2001年07月17日(火)
薄れても消えないしみ
泣きながら文字を追う. その内容に泣いているのか共感して泣いているのか. 思い出して涙がこぼれるのか.
人の苦しみや悲しみと比較して我慢することはないと思ってはいるけれど,これくらいで泣いていてはいけないかもしれない,と考える癖がある. もっと苦しい人もいるのに もっと辛い人もいるのに なのに私はどうしてこれくらいで立ち止まっているのだろう.答えのない問いを繰り返し自分に問い続けてるんだろう.全てを一つのことのせいにしようとしてもがいているんだろう. 行き止まりを見ないようにして,目を背け続けてもどうにもならないけれど.
それでも私は幸いなことに日常生活を滞りなく行うことができる. そのことがまた私を責めるけれども,それでもやっぱり幸いなことだ. 感謝しよう.感謝しようよ. 辛いよりかは辛くない方がずっといいに決まっている.
時折涙を零したって,そんなのは誰にだってあることだ.
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