今日もよくダレてます | |||||
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2005年02月01日(火) |
hiroがなんだか疲れているような気がした。 寝不足だからと、彼は、言っていた。 私はhiroの体のことをまず考えて、早く家に帰って寝たほうがいいよと言った。 残念だけど、私と会うより、寝たほうが彼のためになる。 そう思った。 hiroは私の膝枕でしばらく寝ていた。 私も彼のおでこやほっぺをなでて、彼の肩に私の頬をつけていた。 これでこのままhiroが寝てしまってもよい状況だったなら。 私も幸せにつつまれていることだろう。と、そう思っていた。 現実はできないことなのだから、彼を早く帰すべきだとそう思った。 ああ、でも、彼の体のどこかしこにふれて目を閉じて ただ触れ合っているだけでなぜ、こんなに満ち足りた気持ちなんだろうか。 hiroでなくてはダメなんだと思う。 同じ背格好で同じような性格の人がいたとしても 私はhiroを好きになるだろう。 そう思っていた。この人は私を惹きつける部分を持っている。 それは、ずっとずっと私が望んでいたものを持っているからだ。 何がどうしてhiroが私を好いてくれるのかはわからないが 何かしら、私も、hiroを惹きつける何かがあるのかもしれない。 そんな相互作用と、過ごしてきた月日がいっそう より大事によりいとおしく思える気持ちに拍車をかけている。 先日から、親しくされていただいている方と いろんなことについて、話をしてみた。 その方はとても賢い方で、ソツもないし、素敵だ。 しかも、私の質問した単純な問題も全て言葉にて解決してくれる。 私は時々その方の感情にふれる質問もしているが とても誠意に、自分を振り返り、ああ、こういうことになるねと 明快な回答をしてくれる。 私はその会話をとても心地よく堪能した。 私が不思議なのは、人の心というもので 知性や能力や常識などをはぎとった根底の部分に その人の本当の姿が見えたり、また、それはいつも 確定したものと、その瞬間で変わりゆくものであり ある程度把握したと思っても、また、その姿を変えていくところ しかし、それはなんとなくその人の基礎に基づいた 何かしらのパターンやくせがあったりして 誠におもしろいと、本当に、そう思う。 振り返ると、私は、hiroのことについて 最初から達観していたにも関わらず 泣いたり笑ったりの日々を過ごし このいとおしいという私の心のうちの感情が こんなにも大きな位置を占めているかがすごく不思議で いわゆるホレてしまったのだから、しょうがない この一言に尽きるんだろうけど(笑) では、私は何を望んでいるのだろうか。 そんな思いもあったのかもしれない。 その方から見える私や、私の望んでいることも なんと簡単言い切ってしまい、ああ、そうだわ、それですそれですと 笑いながら、ひざを叩いて、自分のことながら、理解していなかった 自分がおかしくなってしまった。 その方のおしもろいところは、ご自分の弱点を私が指摘すると つまり、それは、彼の本当の感情や思いにご自身気付いていない ところがあって、私が、それを質問すると なるほど、うーん、と少し考えてから、実に公正な判断をすることと かといって、どうしても認めたくない部分に関しても 素直に、ああ、オレが悪かったね、これはこうでこうだったといえる所 あなたが望んでいるものは、ただひとつ、これだけだから こうすればあなたは幸せになれるのだと、私にストレートに教えてくれた そんな洞察力やくよくよせずに前向きに進言してくれるところである。 ただ人間関係にして言えば、私的には、納得できないところがあり 今日はそれをつっこんでみた。 案の定、彼の感情を少し逆撫でしたし、理論が少し崩れたものの そんなところも、また、実に人間らしく、おもしろかった。 彼は気付いていない、自分の利己的なところも、あるいは非情なところも 今日は浮き彫りになってしまい、それは、どうしてですか?と 質問すると、いや、オレは、待てよ、何を望んでいたのだ?と 私の誘導で彼自身自分の気持ちに気付き、失礼したと謝り では、こういうことはどうだろうか、と、すぐに気持ちを切り替えし 後にひかないことに、感動した。 もし、これが私であったなら、hiroのことであったなら たっぷり、泣いて悩んでしまうだろう。 わかっててはいても押さえられない感情をなだめるのに 何日も何日もかかるだろう。 実におもしろい会話だった。 男性の根底にも、ふれた気がした。 彼はこんなに付き合ってもいない女に、赤裸々に語ったのは 初めてだと、とまどっていた。そんなところも興味深かった。 彼の答えはいつも明快で、悩むところが、あまりない。 かといって全て機械的に判断するとかというと、そうでもない。(笑) 人間のこういう部分に私はものすごく惹かれる。 人の心というのは、単純で、そして、カタチも決まりもない。 彼はこう言った。 あなたは基本的に他人に対して愛情を持つ人ですね。 普通、なにの責任も義務も生じないところでも あなたは、愛をもって、それから、接していますね。 なるほど。つまり、お人好しなところはきっとそこから来ているのか。 妙に納得してしまった。私はどんな出会いであろうとも それを受け入れ、一度は好意をもって接する。 その後の関係はお互いの思いやりによるところが大きいと思う。 hiroのことを思い浮かべていた。 私はhiroの懐に入って安心したい。 守り、守られて、ふたりでいたい。 それが、私の望む答えで、それ以外はなにもいらない。 だがその望みは叶わないのだから それならば私はせめてhiroの海になりたいのだなと 心から湧き出す感情はまだしばらく、いや、また、熱をもって 続いていくのだろうと、そう、思っていた。 |