昨日は、林栄哲さんのグループと、マリンバとパーカッションがゲストという企画のショーを、オーボエの石田さんからいただいたチケットで御一緒させていただき拝見(拝聴?)しました。
印象に残っているのは、林さんが尊敬する日本人画家のおはなしで、なんでも戦前、戦時中に海外での評価が高かったんだけれども、「あれは本当の日本の絵の芸術ではなくて、たんに日本風なものを外人うけするようにアレンジしてアピールしているに過ぎない。」と日本国内では批判をうけていたのだそうです。 しかし、海外では、「日本の文化について非常にわかりやすく表現してくれていて、その絵画によって日本が深く理解できた。」と絶賛されていました。 「今とは違う時世に、海外にでてなにかを表現するということの大変さを追っていた彼のことを表現したい」とのことでした。 その画家の人をイメージして捧げられた曲が今回のショーのテーマでもあったのですが、たぶん、勝手な想像ではありますが、林さんも、早くから海外で和太鼓での世界を表現してきた立場で、似たようなことを言われたり批判されたりなんかもしたんじゃないかと思うんです。 それは、口にだされませんでしたが。
テーマ性のあるものや、ゲストを加えた企画のほかに、洗練された和太鼓だけの世界もあって、以外なまでにオーソドックスで、よけいなものが一切ないという印象をうけました。 太鼓なので、もちろん音圧はすごくあるんだけど、響きのセンターが安定しているので、悪い意味での粗暴な音量というのはありませんでした。 さすがだなあと思いました。
とにかくコントラストが豊かで、和太鼓の表現力の深さや奥行き、品格を感じさせられました。
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