何も知らない振りをした笑顔を、貼り付けた。
彼は安心したように、それこそ何も知らないきれいな笑顔を浮かべる。
今になってしまえば酷く意味の無いことなのに。
それでも、微笑み合う。
彼の背中を見送って、深く、深く、溜め息を吐いた。
真実は、まやかしだ。
まやかしだったのだ。
しかし彼は、それでも真実を信じる。
そんな彼を、こちらもまた、信じてしまう。
欲しかったものは、何だったのか。
今となっては、酷く馬鹿馬鹿しいことなんだと、思う。
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『
それっぽい言葉で12の御題#1(@
インスタントカフェさま)』御題6『君の欲しかった真実』消化。
うーーーーーん;違う…気がする;ていうか上手い事言葉にならない。けど、実はこの御題が一番気に入った御題でした。小説とか書きたい感じ。
ところで8月かなり珍しく頑張って更新してますね!(自画自賛)しっかし相変わらず暗いのは何故だ…;