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2004年08月13日(金) 夢日記『完』


私は数日前に、サバフライ型『ミイラ』をゲームセンターにて供養した。

部屋の掃除をしていたはずだった。紙製の箪笥が奥の方にしまってあった。引出しには懐かしい空気。3段目を開けた時、やっかいな事を思い出す。
捨てるのを忘れていた。
あの頃に捨てていれば良かったものを・・・後悔後悔後悔。

今更遅い。供養せねば。いったい何のミイラだか・・・。
とにかく形で言えばまさにサバフライみたい。でも、もっと小さい。
ほんとは見えないくらいに小さいのかもしれない・・・。
でも私には見えてしまう。

紙に包み大事に扱う。
朝早く、供養バスに乗った。未経験ゾーン、薄明るい。
神社について、紹介状を頂いた。私の行き先が決まった瞬間。
「供養場所:ゲームセンター裏口」

ミイラの何が嫌かってちょっとだけついた肉。
確実に肉と皮とが、骨にくっ付いてて
他人のそんな物を何で供養せねばならないのか
とにかく意味が分からないでも、供養する。
たぶんミイラの親戚は供養しない。から。私はミイラに取り付かれていたのだ。
ある意味親友。箪笥の3段目から私に取り付いていた。
何をやってもうまく行かない筈だ。
いつから私の過去に入りこんだのだか、そんな事分からない。私がいつか、あけてしまった心の隙間。たまたま押入れの奥の箪笥の三段目だったんだ。
私のせいなんかじゃないけど、私のせいでもある。


ゲームセンター裏口にいくと、占いババアみたいな奴がいて、金魚すくいのプールを管理してた。
赤と黒の金魚は尾ひれを揺らして泳ぐ、
私は、怖いけれど紹介状を渡した。占いババアは、プールにミイラと紹介状を投げ入れた。それで供養は終わり。
何日か前に、そんな夢を見たわけです。



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