後姿を見つけて飛び付いて、手を引いた。
――行こう
一言耳元で囁いて、走り出す。
――何処に
そんな声に、僕は腕2本分後ろを振り向く。
だけど、問いに答は返さなかった。
行こう。
行こう。
一緒に行こう。
ソラ マデ
キミが居なきゃ、駄目なんだ。
仏頂面で僕をねめつけるのを、にこりと笑顔でかわす。
――行こう
同じ言葉を繰り返す僕に、諦めたような溜息と
――……ああ
同意の言葉。
同意の、言葉。
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『それっぽい言葉で12の御題(@
インスタントカフェさま)』御題9『気のない返事』消化ー。意味の解らない詩でスミマセン…て言い飽きたのでもう言いたくないです(えー)。
気のない返事の裏側でドキドキしてたりするといい。ときめく。そういうのが大好きです。趣味嗜好がばれそうな発言ですね。ハハ。
どうでもいいですが最近詩が長めですね…。短いのが好きなんですが。