
道標|≪過去を見つめて|あさっての方向へ≫
| 2005年05月15日(日) |
川の流れに身を任せin那珂川 |
前日の夜出羽桜を入れて飲んでいたプラステックのコップに 水を注いで歯を磨く。変な味がする。
朝は6:30に起床。たいして飲んでもいなかったので 気分良く起きて朝食を食べる。 ウエットスーツの支給を受け、たっぷりご飯を食べた後 早速女子部屋でお着替えすることに。
前日、同部屋の方から「ウエットスーツ?着なくてもいいと 思いますよ。滅多なことしなければ川になんて落ちませんから」 と聞いていたので、「あんなピターッとしたの着るのヤダー」と ちょっと遠慮していたのだが、折角着れるのだからと 体に装着してみると、なにやら臀部がきつい上に股間に布の余りが 寄せられて、ひどくミットモナイことこの上無い。 「あわわ、こんなんで人前に出るんかいオイ」と慌てて布を ぎつぎつに引っ張っていると、見かねた同室のオナゴから 「前後逆です」ときっぱり指摘。ハジカシー。
結局辺りを見渡してみると、ウエットスーツを着ていない者は 一人もいなかった。
天候は上々、カヌーを川に浮かべていざ出陣。 那珂川は大きな川だった。風もおだやかで、日差しも強くない、 まさに絶好の川下り日和。
当初、人数の関係で、ラフティング専用ゴムボートに乗って 悠々と皇族気分で他のみんなの漕ぎっぷりを観察していた私だが、 1時間程でカヌーに乗り込むことになった。
前方の動力担当は彼氏、船長は私。 前日同様、回る回る二人の舟。
「ひー、前漕ぎ、いやいや後ろ、いやさブレーキあわわ」
こんな指示ばっかり飛ばしていること数十分。 さあみなさん、もうおわかりですね。
落 ち ま し た 川 に 。 二人仲良く沈没ですアハー。
交通事故と同じです、すべてはスローモーションです。 船体がぐらついて、船底が右上がりにゆっくりと 上昇していくのが見えました。 気づいた時には水の中。
「いやんアカンもうアカン」ともがき苦しむのはほんの束の間、 人類の英知、ライフジャケットが力強く私を水面に引き戻す。 おお、流石だと関心している場合ではない、遠くから 「手足を上げてー!」と声が飛ぶ。 ライフジャケットで水に浮いた場合、もたついて怪我をするのを 防ぐために手足を浮かせてラッコのような状態で 川の流れに身をゆだねて救助を待つのだ。 思わずミレイの『オフィーリア』を連想して悦に浸るが どちらかというとDef Techのアルバムジャケットな状態で軽く鬱に。
「こんな時のために水泳やっててよかった!」なんて 考えは実に甘かった。とにかく流される。どこまでも流れる。 一緒に落ちた筈の彼氏が川岸に立っているのが見えた、その地点から 相当離れたところで救出された私。 みんなの「あー、やっちゃったよあの子は」という、憐憫にも似た 苦笑いが痛い。
しかし一回落ちてしまえばもう心配してもしょうがない訳で。 こちとらパンツまでずぶ濡れだ。無敵だ。 嫌な開き直りで気を取り直した私たち、午前中は船長役の 私がスタッフさんについて猛特訓、なんとか基本の ストロークをマスターして午後は落ちること無く 川を下ることが出来た。雨に降られたり、急流にガクブルったり 流されたり川のど真ん中で恐怖の余り「降りる」と言って 彼氏を困らせたりはしたものの、無事にゴールに着くことが出来た。
みんなに別れを告げて、また長時間かけて山形まで戻る。 家について泥のように眠った。 夏にはラフティングの計画も浮上中とのこと、 都合とか羽虫が発生さえしなければ行きたいわけで。
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