
道標|≪過去を見つめて|あさっての方向へ≫
| 2003年01月24日(金) |
ジブリッ子ですが何か?の巻 |
『千と千尋の神隠し』をテレビで見る。 千尋と両親が車から降りたシーンで母に解説を迫られ、 おおまかなストーリーをあらかた説明する羽目になる。 両親がブタになったあたりで 「あらあらあらあら」とか言い出して。 「よくあんなに食べたこと」 …そういう問題じゃないだろう。母。
この映画のストーリーって、少女千尋の身に起きた 不思議な体験、ってだけだと思うのです。 そこが一番のポインツかと。 『挨拶もロクにできなかった無気力な少女が 生きる力を身につけていく』 みたいなコメントが多くて、見当違いだなあと 歯痒い気持ちになっていました。
生きる力っていうか、あれは恋だよ。ラブだよ。 ラストシーンのハクとの掛け合いは恥ずかしくって 見ていられません!まるきり女の目ですよ! テーマは“少女から女へ”。アダルティ!
電車のシーンは『銀河鉄道の夜』を彷彿とさせます。 母「そうそう、“かんぱ〜〜”ってね。 泣いたわ、お母さん、あの猫のやつ」 私「カンパネルラ」 母「そうそう、青いのがジョン」 私「ジョバンニ」 お母さん、ラッコの上着が来るよ。
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