ゆうべの酒日記

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2004年12月04日(土) インサイドラインは入りが悪い様子

昨日は午後から、PCが届いたり、紛失届け12件分を書けと言われたり、
2時間くらいは充実した。
出張だったり有給だったりで出勤者が少なく、わりと快適な一日だったか。

終業後、浅草線で銀座へ。
目的地を確認して、付近の手ごろな飲み屋を捜していたら、映画館のあるところに
宮崎料理のカウンター飲み屋があったので入った。

でも中に貼ってあった本日有効メニューはコロッケとかポテトサラダとかイカ刺とかだった。
飲んだのは生とおごじょ水割り2。
肴:イカ刺しとブリ大根

そこのおねえさんは、うちの母とか、信子おばさんに雰囲気が似ていた。
信子おばさんは、満州で両親を失くして父の家で育ったんだかなんだったかの
結構美人で水商売っぽい気さくな北海道の人だ。

炭鉱で働いてたご主人が事故で下半身不随になったけど、そのご主人はなんだかダンディな渋い男で
信子おばさんはそのご主人に頼りきっていた。でも10年くらい前にご主人は死んじゃった。

おばさんは泣いてばかりでみるみる痩せて、そのときは周囲も大変だったそうだ。
そしておばさんは、ちょっとおバカさん。だから思い出すと心配になる。
ブスバカは誰も寄ってこないけど、美人でバカは悪い男につかまってロクなことがないの法則。

そんなことを思いつつ、時間になったので目的の床屋に行った。
階段を降りて店に入ると、閉店後の狭い店内に2人の理容師さんがいた。
でも一人は着替えて帰った。

理容師さんて、あたり障りのない上手なトークをするイメージがあった。
でもその理容師さんは、どっちかっていうとそうでもない方だった。

しかし必要事項だけ説明して終わりかというとそうでもなく、
「もしあれだったら、ネイルもやりましょう」とか
「今度まつ毛パーマも1000円でやりますよ」とか
変化しない表情の中にも、内心張り切ってる感じが伝わった。

既に異空間酔いで麻痺が始まっていたのか、あんまり怖いとも思わなくなっていた。
でも痛みに関することとか、「個人差ありますが、ゆっくりやりますから」みたいなフォローがあった。

綿棒で下瞼になんか塗られた。それから冷やされた。
ではいきます、って感じで刺された。
動きは「クリッ」って感じて、眉毛抜きくらいの痛み。
ただ、目玉を指で見開かれているので乾燥でヒリヒリし、瞬きがしたかった。

一回じゃ定着しないので、一週間ずつおいてあと二回来てもらて、
そのあとまたちょっと置いてから睫パーマしましょう。
とのことだ。

今回の仕上がり、右目がインサイドラインで左目は睫の隙間を埋めた状態。
左右を違うやり方にしたのは、二回目すっぽかされないためなんだろうか。
まあ目尻側3分の1しかやってないので激しい違和感はない。

眼球乾燥タイム終了後、ペンチみたいなのでやる爪切りと爪磨き。
何か塗ったかのように爪がツルツルになった。やはり男は摩擦力が違う。
ついでに、2枚爪ですね、という新事実も発覚。

終わったのは20時台、日比谷線で逆方向に乗ってしまい20分ロス。
帰宅は21時半すぎ。

ダンナさんがお酒を買ってくれており、飲もうか飲むまいか微妙だったけど飲まなかった。
そしたらなかなか寝られなかった。

21時とか22時とかに寝てるというと、えー!って皆さんに言われるけど
なるほどそういうことなのかと思った。みんな毎日眠くなるまでは飲まないのね。

やっとウトウトした頃、ダンナさんの寝室のほうからコドモとダンナさんの話し声が聞こえてきた。
おまえと一緒に寝ると、二人ともお喋りだから、なかなか寝れないなー
とか言ってた。

仲良しで結構だけど、うるさいから早く寝てくれないかな、と、思っても思っても
話は延々と続いた。

次々と話を振っているのはダンナさんの方だと途中で気が付いた。
最近なっちゃんと遊んでないの?自転車買ってよかっただろ?

コドモの返事が聞こえなくなって、ダンナさんの振りも間隔があいてきて、
あー、やっと終わりか…と思ったとき、「そういえばマラソンはどうなの?」と。

こんなふうに人がウットリ楽しい時間を過ごしてるときに、それを邪魔するのは
絶対に良くない事だと、私は心に常に刻んでいる。

なので当然何を用意したつもりもなく、「いいから早く寝て!!」とただ心の中で叫んだ。
そしたらついでに声も出ていた。

静かな夜が戻ってきて、ダンナさんの従姉妹んちのミユちゃんと橋の上で遊んでる夢を見た。

「遊んでる」んじゃなくて、子守で遊ばせに外に出たって感じだったかな。
二人きりじゃなくてもう一人いた。私のコドモかもしれない。
私とコドモ?が橋から下を眺めている間に、ミユちゃんがどっかの隙間から土手に出てしまっていた。
そして転んで雑草につかまってぶらさがっていた。
あー!あぶない!でも土手に出る隙間は私じゃ入れない!
ミユちゃんはあっけなく落っこちた。浅い川に、仰向けで落ちてくのが見えた。
生きてる?動ける?怪我したの?と思った。
ミユちゃんはびっくりした顔で固まっていたけど泣かずに動き出した。
あーよかった!すぐ降りていかなきゃ!でもどこからどうやってそこに行けばいいか不明。
そうこうしてるうちに、ミユちゃんはヨロヨロ土手の方に歩いて、側溝に強力に吸い込まれた。
かと思えばピンボールみたいに弾かれ出てきた。
そのあとからオランウータン(人間の成人サイズ)みたいなのが出てきた。
そこは猿の巣かなんかだったみたいで、ミユちゃんはそれに弾き飛ばされ出たらしい。
わー!殺される!と思ったら、オレンジのパーカーを着たミサちゃん(コドモの友達)が
物干しざおを振り回しながら「ワー!」って言って排水溝?から走り出てきた。
ミサちゃんは猿を追っ払った。
排水溝だ!と気づいた私達は降りて行ってミユちゃん奪還に成功した。
でもそのあとまた橋の上でなんかしていたら、今度はミユちゃんの実の伯母さんが目を離した隙に
また落っこちたミユちゃんだった。
そんときはダンナさんの親戚が周りに何人もいたようだった。
また何かして助けたんだけど、とにかくそのへんは湿ったジャングルで、猿の気配が怖かった。

起きたら7時45分。
何気なく目をこすったら、墨汁のカスみたいなのが手についてきた。
目頭にもそんなのが入ってた。