分でそっと気をつけているコトだったりする.そうならないようにならないようになりませんように.
 自分かわいさの余り,そんな状態になりたくはないから.


 この間,読み終えた本に『裏庭』(梨木香歩著)がある.これは児童文学ファンタジー大賞を受賞しているが,良質なファンタジーであると同時に人間の「傷」についてはっきりと書き込んだ物語でもあった.
 ワタシはレビューなどは不得意なので特に書かないが,本日の話題に多少は関連するかもと考えてリンクしておく………いや,単に気に入った本だから書きたいだけかな.



 追加.
 なんつーか,過去の日記を読み返す出なく思い返すだけでも,こんな内容をそれなりに書いていることに気づいてしまいましたことよ.ああホントに拘っているのねワタシって,などと呆れを通り越して感心してしまったよのことよ.ホントにまあ.
 25年も生活していると,さすがに「傷一つない」なんて過去は持ち合わせていないのは当然だろうなわけでして.だから自分が持っているそれなりの擦り傷を眺めては「まあ他人もそこそこに持っているだろうな」と想像する程度のことは誰にだって可能なわけで.
 ただ,そういった余裕のないときに「不幸自慢」が始まってしまう.そして相手もまた余裕がなければ「不幸自慢合戦」に発展するわけでして.
 うっとうしいコトこのうえないぞ.俺.

 ワタシには幸いなことに「アンタになんか分からない」と言うような友人はいなかった.過去にいたのかもしれないが,そういう人はワタシの記憶から消えていくのか,思い出そうとしても出てこない.
 いや,いたかな.ああいたか.でも特にどうでもイイコトが多い.当時は幼かったから,拒絶されたら「ああそう」とココロの中でふいと離れてしまっていた.
 それを言うと今も幼い.どうでもいい人間の場合だとココロの中で切ってしまう.大事な人間であれば絶対に切らないだろうけれども.
 どちらかっていうと,どうしてこう拘るのかというと,自分自身がこの傲慢で幼いセリフを吐いてしまいそうな人間だからだ.自戒の意味で拘っていないといけないのだ.ワタシは打たれ弱いから.その上,喜劇系だから.
 気をつけよ.



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